――安心できるな、おまえ達は

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  • ――安心できるな、おまえ達は
    ...と呟く。 「――安心できるな、おまえ達は」 「速く、強く、頑丈で、だがそれだけだ。獣と変わらん。荒唐無稽な異能(ほし)がない。ならば後は仕留めることなど容易いものだ」 ――自然界を見渡せば、人間の身体能力(スペック)を上回る猛獣などそこら中に存在している。 機械化兵の相手もまた基本的には同じこと。 牙や爪が大砲に置き換わっただけであり、虎や熊を斬るに等しく――そして実際、彼は修練の過程で虎も熊も共に斬った経験を持っていた。 加えて、日常的に試作機甲星装兵(ワーグナー)の上位互換である星辰奏者(エスペラント)と訓練で切り結んでいる以上、 ムラサメにとって警戒する理由の方が存在しないと言えた……。 ゆえに何よりも彼が怖れるのは、隔絶した膂力以上に星辰光(アステリズム)という隠し玉(・・・)の方。 突然火を出す、爆発させる、風雷操作に振動操作と……...
  • よって、美しい。誇るがいい、おまえ達はその虚構(いつわり)に輝きを持たせられるのだから
    発言者:《伯爵》 対象者:トシロー・カシマ、アリヤ・タカジョウ クラウスとアリヤの師弟が成した渾身の一撃を受けてなお、老狩人が満足して死にゆく様を待ってから、再生する余裕を見せる《伯爵》。 そこに現れた、血族の滅びの真実を追い求めるトシローと覚悟を固めたアリヤは、協力してこの規格外の怪物に挑んでいくも、赤子の手をひねるように、二人は叩きのめされた。 そんな、厳然たる実力差を何度も思い知らされても、自分に挑む彼らの様を見つめながら伯爵が告げた、美醜で世界を眺める「強者」からの称賛の言葉。 自己が他を排除する行為に、何らかの意味(・・)をつけたがるという性。 それを持つのは人間のみであり、彼らは殺人という行為に対し付与する様々な表現を歴史の中で創り出してきた。 けれども、それは私の観点からすれば、詰まるところ虚構であり装飾、遊戯に過ぎない。 これまで見てきたような...
  • おまえは、“運命”であらねばならない。おまえは、“終焉”であらねばならない。おまえは、“希望”であらねばならない。なぜなら、おまえは“■■”なのだから───
    発言者:葬想月華(ツクヨミ) 対象者:希望の殉教者 ラグナ・ニーズホッグが初めて神殺しとして覚醒した際に授けられた神託。 正体を示すだろう伏字について、発売前から様々な予想がユーザーから発せられており、同時にライターの高濱亮氏が期待を裏切らないサディズム精神で今回も禄でもない運命を仕組んでいるだろうと期待させていたことだろう。 そもそも、運命の片割れであるミサキについては九条榛士(グレンファルト)の九条御先(にくしん)であることが暗に示されていたが、ではラグナは何故ミサキの片割れになったについて理由は不明であった。 ――何故、千年間神祖以外に不可能であった星辰体(アストラル)結晶化能力を発現できたのか? ――何故、旧暦の遺物である次元間相転移式核融合炉・一号機(オリジン)を元にした必殺兵器、終焉兵装(フィンブルヴェトル)を創造できるのか?...
  • 台詞/シルヴァリオ トリニティ
    ...あるのみだろう」 「――安心できるな、おまえ達は」 「なんだ……ただの餓鬼であったのか、俺は」 「俺はおまえが誇らしくてたまらないんだ。天下に謳いあげたいほど、その輝きに救われている」 「もう一度、あと一度」 「死んでもいい……違う、生きたい。どちらも違わず本心だよ」 グレイ 「そうすか?バリバリおっ勃ちますけどね、オレ」 「 誰かのためってのは、誰かにとっての正解を与えてやることじゃない。傷つきながらでも、間違いながらでも、相手と一緒に手を取りあって歩み続けることなんだよ」 「大丈夫だ、信じてくれ。何があっても君だけは───オレが必ず、命を賭けてもあいつの下まで連れて行く!」 「第十三星辰小隊に残された最後の任務を果たさせてもらう」 「お前の運命に紛れ込んだ、小さな小さな砂粒だッ!」 ヴァネッサ 「あんたマジで、いったいあの子に何したのさ。とにかく一度謝っとけよ」...
