乾いた叫び

乾いた叫び ◆Ok1sMSayUQ



 因幡てゐの半生は、世渡りに次ぐ世渡りだった。

 地上の兎のリーダーとなってから、仲間の、ひいては自分の身を守るために様々な知恵を凝らしてきた。
 妖怪との直接的な戦闘を避けるべく、仲間をまとめ迷いの竹林に居を移した。
 妖怪兎は妖獣ではあったが、その実態は妖精と殆ど変わらない存在だった。
 力は弱く、性格は無邪気なもので争いは好まない。
 そのくせ逃げ足だけは速いものだから、力を蓄え調子付いてきた妖怪どもに追い回され、狩りの獲物のように扱われるのが常だった。
 妖怪の賢者達はその実態を知りつつも、なんら手助けをしてくれることはなかった。
 どちらかというと妖怪兎は獣に近い。だから、ハンティングとして格好の的であり、
 妖怪としての攻撃性、妖怪としての体裁を保つためにはちょうどいい存在だった。
 狩られることを、黙認していたのだ。
 てゐももちろん例外ではなかった。長寿ゆえ知識は深く、妖怪の弱点を突いては追い返す日々を送ることができてはいたが、心休まることはなかった。
 竹林で罠を張り、妖怪の襲撃に備える一方で、現在の状況を改善すべくリーダーとしての交渉も行ってきた。
 妖怪として、戦いは避けられない。ならばせめて一方的な攻撃はやめさせて欲しい。
 それは弱者の意見だった。意見は黙殺された。代わりの意見がない以上、現状を維持するのに一番良い方法を捨てることは許されなかった。
 てゐは強者の倫理を知った。幻想郷はそこに住む『幻想の存在』のものではなく、『強者』のためのものだった。
 心底落胆した。結局は『平和』など『強者のための平和』でしかない。
 自らの強さを誇示できるなら、己が利権を保っていられるなら、その他大勢を犠牲にすることも許される。
 ならば強者の倫理に入ってみせるしかなかった。虐げられる側から、虐げる側になってみせるしかなかった。
 強い奴の玩具にされるのだけは嫌だ。強者への怒りと怨恨がてゐを動かす原動力になった。

 スペルカードルールが制定され、曲りなりにも決闘の体裁が整うまで、てゐは戦いに次ぐ戦いを続けてきた。
 仲間をとりまとめ、卑怯だろうがなんだろうが身を守るために集団での戦いを教えた。効果的に敵を痛めつける罠も教えた。
 怪我をしたときの治療法も教えた。とにかく生き延びてみせ、組織としての強さを手に入れなければならなかった。
 妖怪単体なら殆ど脅威にならなくなってきたところで、スペルカードルールが制定された。
 妖怪兎達は一方的な狩りをされることはなくなった。てゐの仲間を率いての戦いも終息を迎えていた。
 その反動からか、仲間の兎達は今まで以上に争いを嫌うようになり、殆どが今まで同様竹林に篭って暮らすことを選択していた。
 戦いに疲れていたのだ。安心感が、恐怖を厭戦気分へと変えたのだった。
 だが、長年に渡る戦いの中で、強者の倫理を取り込みあらゆるものを疑ってこなければならなかったてゐは安心することはなかった。
 いつか、また自分達が虐げられるような理不尽が通るかもしれない。
 組織的に戦ってきたとはいえ、固体は弱いのが妖怪兎だった。どんな形で虐げられるか分かったものではない。
 強くならなければ、生き残れない。幻想郷は所詮強者のものだという考えは、深くてゐの頭に根付いていた。
 そんなとき、永遠亭の連中と知り合ったのだった。月人らしいお姫様と、その従者二人。
 月人はそれだけで幻想郷のどの妖怪よりも強いと知っていたてゐは早速交渉を開始した。
 スペルカードルールが制定されて以後、幻想郷のルール遵守の風は強く、新参者である永遠亭の者達は幻想郷がどんなところか全く知らなかった。
 他にも人間側とのバランスを取るために作られたルールは多く、それを教え、幻想郷と風当たりをなくさせることを条件に妖怪兎達の保護を要求した。
 永遠亭側はあっさり受け入れてくれた。元より穏やかに暮らしたいという要望と一致していたからだった。

