それがレディの願いなら、仕方ないな。ではもう少しだけ意地を張ってみるとしますか……

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それがレディの願いなら、仕方ないな。ではもう少しだけ意地を張ってみるとしますか……」を以下のとおり復元します。
発言者:[[ルシード・グランセニック]]
対象者:[[ゼファー・コールレイン]]


チトセ√のエピローグ、ゼファーの回想において、
&bold(){[[愛しの女神>ヴェンデッタ]]からの[[最期の言葉>友達を、家族を大事になさい。それから、いつまでも笑顔でいてくれたら嬉しいわ]]を知らされたルシードが“親友”に告げた誓いの言葉。}

ヴァルゼライドとの死闘を制した[[チトセ>チトセ・朧・アマツ]]とゼファーは、その後[[彼から引き継いだ“勝者”の義務>……見事。ならばこそ、俺への“勝利”を、その背に負って進むがいい]]を貫くべく、総統の刃を受けながらも“なぜか”一命を取り留めていた[[アルバート>アルバート・ロデオン]]らと協力して、新体制を敷いた[[アドラー>軍事帝国アドラー]]を支え続けていた。
その激動の日々を思い返しながら、ゼファーは友人であるルシードのことについて触れていく。

帝都中央塔の地下に消えたヴェンデッタ。
&bold(){彼女が姿を消したことで、彼女に愛を向け続けたルシードはそれ以後、酒浸りの生活を続け覇気をまったく失ってしまっていた。}
&bold(){そんな親友に対して、ゼファーは彼女が遺してくれた言葉を伝える}


&sizex(4){&color(silver){&bold(){ーー友達を、家族を大事になさい。}}}


&bold(){その最愛の女神からの言葉をゆっくりと噛み締め、ルシードは淋しげな微笑を浮かべて、}


&sizex(4){&color(steelblue){「……僕は、君の友達かい?」}}


&bold(){と問いかける。}
&bold(){それに対し、ゼファーははっきりと答える……}


&sizex(4){&color(black){ーー当たり前だ。俺とおまえが馬鹿やってないと、あいつ笑ってくれねえぞ。}}&sizex(4){と………}


その答に&ruby(ルシード){親友}が内心で何を思い、何を感じたのかは分からなかったがーーー
&bold(){ただ、儚い笑顔でゼファーに向き合い、}


&sizex(5){&color(steelblue){「それがレディの願いなら、仕方ないな。ではもう少しだけ意地を張ってみるとしますか……」}}

&sizex(4){&color(steelblue){「はは、柄じゃないけどね」}}


&bold(){そう言ってルシードは酒に溺れるのを止め、完全に元の状態に戻ったわけではないにせよ、精神の均衡を保てるようになっていった。}
&bold(){今現在では帝国側の人間として[[商国>アンタルヤ商業連合国]]をつなぐ重要なパイプ役等を果たすとともに、友人としての意味においても、公私にわたってゼファーと緊密な関係を築けているとする。}

&bold(){そしてゼファーは、ルシードの内面をすべて察せずとも、去ってしまったあの少女との思い出が、今でも自分とルシードを確かに結びつけてくれているのだと感じるのであった……}


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- 結局なにも決断できず、変わることも出来ないまま気が付けば全てが終わっていた、というルシードにとってはある意味最も辛いルート。それでもなんとか虚勢をはって、あるいは酒に逃げたり他人に寄りかかったりしながら、少しずつ時間と共に折り合いをつけていく、というのが英雄ならざる弱い人間の生き方なのだなぁ。  -- 名無しさん  (2017-04-02 23:46:34)
- このルートを最初にやったから、ほかルートのルシードの立ち向かう姿がすごくかっこよく見えたなあ  -- 名無しさん  (2017-04-03 00:27:50)
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