なぜ私の才能を認めない……! なぜ金を貸さない……!
愚図どもめ、愚図どもめ!
金があるだけの無能どもめが!
金さえ、金さえあれば貴様らなぞに――!
父を、養わねば……、友の、病を、治さねば……!
金が、金が、金が要る……!!!!
みんなガこノ宝の山ヲ羨むようになル!
あのメルツェルにモ負けなイ大富豪になるんダァアアッ!
なぜだ……なぜ民衆が、私を裏切るのだ……、
こンなニ、クズ共ヲ、殺シてやッ、タノ、にィ……!
みンな、喜んでたジャ、ナイカァアアアアアアアア……!!!
違う、違う、違う……!
犯人が、どこかに真犯人がいるはずなんだ……!
見つけてやる、見つけて、探して、晒してやるッ!!
そうじゃなきゃあ、ダメだろうが!!
ぜんぶ、ぜんぶ、ぜんぶ病気のッ、病気のせいなんだァアアアア!!
ォお、オォオオオオオオ!!!
シ、死なせてヤる……!
死ネヌ者ミナ全テッ、救イヲォオオ――!
…………。ああ……
手間を、かけて……
ごめん、なさい、ね……ムッシュ……
誰も、この橋の先、伝説の怪物にたどり着かぬように。
『お願いだ、守っていてくれ』
『冷凍睡眠の保証期間残り:0年0日0時間』
『…………グランドクロー、は、現在、厳戒態勢、デス』
『当都市は重要区画、デス。
大勢の、避難者と、怪我人ガ、集まって、イマス』
『関係者以外は、立ち入らナイで、くだ、サイ』
『何も、壊さナイで、くだサイ』
先史の国立博物館。核シェルター並の防災能力を誇っており、
収蔵品を守りきった。だが、その手入れをする人間はいない。
ここには、かなり大きな都市があったはずなのですが……。
痕跡すらまったく残っていないなんて……。 -エル
非楽園に存在する、旧人類ウィルソンが放棄した廃工房。
彼女とケンペレンとの共同研究拠点として作られた場所。
この辺りは無限墓と呼ばれているわ。
元々はただの遺跡で、墓荒らし達が資材を勝手に漁っていくだけの場所だったのだけど…。
いつ頃からか、ロボットたちが遺跡を拡張し始めるようになったの。理由はよくわからないけどね。
だから、ここは墓荒らしの聖地。
漁っても漁っても尽きない、増え続ける墓標の街。 -再発明家テレジア
地球外知的生命体を殺害するために作られた実験都市。
今もその役目を保ち続けている秘匿施設。
ただ一人ここに残った男が、そうさせている。
絶対に壊れないと謳われ、事実その通りだった大橋。
橋を渡った先の街はもう無い。
誰もいない王国の中心。静かに徘徊する亡者達の大半は、
病ではなく、民衆の狂気により無惨に殺されている。
感染者たちの処刑施設。一部の者は治療法を探し続けたが、
結果として蛮族たちに乗っ取られた。
王国内でも特にエーテルの薄い、この時代の人間には厳しい地域。
だが、この地にのみ生息する貝を食すことで、エーテル無しでも健康状態を保つことができる。
古くより、この地にそびえる純白の城。
王国中から集められた集積エーテルにより、内部は異空間化している。
政府主導の地下研究都市へ繋がる地下通路。
時間逆行による復興プランの中枢施設であり、宇宙塔にエーテルを供給する -深度2
王国の最高峰。稀に蛮族が出没する。
先史においてはきらびやかな夜景が楽しめる、人気の観光スポットだった。
どこまでも伸びる無限の塔。元の入口は埋もれ、霊山の山頂からのみ出入りできる。
その性質上、閉じ込められれば脱出は困難であり、危険な病人の隔離に使われた。
かつてのエーテル研究機関による実験場。
災害の後、異常な速度で自然に飲み込まれ、全ての禁忌は隠された。
王国の辺境であるがゆえ、罹患した者が一人もいない街。
しかし流れ着いた噂は疑心暗鬼を呼び、人々を集団偏執病に陥れた。あなたの物語には何の関係も無い。