 永夜事変以降、永遠亭の存在が明るみに出てからも関係は良好に続いた。
 てゐの入れ知恵によりすんなり人間側とも溶け込めていたのが良い結果となった。
 新参者だったが、疎外されることも虐げられることもなく、独自の勢力として認知されることとなった。
 ようやく、てゐは弱者ではなくなったのだ。
 誰からも虐げられることのない、本当の意味での平和を手に入れた。
 同じ兎という立場だからか、鈴仙・優曇華院・イナバは比較的自分達によくしてくれていたし、
 蓬莱山輝夜や八意永琳も月にいたころを思い出すようで、可愛がってくれていた。
 対等で平等な関係を手に入れたが、てゐはそれに甘んじることなく敵対心を持つことを忘れなかった。
 妖怪兎は、本来こんな存在であってしかるべきだったのだ。
 愛玩動物のように見られてもいい。とにかく良好な関係さえあれば良かったのに、昔の賢者達は自らの力の誇示のためだけに虐げてきたからだった。
 強者の倫理を押し付けられた不信感は強く、てゐは永遠亭との関係を深める一方でそれ以外と殆ど関わらなくなった。
 外回りの仕事は鈴仙が受け持ってくれていたし、殆ど自分から何をする必要はなかった。
 なるべく仲間をまとめ、ちょっかいを出されないように見ておくのがてゐの仕事になった。
 とは言うものの長年連れ添ってきた仲間達の団結は深く、それほど見張らなくても良くなったので、てゐは遊びに出かけることも多くなった。
 知恵者であるてゐは大抵の妖怪に対抗できるだけの知識があったし、何かあっても永遠亭の仲間が助けてくれるだけの信頼を築いていた。

 そう。本当に、永遠亭の仲間は信頼していたのだ。
 昔に何があったかなんて尋ねるような野暮なことはしなかったし、お互いのプライベートに立ちいらない心の広さがあった。
 それは不死から来る楽観的なものだったのかもしれないが、自分達を可愛がってくれるだけのゆとりを持っていた輝夜達は幻想郷の妖怪なんかよりも遥かに好ましかった。
 なのに裏切られた。
 輝夜も、永琳も、鈴仙でさえ自分を見捨てた。
 本当の意味で仲良くしてきたつもりだったのに、あっさりと切り捨てたのだ。
 これは殺し合いだから。弱い奴は捨てられて当然なんだと言い切って。
 再び強者の倫理を押し付けられたことよりも、彼女らからそう言われたのがショックだった。
 心を許していた分、傷は深かった。
 ある程度の打算を働かせていたとはいえ、本気で見捨てるつもりはなかった。
 敵ばかりの幻想郷で、唯一最初から理解を示してくれていたことに、多少の恩義を感じなかったではないのに。
 彼女らも所詮同類だったのだ。
 だからもう誰も信じないと決めた。
 弱くても、自らの力だけでどうにかして強者に取り入り、また自らが強者になる道を選ぶしかなかった。
 虐げられる恐怖から逃れるためには、自らが強者になるしかない。
 全てに絶望したてゐは、それでも生きようと必死だった。
 身につけてきた知恵を小賢しいものだと言われても、信頼していた仲間から裏切られても。
 死にたくなかった。生きていたかった。……いや、惨めになりたくなかった。
 誰も彼もが、自分を見下ろす。見下ろして笑う。強者の笑いを押し付ける。それが、許せなかった。
 弱い種族に生まれたことそのものが悪だと言って恥じない強者が許せなかった。
 生きて、生きて、生きて。見返してやりたかった。それだけだった。
 でも、それもできなくなった。
 妖怪兎としての、最大の武器さえも奪われて……
 因幡てゐは、強者になる権利を奪われた。
 ただ長生きしているだけの、古参の妖怪にしか過ぎなくなった。
 既にして幻想郷の論理を受け入れてしまっているてゐには、もう絶望の一語しか浮かばなかった。
 殺されるだけ。後は、ただ殺されるだけ。
 惨めに見下げられて、たった一人で。

 嫌だ、そんなの。

 暴走した感情と本能に突き動かされててゐは走り続けていた。
 周囲の景色は、既に見えなくなっていた。
 どこに向かって走っているのかすら判断もついていなかった。
 真実の恐怖。もう救いなど残っていないという恐怖のみが体を動かしていた。
 そうして、向かった先は――森だった。

 そこは偶然辿り着いたのに過ぎなかった。
 けれども、生物としての本能が、身を隠すためにはそこが一番だと知っている本能が森を選ばせたのかもしれない。
 魔法の森。そこだけ夜と言っても過言ではないほどの、太陽を覆い隠す葉を茂らせた木々がそびえる場所。
 夜ともなれば殆ど光という光を閉ざし、誰の目からも見つかりにくくさせる。
 他にも怪しげな植物や異様な匂いを発するキノコなどが無数にあるため、人間だけでなく妖怪でさえそこに好んで入り込むことはなかった。
 だから、逃げるには絶好の場所だったのだ。
 額に脂汗を浮かせ、息も絶え絶えに、足をもつれさせながらもてゐは森の中へと逃げ込んだ。
 もう何をする気もしなかった。
 やったところで、それが自らの生存に繋がると思えなかったから。
 逃げているのはただの延命策に過ぎない。
 意味がないなんて、分かっている。分かりきっている。
 でも誰が助けてくれる? 誰が手を伸ばしてくれる?
 今までだって誰も手を差し伸べてくれなかった。
 弱く生まれた方が悪い。強くいられなかった方が悪い。
 ある意味では、正しいのだろう。弱肉強食は自然の摂理だ。原初のルールとしてそういうものがあると知っている。
 けれども、自分達は知性のある生き物で、それぞれに思うことがあって生きているのだ。
 喜びだってするし、悲しみだってする。単純な動物や、虫なんかじゃない。
 強くなければいけないのか? 弱かったら、それだけで生きる資格を、生き物らしく生きる資格を失うのか?

