●PHASE1
メル:どうです、ジャッドさん。
ネイティアルの扱いには慣れましたか?
ネイティアルの扱いには慣れましたか?
ジャ:うむ、興味深い話じゃ。
ネイティアルに自由意志が無いとはのう。
ネイティアルに自由意志が無いとはのう。
これはいずれ
詳しく研究してみなくては……
詳しく研究してみなくては……
メル:……とても気に入られたようですね。
それでは参りましょうか。新たなる地へと……
●PHASE2
ジャ:メルレット殿、ワシは
長い間魔術の研究を続けてきた。
魔術は、この世界の真実を解き明かすはずだからじゃ。
長い間魔術の研究を続けてきた。
魔術は、この世界の真実を解き明かすはずだからじゃ。
しかぁし!
この年になっても一向に真実に辿り着けん。
この年になっても一向に真実に辿り着けん。
一体この世界は、どんな法則で
成り立っておるのじゃろうか。
その真理はどこにあるんじゃろうか。
成り立っておるのじゃろうか。
その真理はどこにあるんじゃろうか。
メル:……ジャッドさんは、
それを探すために召喚術を?
それを探すために召喚術を?
ジャ:うむ。
同じ魔力を元としながら、
魔術とは異なる体系を持つ魔導技術……
同じ魔力を元としながら、
魔術とは異なる体系を持つ魔導技術……
ネイティアルの召喚術には
ワシも学ぶべきことが多いのじゃ。
ワシも学ぶべきことが多いのじゃ。
今までの研究に欠けていたものが
見つかるかもしれん。
どうかよろしゅう頼むぞ、メルレット殿。
見つかるかもしれん。
どうかよろしゅう頼むぞ、メルレット殿。
メル:ええ、喜んで。
お力になれるかどうかは分かりませんが、
私の知る召喚術をお伝えします。
私の知る召喚術をお伝えします。
それでは旅を続けましょうか。
その真実……
私も少し、見てみたいと思いますから。
私も少し、見てみたいと思いますから。
●PHASE3
森の中を歩くジャッド
ジャ:(?)
おや……ここはどこじゃ?
道に迷ってしまったのう。
視線の先に柄の悪い娘(ファイター)と柄の悪い青年(ビースト)
ジャ:おお、そこの若者よ。
ちょいと道を尋ねたいのじゃが……
ちょいと道を尋ねたいのじゃが……
柄娘:あン? なんだいアンタ。
柄青:チッ、ジジイか。
まあいい、しなびたジジイでも
金目のものを持っているかもしれねえからな。
金目のものを持っているかもしれねえからな。
柄の悪い娘&青年に捕らわれるジャッド
ジャ:わ、何をする。
や、やめーぃ……!
●PHASE4
ジャ:ふう、なんとか逃げ出したワイ。
やれやれ、最近の若いもんは……
やれやれ、最近の若いもんは……
さて、こうしてはおれんの。
闇の気配はすでに相当強まっておる。
術は完成したとみて間違いないじゃろう。
術は完成したとみて間違いないじゃろう。
この分では、
急がねば手遅れになるかもしれんな。
急がねば手遅れになるかもしれんな。
ふむ、メルレット殿とはぐれたのは
丁度良かったやもしれん。
丁度良かったやもしれん。
召喚術も基礎は把握したことじゃし、
ここは一つ、先に進ませてもらおうかの。
ここは一つ、先に進ませてもらおうかの。
悪いのう、メルレット殿。
●PHASE5
森の中を歩くメルレット
メル:この異様な気配は……
まさか、強力な闇の力……?
しかしこんな近くに感じられるなんて……
しかしこんな近くに感じられるなんて……
(!)
メルレット、柄の悪い娘&青年が倒れているのを発見する
柄娘:な、何なんだよあのジジイ……
妙な術を使いやがって……
妙な術を使いやがって……
柄青:ふ、触れただけで体が……
くっ、げほげほ……
メル:これは、闇の力を用いた魔法……
(そういえば、山に篭って人を寄せ付けず、
禁呪の研究を繰り返している
大魔法使いがいると聞いたことがあります。)
禁呪の研究を繰り返している
大魔法使いがいると聞いたことがあります。)
(まさかジャッドさんが……?)
