縛血者

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縛血者」を以下のとおり復元します。
***ブラインド

#center(){

&size(17){&color(#C6314F){&bold(){《&ruby(そ){其}は黒き夜陰を歩む者たち》}}}

&size(15){&color(#040414){───&ruby(ヴァンパイア){吸血鬼}。&ruby(ノスフェラトゥ){死を撒く者}。&ruby(ナッハツェーラー){屍餓鬼}。&ruby(ウピエル){翼手}……}}
 &size(15){&color(#040414){古来呼び名は多いが、それらは同胞が名付けたものではない}}


&size(17){&color(#C6314F){&bold(){《&ruby(そ){其}は白き牙をもて狩りなす者たち》}}}


&size(16){&color(#040414){だが所詮、元は人……ヒトなのだ。 超越? 進化? 笑わせる。}}


&size(17){&color(#C6314F){&bold(){《&ruby(そ){其}は&ruby(あか){赫}き命に渇えし者たち》}}}


&size(16){&color(#040414){人間の先にあるというのなら、所詮は延長線上の存在。同じ線に乗っている。}}


&size(17){&color(#C6314F){&bold(){《月影を&ruby(とも){伴侶}とし、}}}&size(17){&color(#C6314F){&bold(){暁を&ruby(あだ){仇}とする者たち》}}}

&size(18){&color(#C6314F){&bold(){《輪廻の車輪を逸脱し、}}}&size(18){&color(#C6314F){&bold(){久遠の旅路を往く者たち》}}}


&size(19){&color(#040414){俺たちは超人でも、怪物でもない。}}


&size(24){&color(#C6314F){&bold(){《&ruby(そ){其}の名は》}}}


&size(18){&color(#040414){永劫に血に縛られ、影に匿れなければ生きてゆけぬ存在だ。}}
&size(18){&color(#040414){勘違いした者から、夜王を気取って消えていく。}}    


&size(25){&color(#C6314F){&bold(){《&ruby(そ){其}の名は》}}}


&size(20){&color(#040414){ゆえに俺たちは、自らを指してこう呼ぶのだ……&bold(){&ruby(ブラインド){縛血者}}と。}}

}



[[Vermilion -bind of blood-]]における吸血鬼の呼称。&bold(){&ruby(コグニート){血族}}とも呼ばれる。
&color(#cc0000){&bold(){血(ブラッド)}}と&color(#040414){&bold(){束縛(バインド)}}を掛け合わせた造語。さらに&color(midnightblue){&bold(){影に潜むもの(ブラインド)}}の意味も含ませている。
[[リリス]]の眷属であり、分け与えられた彼女の魂と個人の魂が結びつき変化した人類の亜種とも呼ぶべき存在。
永遠の寿命、高い身体能力と不死性を持ち、&ruby(カース){[[忌呪]]}と呼ばれる弱点と&ruby(ギフト){[[賜力]]}と呼ばれる超常能力を所有する。
心臓は脈動せず、体温はなく、呼吸をしない。
古く強い親から血統を継いだものは強く、また歳を取れば取るほど頑強になっていくのは通俗通りである。
また、三〇〇年以上生きたものは&ruby(ブルーブラッド){[[藍血貴]]}と呼ばれる強大な吸血鬼になる。
有名な弱点である陽光などは、それを特別な弱点である忌呪としない者なら白昼歩き回ることも可能。
しかし当然、体調や能力は減衰するため避けられている。
しかし死んでも灰にはならない。
吸血鬼といっても睡眠をとる必要は有るが、睡眠をとっている間は完全に無防備な状態になる。
生命活動の全てを体内に蓄えた「血」の消費によってまかなうものの、縛血者自身の肉体では「血」を生成する事が出来ないため「[[吸血]]」により奪い維持する。
食餌は、血液を得ることが唯一の手段。血以外の食べ物は摂っても意味を持たない。

条理を超えた肉体の再生能力を持ち、一般的に存在する武器、火器による損傷であれば被害の程度によってものの数秒~数分の間に再生を果たす。
切断された四肢や臓器を復元させる事も、自身に貯蔵している血を消費することで可能。
瞬間的再生能力が働かない負傷は、主に「火炎によって灼かれたもの」「縛血者の爪牙によるもの」「自身の忌呪によるもの」が挙げられる。
これらを完全に回復させるには、吸血によって十分な血液を摂取した後の休眠を必要とする。さらに完全に回復するには数日を要する。
死に至る条件としては、心臓が破壊された場合が一般的。他にも燃えて灰になるか、血液を失うことで枯渇するというのがある。
縛血者が死んだ場合は、その瞬間から通常の人間と同じく死体となり、腐敗が始まる。
これは死の瞬間にリリスの魂が身体より抜け落ちるからである。

基本的に人間だった頃の価値観や人生観、感受性などをその後も維持している。
これはリリスの魂を得て縛血者となっても、自身の魂は潜在していることに起因。
彼らの多くは自身の生態変化の自覚から始まり、映し鏡である同胞との交流などを経て、自分がいかなる存在であるのかを把握していく。
その一方で、人類にとってみれば吸血鬼と呼ぶに相応しい残酷性、獣性、暴力衝動もまた、彼らの内部には存在している。
それらは人間であった頃よりも遥かに強くなっており、常習性が高く、一度それに駆られれば自制は困難なほど。闘争本能もしかり。
人間的に争いを好むかどうかは個人の資質に左右されるが、一度闘争に突入すればありえないほど容易く命を散らす場合も多い。
無限の寿命を持ちながら、それほど長く生き延びている者は少数派。
自己保存本能の欠落による影響か、それとも生の実感が薄いのか。時に転がり落ちるが如く、彼らは破滅の凶行へと走ってしまう。


&size(18){&color(#040414){虎や狼が自らをどう呼ぶかは知らないが、&ruby(けだもの){野獣}と名乗ることは恐らくあるまい。}}
&size(18){&color(#040414){無邪気に&ruby(ヴァンパイア){吸血鬼}という言葉を口にしていいのは、&ruby(・・・・・・・){そうではない者}だけだ。}}


&size(22){&color(#c0c0c0){&italic(){&bold(){……ホントに、縛りだらけの世の中ね。思い通りの“吸血鬼”には成り切れない、か。}}}}




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- 鬼滅の刃の鬼社会のディストピアっぷりを見ると、ヴァーミリオンの鬼社会はユートピアに感じる……あのパワハラ社長の道具でしかない鬼なんて辞めて、威厳とカリスマに溢れた伯爵様の下で働きてぇなぁ…(叶わぬ願い  -- 名無しさん  (2018-03-30 22:16:10)
- ↑そのパワハラ社長・・・・・・ゼファーさんが自己中且つ臆病さを肥大化した様なキャラだと思う今日この頃。  -- 名無しさん  (2018-03-30 22:44:26)
- 最終的に用済みとして処分される事は共通なものの、こっちは比較的に早く吸血鬼になれた鬼は、金!暴力!SEX!を死ぬ時まで楽しめるストレスフリーな職場だからね  -- 名無しさん  (2018-03-30 22:50:52)
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