 強くなりたくても、強くなれない、私達は。
 どうやって、強くなればいい。
 どうすれば――知性を持った存在として生き、死ねるの?
 私の望みはそれだけなのに。
 最初から、誰かを陥れたり、騙したりしたいわけじゃなかった……!

 それは真実一人になってしまったことで、ようやく口に出すことのできた本当の願いだった。
 疑うことを強いられ、戦い続けるしかなかったてゐの心からの言葉だった。
 同時に、生き抜くために強者の論理に身を投じてしまった結果、その圧力から逃れられなくなってしまった者の言葉だった。
 だからこそ救われない。一度でも自らの意志で他者を排除し始めた瞬間、平和からもっとも遠ざかった存在になったのだ。
 妖怪の闘争に身を投じ、共食いを始めるようになった、醜い化け物……
 その事実に愕然とした頭が、一瞬命令をやめてしまった。足を動かすことを忘れてしまった。
 慣性に従って前に進み続けていた体は止まらない。足をもつれさせ、ごろごろともんどりうって倒れてしまう。
 流石に妖怪兎の速力は伊達ではないらしく、何度も体が回転していた。
 そして、唐突に。

『警告します。禁止区域に抵触しています。30秒以内に退去しなければ爆発します』

 カウントダウンが始まった。
 ピピピ、と。
 プリズムリバー楽団の幻想の音色のような、しかし嫌に気味の悪い音が聞こえていた。
 は、とてゐは声にならない声を上げていた。
 爆発。それは、禁止エリアに入ってしまったということだった。
 てゐの頭に、あの酒蔵で命を散らせた娘の姿が浮かぶ。
 殺される。あんな風に。
 立ち上がり、一刻も早く逃れようとする。
 だが、そこで気付いた。
 見回しても見回しても、辺りは一面森で、どこがどの方角に通じているかなんて分からない。
 頼りの耳は既に役立たずと化している。どっちへ逃げるのが正しいのか。

「ちょ、ちょっと待ってよ」

 血の気が引いた。ぐるぐる見回せば見回すほど方向感覚は消え失せる。
 目印はない。あるのは気味悪く生い茂った深い緑の草木ばかりで、十数歩進んだ先は何も見えない暗闇だった。
 誰もいない。たった一人ぼっちで死ぬ。ひとり寂しく。

「やだ、まってよ、そんなのやだよ」

 見捨てられ、見放され、最後にはたったひとりで――
 皆を騙そうとしてきた報い、因果応報というのなら、そうなのだろう。
 けれどもそれにしたって、この仕打ちはあんまりじゃないか。
 そう感じたのは、元は兎だったからなのだろうか。
 あと10秒です。
 そう語りかける幻想の無機質な音声だけが、地獄への片道切符に付き合う存在だった。
 本当に、死ぬ? もはや現実逃避するだけの猶予もなくしたてゐは、両目から涙を流した。
 嘘泣きなんて散々やってきたのに、本当の意味で流す涙は、こんなにも細い。

 助けてよ。
 いい子に、なるから。

 嘘つきの末期の声は、あまりにもありがちで、みじめで。

 だから、私は――

「何してんだ!」

 脳に直接届くような鋭い声。
 殆ど反射的に突き動かされ、てゐは声のする方角に振り向いた。
 カウントは、既に5を告げている。

「早くこっち来い! 死ぬぞ!」
「魔理沙! 私が行くから、方向を!」

 魔法使いと、悪魔の妹?
 特に関わりもなかったはずの、自ら遠ざけてきたはずの存在。
 絶対に助けてくれることなんてないはずの存在。
 なんで、こんなところにいるんだろう。

「――真っ直ぐだ!」
「真っ直ぐね!」

 暗い魔法の森の中で、それは輝いていた。
 七色の羽。煌々と輝く悪魔の羽は、しかし暗闇にかかる、虹だった。
 小さな体躯が地を蹴り、腕をぐんと伸ばす。
 手を伸ばせ、と体全体で言っていた。
 てゐはほんの少しだけ昔を思い出した。
 全身の皮を剥ぎ取られ、痛みでのたうち、それでも誰でも助けてくれなかった。
 哀れで無様だと、見下ろすばかりだった。
 世の中を憎んだ。弱者は所詮弱者。強者の、笑いものでしかない。
 そんなとき、誰かが助けてくれた。かわいそうに、痛かったろう?
 あの時差し出された腕は、何の打算もない善意があった。
 だから。もう少しだけ世の中を信じてみてもいいと、あの時は思ったのだった。
 体が引っ張られる。ぐいと腕を掴まれたときに、手を伸ばしていたのだと分かった。

