目次
文法概要
ツァルフィスの文は2次元的な広がりを持っていますが(後述)発音上や表記上の制約のためそれを1次元的な形で表現するのがツァルフィスの大きな特徴です。
基本語順
(逆進マーカー) 要素 パス 要素 パス … パス 動詞要素
上の形で表されるものを節と呼び、文はいくつかの節から構成されます。要素はいくら並列に並べてもよく、また、主節に限り必ずしも動詞要素で終わる必要はありません。
格とパス
ツァルフィスにおける格は一般的な用法とは異なり、文章の要素を入れる引数のようなものです。格は下の表のように2次元的に配置されています。
ロー\カラム | 具格 | 主軸 | 左地格 | 地格 | 右地格 |
第一補助 | 主格/S | 向格/ALL | |||
地格 | 接格/AD | 間格/INT | |||
第二補助 | 目的格/O | 処格/LOC | |||
具格 | 具格/INS | ||||
第三補助 | 動詞格/V | 奪格/ABL |
ツァルフィスには「ヘッド」と言われる概念があり、文中に現れた要素はヘッドの指し示す場所に格納されます。文が始まったときにヘッドを任意の場所に置き、格と格を結ぶパス(path)を通ることでヘッドを移動させます。それぞれのパスは下の表の通りに結ばれています。
S | O | V | ALL | LOC | ABL | AD | INT | INS | |
S | |||||||||
O | (a)m | ||||||||
V | - | (o)l | |||||||
ALL | (o)v | - | - | ||||||
LOC | - | (e)r | (a)n | f(i) | |||||
ABL | - | p(a) | (o)sh | - | d(o) | ||||
AD | (a)w | j(u) | - | q(o) | (a)th | - | |||
INT | - | - | - | tsh(e) | G(u) | b(a) | (u)k | ||
INS | (u)ts | (e)dh | t(u) | - | - | (a)zh | - | - |
パスには進行方向による違いはありません。また、パスで繋がれていない格どうしを移動する際にはどこか別の格を経由して移動してください。(複合パス)
後置詞
助動詞(後置詞省略可能動詞)
S[hu m twifa l dhuds] m ob.→
hu m twifa l V[dhuds ob]
hu m twifa l V[dhuds ob]