東方ファイトスレ @まとめウィキ

39スレ第14戦

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匿名ユーザー

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映姫「秩序の番人・裁きの断罪閻魔ジャ―――ッジメントシ―――ズゥンッ!!」
文「えっ」
小町「えっ」
勇儀「なっ、何モンだいっ!?」(←素)
星「ごはんはまだですか?」(キリッ!)

映姫「何者とは失礼な。私は秩序の番人・裁きの断罪閻魔ジャッジメントシーズン。
 通なファンには"JS"と 呼ばれている。ヤワなご当地ヒーローなら右フック一発でピチュるぞ?」
文「いや、だから何で?」
映姫「ファイトしに来たに決まっているだろう?  久々の闘いに私の血も滾っているぞ?」
小町「久々て…。映姫様、今日はJSじゃなくて映姫様が闘うんですが」
映姫「分かっている。"寅うっかり病が再発し、うっかりJSの衣装を着てきちゃった映姫様"だろう?
 だから私はJSの衣装を着てきた。何もおかしな所は無い。…虎耳と尻尾には目をつぶって欲しいが」
文「…つまり『JSの衣装を着ているが私は四季映姫だ』…って事ですか?」
映姫「私がJSだって言ってるだろうがッ!この暴れん坊天狗―――ッ!!」(ボンオッ!!←右フック)
文「うっかり自分でバラしちゃったこの人――――!!?」(ピチューン!)
星「JSの正体が映姫さんだろうが、JSの名を語っているだけだろうが私には関係ありません。
 命蓮寺の名にかけて、この勝負に勝つ。それだけです」(キリッ!)
勇儀「ん。閻魔さんの代わりにあんたが私の料理を食べるって事でいいんだね?」
小町(こいつら分かってねぇ……)

勇儀「それじゃあまずはスープから。『大江山颪白澄み汁』だ」(←まさかの体育着エプロン)
映姫「(コクッ…)濃厚な味の割に口あたりはまろやかですね」
星「大江山の山肌を薄く丁寧に削り、怪力乱神で液状にした物と見受けましたが?」(キリッ!)
映姫「付け加えると、液状にする前に山颪に晒して大江山の山肌独特の粗(あら) を取り除いていますね?」
勇儀「正解だ。…やるねぇ二人とも。こりゃ私も腕の振るい甲斐があるよ!」
小町(何でそんなモン飲めるんよ…)

勇儀「次に前菜だね。『地底曼陀羅樹の香の物・釣瓶落としの桶漬け』さね」
キスメ「たすけてー」(ヌッチャヌッチャ)
星「(シャクッ)…ふむ。曼陀羅樹の葉は舌に絡み付くので人気が無いですけど、これを歯で噛み切る感触がたまらないですね!」(キリッ!)
映姫「曼陀羅樹の葉がキスメの風味をしっかりと吸っている…。
大味になりがちな曼陀羅樹をよくぞここまで風味豊かに仕上げましたね」
勇儀「いやあ、香漬けにする所までは思いつたんだがね。キスメが通りがからなきゃ、こいつは作れなかったよ」
キスメ「しくしくしく~」(ヌルヌル)
小町「曼陀羅樹の葉自重しろ」

勇儀「次はメシ物だね。萃香直伝『ミッシングライスボール』だよ!」
映姫「(モグモグ…)只のおにぎりではありませんね。何十合かの御飯を怪力乱神で圧縮した物ですか」
星「しかし、御飯のふんわり感はまるで損なっていませんね。これなら20個はいけます!」(キリッ!)
小町(スペカみたいな名前…)

勇儀「さて、次はお待ちかねの肉料理!『ベヒんモス的な何かのビーフストレングス』さぁ!」
小町「ゲェ――ッ!?色々パクってる――っ!?」
勇儀「旧都の郊外に魔獣が出てきたから退治した。これはその肉をじっくり四日かけて煮込んだモンだよ」
映姫「ただ煮込んだだけでこの味わい…。これは今までの肉料理の概念を覆します!」
星「(ハフッ、ハグムッ、ハヒハフグッ!)」(←夢中)
小町「(キリッ!)はどーした」

勇儀「絞めの海鮮…といきたいが、生憎幻想郷には海が無い。だから地底湖の魚で代用した。
 『六足竜魚とパルスィの唾液のプロヴィデンス風』だ。」
パルスィ「オイィ!! 何かとんでもない材料が混じってたんですけどォォォォォ!?」
映姫「(パクッ…)………。」
星「(パクッ…)………。」

   (ガタッ←起立)×2

映姫「……星熊勇儀。貴女と、そして今回のファイトに巡り逢わせてくれた総ての者に感謝しましょう」
星「最後の最後にこんな素晴らしい料理を食べられた事を毘沙門天様に感謝します。勇儀さん、もちろん貴女にも」

   (ガッ!!←三人、固い握手) (ワーワー) (ヒューヒュー)

 …会場から拍手と喝采の雨が降り注ぐ。もはや勝負の結果などどうでもよい。
 あえて言うならば今、会場の中央で固い握手を交わす三人が勝者だった。
 料理によって結ばれた厚い絆……。このファイトで会場の全ての者が感じた何か……。
 我々は忘れてはならない。東方ファイトとは争う為のものでは無く、競い合い、お互いを高める為のものだという事を……。


小町「四季様、あたい感謝しました!四季様も寅丸も格好良かったです!」
映姫「小町…。ありがとう」
星「良かったですね映姫さん。 …あ、よかったら小町さんもどうぞ」(小町の口に料理を一口)

小町「………………ぎゃあ~」(バタリ)

会場「…………(シ――ン)…………。」

勇儀「そうだ!まだまだ料理は山ほどあるんだ。会場のみんなにもおすそ分けしようじゃないか!」
星「それは良い考えです!」
映姫「異論はありません。むしろ、この料理は皆で分け合うべきです」

会場「…………。」

   ワアアァァァアァァ――ッ!!!(←会場大混乱)

   結果:参加者全員勝利

 ※ちなみに、JSの正体は終了後のドサクサでうやむやになりましたとさ まる
































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