  • だから、これ以上───ヒトの想いを、弄ぶな吸血鬼ッ!
    発言者:トシロー・カシマ、アリヤ・タカジョウ 対象者:《伯爵》 磨き上げた技も、燃やす闘志も、届かない。 そうして傷と泥に塗れ続ける二人の戦士の姿を前に、絶対者――《伯爵》は嗤いながら悦ぶ。 もっと輝いてみせろ、虚構を現実にできるやもしれぬ、おまえ達の必死な挑む姿がもっと見たいのだと。 ――その吸血鬼の姿に、トシローとアリヤは怒りを以って立ち上がる。 ……こいつの言葉が気に入らない。単純な、感情的極まりない理由が彼らを突き動かす。 そして――二人は人として吼える、人が生きるために欠く事のできない決意の意味を。 貴様の悪趣味な見世物で終わることなど認めない、負けてなるものかという反抗の意志を。 本編より 「必死なのだよ、こちらは。足りない物だらけだ、世は常にままならない……」 「困難ばかりが訪れて、毎度のこと準備不足……決意がなければ、やってられま...
  • おまえは―――この俺の、自慢の娘なのだから
    発言者:ヴィクトル・シュヴァンクマイエル・クラウス 対象者:アリヤ・タカジョウ “自分じゃない、強い……特別な……何かに成りたかった”――― ようやく、自分たちの始まり(よわさ)を認められた二人の少女は、 怪物の群れの中、夜に羽ばたく吸血鬼(げんそう)ではない、帰るべき日常(ゆめ)を想い抱き合っていた……。 「……あたしの夢って、なんだろうね?」 そんな彼女達を守るのは二人の“杭”を操る狩人。 しかしアリヤの胸中には、アンヌと共に行動し、彼女を護衛し続ける中で「今の自分」に対する違和感が生まれており――― 先程まで親友を守り、日常に帰る為に奮起したアンヌの勇気こそ、人間の真の素晴らしさであると。 その輝きを寿ぐクラウスに同意しながらも、最期の一瞬まで白い杭として戦い抜くという師のように成れるのか、という自問が頭から離れることはなかった。 ...
  • どうして、自分はいつもこうなのでしょう。 大切な殿方の傍にいるという願いさえ、叶えることが出来なくて……ッ
    発言者:アヤ・キリガクレ 「どうして、自分はいつもこうなのでしょう。 どうして、こんなにも愚かで無意味なのでしょう。 非力で脆くて、何も出来ない木偶の坊。 大切な殿方の傍にいるという願いさえ、叶えることができなくて……ッ」 ミステル√、三国の兵が入り乱れる戦場で、憂いに表情を翳らせ、必死に姿を消した想い人の姿を追い求めながら…… 続く激戦により負傷し、過去(むかし)と変わらず、かつての主と彼が殺し合う光景に抗する事が出来ず、 今また己の手を伸ばすことが叶わなかった――そんな無力感と絶望に苛まれた縛鎖姫(アンドロメダ)の嘆き。 突如、アッシュが脱走兵として扱われ、生死問わず連行せよという軍命に動揺し―― 涙の痕を隠しながら、気丈に振舞う彼女を見守るしかなかった青年は…… 胸の中がぐちゃぐちゃになるような、形容しがたい情動を秘め隠し、いつも3人(・・)...
  • 騒ぐことでもない。おまえ達の語る“吸血鬼”とは、そういうものであろう?
    発言者:《伯爵》 対象者:アリヤ・タカジョウ アリヤ√終盤、これまで藍血貴を恐るべき執念と技の冴えにより、彼らの驕り諸共葬り去った最悪の狩人―白き杭。 その決死の一撃と命の灯が消える様さえ見届けて、その美しさを愉しみつつ再生してみせる、 「縛血者」とはとても呼べない、《伯爵》の際立った異常性が示される場面。 崩壊する鎖輪において、始まった《吸血鬼(ヴァンパイア)》と最強の狩人の闘争。 爆炎に全身を焼かれ、巨腕により風穴を空けられながら……クラウスが僅かな余命を賭けて抉じ開けた隙を、 弟子であるアリヤが最高のタイミングで突き───怪物の頭部は鋼鉄の杭により木っ端微塵に粉砕された。 自らの生涯の最後に、強大なる鬼を討ち取り。後継者として誇りを以て送り出せる程に成長した少女の姿を瞼に焼き付けて…… 白木の杭の誇りと、称号を継承し終えた一人の老人は満たさ...
