吟遊詩人はかく語りき

トレーラー


それでも少女は乞い続ける。
恵みを?救いを?——いや、違う。
望むものはただ一つ、心躍る冒険譚。
目を輝かせるその先に、どんな結末が待とうとも。
それでも彼女は、物語を聞き続ける。

注ぐほつれに花咲く虚妄、花弁散らすは4つの語り部
これより詠うは悲劇か喜劇か
さあ、物語のはじまり、はじまり——

モノトーンミュージアムRPG
「吟遊詩人はかく語りき」

——かくして、物語は紡がれる。

レギュレーション

  • キャラクター作成レベル5
  • 使用可能データは基本、IZ、TM、FT。ただし、GMに許可を得た場合シェヘラザードのデータも使用可能とする。

ハンドアウト

PC1

 コンストラクション:旅人 パートナー:シーナ
 あなたは根無し草の旅人だ。幾多の村や街を転々としつつ、時に紡ぎ手として異形を退治し、時にその英雄譚を面白おかしい物語として紡ぐような日々を送っている。
 今回あなたは、数年前にも訪れ、その際一人の少女と仲良くなった街、トレンツィオを訪れていた。久しぶりの再会を、あなたは少しばかり楽しみにしていたのだが……。

PC2

 コンストラクション:狩人 パートナー:トレンツィオの街の領主
 あなたは異形退治を専門とする狩人だ。あなたの中には異形を退治するという“正義”が深く根付いており、人々はそんなあなたを“魔狩人”と呼び畏怖している。
 そんなあなたは、とある旅人から「トレンツィオという街の領主が、もしかしたら異形かもしれない」という話を耳にした。一つの街を治める者が異形とは、何たる邪悪。もしその話が本当ならば、正義の名のもとに、自分が退治せねばならない。そんな怒りを秘めながら、あなたはその街へと向かっていた。

PC3

 コンストラクション:従者 パートナー:アイザック=セントローヌス
 「人々を貶める貴族たちはその地位を追われ、新たなる領主が、民を幸せへと導くのでした。めでたしめでたし」
 ——1か月前にその御標が下って以来、あなたとあなたの主人、アイザック=セントローヌスは、衛兵から逃げる生活を続けていた。紡ぎ手としての力を用いれば衛兵をまくことなどわけないが、あなたの主人の方はそうもいかない。
 それにあの御標が下ってからというもの、街の様子が少々妙である。あなたは主人を救うためにも、調査に乗り出すことにした。

PC4

 コンストラクション:裁縫師 パートナー:PC2
 あなたは組合に所属する裁縫師だ。ある日、あなたは“夜の女王”から奇妙な報告を受けた。何でも、ここ一月で歪んだ御標が幾度となく観測されているにもかかわらず、ほつれそのものは1度も確認されていない街があるらしい。
 いくら何でも奇妙なその街を調査せよ、というのが今回のお達しである。また折のよいことに、凄腕で有名な魔狩人がその街付近で目撃されているから、協力を要請するといい、とのことらしい。


用語紹介

シーナ
 数年前にPC1と知り合った少女。旅人の話を聞くのが好きで、前に会った際もよく話をせがんできた。その当時は、まだ5,6歳くらいだったのだが……。

トレンツィオ
 商いの国と聖都の中ほどに位置する街。代々セントローヌス家が領主として治めている。その土地柄、商いの国と聖都の中継地点として、多くの人々で賑わう街である。

アイザック=セントローヌス
 PC3の主人。21歳男性。トレンツィオの次期領主であった。人柄としては、正義感が強くて民の声に耳を傾けることのできる“真っ当な”貴族、といった感じ。贔屓目を抜きにしても、「人々を貶める」とは縁遠いと思われる。


去る語り部に曰く──



来る語り部の詠う所には──


最終更新:2019年06月05日 23:11
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