ウルティマオンラインの徳システムとは何か
{― Ultima IVから続くブリタニアの精神 ―
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ウルティマオンライン(UO)を遊び始めると、やがて目にすることになるものがある。
それが「徳(Virtue)」である。
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ウルティマオンライン(UO)を遊び始めると、やがて目にすることになるものがある。
それが「徳(Virtue)」である。
スキルでもない。
魔法でもない。
武器でもない。
魔法でもない。
武器でもない。
徳とは、その人物がどのような生き方をしているかを示す精神的な指標である。
多くのMMORPGでは、強さはレベルや装備によって決まる。
しかしウルティマシリーズは少し違う。
この世界では、「強い人間」ではなく、「善く生きる人間」とは何かを問い続けてきた。
それが徳システムの始まりである。
この世界では、「強い人間」ではなく、「善く生きる人間」とは何かを問い続けてきた。
それが徳システムの始まりである。
徳はどこから生まれたのか
徳の思想が初めて本格的に登場したのは、1985年発売のUltima IV: Quest of the Avatar
である。当時のRPGの多くは「魔王を倒す、悪の王を討伐する、世界を救う」という物語だった。
である。当時のRPGの多くは「魔王を倒す、悪の王を討伐する、世界を救う」という物語だった。
しかしUltima IVは違った。そもそも倒すべきラスボスが存在しない。
代わりにプレイヤーへ与えられた目的は、「Avatar(高潔なる者)になること」だった。
代わりにプレイヤーへ与えられた目的は、「Avatar(高潔なる者)になること」だった。
剣の強さではない。魔法の強さでもない。
人格を磨くこと。
人格を磨くこと。
それがゲームの目的だったのである。
当時としては極めて斬新な発想だった。
敵を倒すだけでは徳は上がらない。
盗みを働けば徳は下がる。
盗みを働けば徳は下がる。
困っている人を助ければ徳は上がる。
嘘をつけば徳は下がる。
嘘をつけば徳は下がる。
正しい行いを積み重ねることで、初めてAvatarへの道が開かれる。
そしてその思想は後のシリーズへ受け継がれ、最終的にウルティマオンラインの世界観の土台となった。
そしてその思想は後のシリーズへ受け継がれ、最終的にウルティマオンラインの世界観の土台となった。
三原理
徳には、その根源となる三つの原理が存在する。
・Truth(真実)
・Love(愛)
・Courage(勇気)
――である。
この三つは単なる言葉ではない。
ブリタニア世界を支える根本法則とされている。
ブリタニア世界を支える根本法則とされている。
・真実とは知識や誠実さ。
・愛とは慈しみや思いやり。
・勇気とは恐怖に立ち向かう力。
そしてこの三つが組み合わさることで、八つの徳が生まれる。
八つの徳
誠実(Honesty)
真実から生まれる徳
・嘘をつかない。
・正直である。
・自らを偽らない。
・正直である。
・自らを偽らない。
これが誠実である。
ブリタニアでは商人や学者との結びつきが強い徳とされる。
ブリタニアでは商人や学者との結びつきが強い徳とされる。
慈悲(Compassion)
愛から生まれる徳。
・他者の苦しみを理解し、助けようとする心。
・傷ついた者へ手を差し伸べる優しさ。
・傷ついた者へ手を差し伸べる優しさ。
それが慈悲である。
勇気(Valor)
勇気から生まれる徳。
・恐怖から逃げない。
・困難へ立ち向かう。
・敗北を恐れず進む。
・困難へ立ち向かう。
・敗北を恐れず進む。
それが勇気である。
正義(Justice)
真実と愛から生まれる徳。
・ただ正しいだけでは足りない。
・ただ優しいだけでも足りない。
・何が正しいかを理解し、誰かのために行動する。
・ただ優しいだけでも足りない。
・何が正しいかを理解し、誰かのために行動する。
それが正義である。
献身(Sacrifice)
愛と勇気から生まれる徳。
・自分の利益だけを求めない。
・時には他者のために犠牲を払う。
・時には他者のために犠牲を払う。
それが献身である。
名誉(Honor)
真実と勇気から生まれる徳。
・勝つことだけを求めない。
・正々堂々と戦う。
・誇りを持って生きる。
・正々堂々と戦う。
・誇りを持って生きる。
それが名誉である。
精神(Spirituality)
真実・愛・勇気すべてから生まれる徳。
三原理を理解し、調和させ、高い精神性へ至ること。
それが精神である。
謙虚(Humility)
八徳の中でも特殊な存在。
・どれだけ優れていても、自分を偉いと思わない。
・どれだけ強くても、慢心しない。
・どれだけ強くても、慢心しない。
それが謙虚である。
Ultima IVでは最も到達が難しい徳として描かれている。
徳のシンボル
ブリタニアでは各徳に象徴となる記号が存在する。
これらは神殿や書物、装飾品などに用いられている。
これらは神殿や書物、装飾品などに用いられている。
徳 シンボル
Honesty ワインカップ
Compassion ハート
Valor 剣
Justice 天秤
Sacrifice アンク
Honor 聖杯
Spirituality 螺旋
Humility 羊飼いの杖
マントラ
各徳にはマントラと呼ばれる祈りの言葉がある。
神殿で瞑想する際に唱える神聖な言葉である。
神殿で瞑想する際に唱える神聖な言葉である。
徳 (マントラ)
Honesty ( Ahm )
Compassion ( Mu )
Valor ( Ra )
Justice ( Beh )
Sacrifice ( Cah )
Honor ( Summ )
Spirituality ( Om )
Humility ( Lum )
古いUltimaシリーズでは、神殿でこのマントラを唱えることが修行の一部だった。
現在のUOではあまり意識されないが、ブリタニア文化を理解するうえで重要な要素である。
現在のUOではあまり意識されないが、ブリタニア文化を理解するうえで重要な要素である。
徳と都市
ブリタニアには八徳それぞれに対応する都市が存在する。
各都市は、その徳の精神を象徴する場所として建設された。
各都市は、その徳の精神を象徴する場所として建設された。
徳 → 都市
Honesty → Moonglow(ムーングロウ)
Compassion → Britain(ブリテイン)
Valor → Jhelom(ジェローム)
Justice → Yew(ユー)
Sacrifice → Minoc(ミノック)
Honor → Trinsic(トリンシック)
Spirituality → Skara Brae(スカラブレイ)
Humility → Magincia(マジンシア)
例:
トリンシックは「名誉を重んじる騎士」の町。
ユーは「法と裁き」の町。
ジェロームは「戦士たち」の町。
ムーングロウは「学問と魔法」の町。
それぞれが徳の思想を反映している。
都市を巡りながら世界を理解していくことも、Ultimaシリーズの楽しみ方の一つだった。
都市を巡りながら世界を理解していくことも、Ultimaシリーズの楽しみ方の一つだった。
徳が存在する意味
なぜウルティマには徳があるのだろうか。
それは「プレイヤー自身へ問いを投げかけるため」である。
・強さとは何か。
・正しさとは何か。
・勇気とは何か。
・優しさとは何か。
・正しさとは何か。
・勇気とは何か。
・優しさとは何か。
そして、人はどう生きるべきなのか。
ブリタニアの徳は、単なるゲームシステムではない。
ブリタニアの徳は、単なるゲームシステムではない。
世界観そのものなのである。
だからこそウルティマオンラインでは、二十年以上経った今でも「徳」という言葉が特別な意味を持ち続けている。