「やりたいようにやるッ! それが吸血鬼ってモンでしょうが!」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る
強大な
異能を有する
自分の血親と、強すぎる
妄執を懐く
三本指を名乗った
包帯男という、
肉体面、精神面の極にあるような怪物を知ったケイトリン。
だが、アンヌ√において……彼女は彼らの内面に共通する、
自己自身を放擲してでも、それ以上の存在として他者を渇望する”という在り方に対し、“つまらない”と否定感を示す。
それもまた、彼らが拒絶しているはずの
“柵”であり、“縛り”でしかない、と。
その上で、
吸血鬼ならば、模倣や追従などでなく、
自分こそが自分の王であり、この溢れる力のままに己だけの道を拓くべきだ、と決意。
己が在りたい姿はこうであると、あらゆる掟や倫理を踏み拉いてやろうと、
裁定者を従え傲慢に吼えるのだった。
本編より
「念願の吸血鬼って奴に、なってみたのはいいんだけどさ。なんかイマイチつまんないのよねえ……」
「あの人は変な人形に構いっきりだし……」
「あの殺人鬼の彼氏も、あたしに言わせれば落第かな」
「何かさあ、もっと自分自身を愛しなよって感じなんだよね」
「憧れて目指したって、所詮は誰かの二番煎じ。
自分以外の誰かになんか、なろうとしたって意味ないじゃん」
「あの人も同じ」
「それじゃ、いくら強くたって意味ないじゃん」
「吸血鬼ってのは、そんなもんじゃないでしょ」
「誰にも、何にも縛られない。自分の王様は自分だけ」
「やりたいようにやるッ! それが吸血鬼ってモンでしょうが!」
- このルートのケイトリンが一番輝いてた -- 名無しさん (2018-02-12 13:20:52)
- 「自分こそが最高、自分があればそれだけで誇れる、自分さえあればいい、生きてるだけで死ぬ時さえも最高さ!」っていうのは自己愛だけど、ある意味究極の開き直り。極まると惨たらしく死ぬ時さえ「この結末も最高!何故なら、自分が自分自身で辿り着いたモノだから!」ってなって悪人すら満足して死にかねないという。まぁ、他人と比較したり、幸せの理由に他人をおくことが多い人間は至りにくい境地でもあるらしいが。 -- 名無しさん (2018-02-12 15:33:53)