「「間に合えええぇぇぇぇぇぇっ!」」

 魔法使いと悪魔、二人分の声が重なる。
 風を切り、突き抜け、掻き分けて、


 ――カウントダウンが、止まった。

 勢い余って、ごろごろと転がるてゐと悪魔の妹。
 まただった。しかも最初よりスピードがあって、とても痛い。
 しばらくごろんごろんと回った体は、大きな木の幹にぶつかることでやっと止まった。
 ぱらぱらと木の葉が揺れ、落ちてくる。
 そのいくつかを体で受け止めながら、てゐはようやく生きていることを実感したのだった。

「あいたっ!」

 不意に間抜けな声が発した。
 隣を見てみると、同じく転がっていた悪魔の妹、フランドール・スカーレットが頭を押さえていた。
 その傍らには、大きな木の実がある。木に体をぶつけた拍子に落ちてきたのだろうか。

「もう、なによこれ!」
「ご褒美じゃないか?」
「だったら頭にぶつけないで欲しいんだけど!」
「私に言うなよ」
「これに言ってるの!」

 木の実を取り上げ、ぷんぷんと怒っているフランドール。
 魔法使い、霧雨魔理沙は笑っていた。
 あれだけ緊迫したやりとりがあったというのに、平然と笑っていられる彼女は何なのだろう。
 そう思うてゐだったが、自らの中にも可笑しさの種が芽生えているのが分かった。
 堪え切れず、笑った。何も考えずにそうしていられる、自然な笑いだった。

「なんで笑うのよ!」

 ひとり頬を膨らませるフランドールの姿だけが、滑稽だった。




【G-5 魔法の森 一日目・夜】

【霧雨魔理沙】
[状態]蓬莱人、帽子無し
[装備]ミニ八卦炉、ダーツ(3本)
[道具]支給品一式、ダーツボード、文々。新聞、輝夜宛の濡れた手紙(内容は御自由に)
    mp3プレイヤー、紫の調合材料表、八雲藍の帽子、森近霖之助の眼鏡
[思考・状況]基本方針:日常を取り返す
 1.霊夢、輝夜、幽々子を止める。
 2.仲間探しのために人間の里へ向かう。
 ※主催者が永琳でない可能性がそれなりに高いと思っています。

【フランドール・スカーレット】
[状態]右掌の裂傷、視力喪失(回復中。残り数時間程度で全快)、魔力大分消耗、スターサファイアの能力取得
[装備]無し
[道具]支給品一式 機動隊の盾、レミリアの日傘、楼観剣(刀身半分)付きSPAS12銃剣 装弾数(8/8)
    バードショット(7発)、バックショット(8発)、大きな木の実
[思考・状況]基本方針:まともになってみる。このゲームを破壊する。
1.スターと魔理沙と共にありたい。
2.庇われたくない。
3.反逆する事を決意。レミリアが少し心配。
4.永琳に多少の違和感。
※3に準拠する範囲で、永琳が死ねば他の参加者も死ぬということは信じてます
※視力喪失は徐々に回復します。スターサファイアの能力の程度は後に任せます。

【因幡てゐ】
[状態]重度の混乱状態、中度の疲労(肉体的に)、手首の擦り傷(瘡蓋になった)、右耳損失(出血)
[装備]白楼剣
[道具]基本支給品、輝夜のスキマ袋(基本支給品×2、ウェルロッドの予備弾×3)
    萃香のスキマ袋
    (基本支給品×4、盃、防弾チョッキ、銀のナイフ×7、ブローニング・ハイパワー(5/13)、MINIMI軽機関銃(55/200)
     リリカのキーボード、こいしの服、予備弾倉×1(13)、詳細名簿、空マガジン×2)
[基本行動方針]弱者のまま死にたくない
[思考・状況]
1.助かって良かった、けどどうして助けてくれたのだろう?




147:人を探して、三千歩 時系列順 149:Moonlight Ray
147:人を探して、三千歩 投下順 149:Moonlight Ray
137:通過の儀式/Rite of Passage 霧雨魔理沙 156:ウサギは寂しくなると死んじゃうの
137:通過の儀式/Rite of Passage フランドール・スカーレット 156:ウサギは寂しくなると死んじゃうの
141:らびっとぱんち 因幡てゐ 156:ウサギは寂しくなると死んじゃうの


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最終更新:2011年03月09日 20:35
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