●PHASE6
メル:ジャッドさん、
やはりあの禁呪を使ったのは、貴方だったのですね。
やはりあの禁呪を使ったのは、貴方だったのですね。
闇の力を利用した魔法……
それ自体を問うつもりはありません。
それ自体を問うつもりはありません。
ですが、目的は聞いておきたいと思います。
これから貴方は、何をするつもりなのですか?
これから貴方は、何をするつもりなのですか?
ジャ:ほっほ、そう怖い顔をするでない。
彼方を見つめるジャッド
ジャ:メルレット殿や。
ワシは真理を探究するうち、
一つだけ成功したことがある。
ワシは真理を探究するうち、
一つだけ成功したことがある。
この世界と、別の世界を繋ぐ方法じゃよ。
ギド・カーンという男を知っておるかの?
あの男、手下を使って
ワシの元から秘術を盗み出しおっての。
それを使い、人界でなにやら企んでおるようじゃ。
ワシの元から秘術を盗み出しおっての。
それを使い、人界でなにやら企んでおるようじゃ。
まあそんなことはどうでもよいが、
あれはワシの研究……
そろそろ返してもらおうかと思っての。
あれはワシの研究……
そろそろ返してもらおうかと思っての。
メル:そうでしたか……
禁呪を編み出した貴方だからこそ、
その危険性を知っている、ということなのですね。
その危険性を知っている、ということなのですね。
ジャ:ほっほっほ、ワシとしては
そんなつもりもないんじゃが。
そんなつもりもないんじゃが。
メルレットに背を向けるジャッド
ジャ:それではの、メルレット殿。
随分世話になってしもうたの。
随分世話になってしもうたの。
●ENDING
森の中をうろつくジャッド
ジャ:うーむ、しかし納得がいかんの。
魔法使いであるワシに言わせれば、
単一要素で構成されておるネイティアルには
まだまだ可能性が秘められておるはずじゃ。
単一要素で構成されておるネイティアルには
まだまだ可能性が秘められておるはずじゃ。
例えばネイティアルのボディ~じゃが、
通常の物体とは異なり、単一の要素が
高密度になることで形成されておる。
通常の物体とは異なり、単一の要素が
高密度になることで形成されておる。
しかしその密度は、
まだ限界値には程遠いはずなのじゃ。
うむ、これは検証してみる価値がありそうじゃの。
まだ限界値には程遠いはずなのじゃ。
うむ、これは検証してみる価値がありそうじゃの。
魔晶石に向き合うジャッド
ジャ:まずは実験的に、複数のネイティアルを
同じ場所に召喚してみるのじゃ。
同じ場所に召喚してみるのじゃ。
同一の属性ならばそのボディ~は融合し、
より高い密度を持つはず。
より高い密度を持つはず。
うむ、そしてそのネイティアルは
まったく新しいボディ~をまとうことになる。
まったく新しいボディ~をまとうことになる。
うむうむ、これは世の真理を覗き見る、
世紀の大実験かもしれん。
どおれ、始めるとするかの!
世紀の大実験かもしれん。
どおれ、始めるとするかの!
レキュー二体を召喚し、一点に引き寄せる
ジャ:まだまだ……まだまだじゃ。
これからが腕の見せ所じゃわい!
さらにレキュー、ザミルペンを召喚し一点に引き寄せる
ジャ:そーれぃ!
画面がフラッシュし、魔晶石の上にデカレキュー(通常の倍サイズのレキュー)が現れる。
デカ:ぶも……もぎゅうう?
ジャ:なんと、大きくなっただけか!?
デカレキューが光り、爆発して消滅する。
ジャ:むう、どこが間違っていたのじゃろうか……
魔晶石に背を向け歩き出すジャッド