  • なんだ――その程度だったのか、おまえは
    発言者:アイザック・フォレスト 対象者:ケイトリン・ワインハウス───だったもの ニナ√終盤、二人の藍血貴は排除され、バイロンは焦がれた至上の存在に「捨てられた」ことで狂乱、 そして制御を離れたマジェンタとその下に集った『裁定者』は、縛血者の命の薔薇を刈り取っていく。 文字通り阿鼻叫喚の地獄と化したホテル・カルパチア、 バイロンにアンヌ共々付き従っていたケイトリンはしかし、 その状況を他人事のように眺めて…… そして、あっさり血親(おや)もアンヌも捨て人間だった頃と同様に新たな“遊び場”を求め逃亡を行おうとした。 「そんじゃ、さっさと逃げますか。 バイバイお父様、可愛がってくれてありがとね、感謝してるよ。 でもあたし、パパと心中するほど懐いてないのでございます」 「あと、ついでにアンヌは……ま、いっか。 尻尾振って死んでな子犬(チワワ)。本望だろ...
  • あとは、おまえの番だぜ……角鹿、彰護――
    発言者:ブライアン・マックール 対象者:角鹿 彰護 トゥルールート、『糞のような』昔語りを終えて……ブライアンは己の肉体から宿敵である角鹿の躰へ、妖蛆の細胞を移植していく。 目玉と触手を生やした異形の肉塊は瀕死の角鹿の傷口に入り込み――激痛を与えながら新たな宿主の綻びを繕っていった。 苦痛は消え、銃創は見る間に塞がる。立ち上がる角鹿は、己が既に人ではない……別の生物の理に支配され始めている事を自覚する。 だが、その選択に迷いも躊躇もない。救いたいと誓った者がいるから。 往くべき場所。悪意の根源。スラムビルへと向かおうとする彼に、ブライアンは疲れ切った貌で告げる。 「さっさと行け……行っちまえ。その面を見るのは、もううんざりだ……」 それに対し、地獄への片道切符を得た角鹿も別れの言葉で応じる。 「礼を言っておこう……もう一度会う機会はな...
  • 狂い哭け、おまえの末路は“英雄”だ
    発言者:ケルベロス 対象者:アシュレイ・ホライゾン シルヴァリオ トリニティのキャッチコピーでもある闇の冥狼ケルベロスが主人公アシュレイ・ホライゾンへと告げた言葉 狂い哭けという前作主人公で散々に運命に弄ばれることとなったゼファー・コールレインを彷彿とさせる言葉。 英雄という、本来ならば賞賛と畏敬の念が込められているがシルヴァリオシリーズにおいて散々常人が真似られるような物ではないし、真似ていいものではない光として描かれた存在である、クリストファー・ヴァルゼライドを示す言葉。 そして主人公がそんな英雄へと憧れているという経歴、そして不吉な末路という言葉。 そして何よりもライターの溢れるサディズム精神からその背負った運命が碌なものではないという事が示唆される言葉であった。 彼がこの言葉を発したその真意とは…… +ーー最悪だな、反吐が出る 本命の...
  • 台詞/Vermilion
    トシロー 「目を覚ますがいい、魔人に焦がれし童たち。滅び去るがいい、怪物を気取りし愚者どもよ」 「仕事だよ、成り立てへのガイダンスだ」 「それほど吸血鬼になりたくば、どんな痛みにも慣れてしまえばいい。だが、そっちには何も無いぞ───進むのは、やめておけ」 「牙をへし折り、這い蹲らせて血を流させる。──喜べ、敗北をくれてやる」 「俺には理解できん……なぜ、そうまで容易く己の舵を手放す事ができる?」 「俺は……この娘を救うという建前の元、その運命とやらにただ意趣返しを……一矢報いる復讐戦を挑みたいだけなのかもしれん」 「我は一振りの刀にて、主君を守る誉れ高き武士と成らん」 「ならば、そのような道など……縛りなど、俺は要らぬ! 美影は美影、天にも地にも代わりなどおり申さぬ!」 「いいのだ……これで俺は、お前を生涯離さずにいられるのだから」 「吸血鬼だと……化物だと…………許さん、許さんぞぉォ...
  • 自分は傷一つないって厚顔で! 人の傷痕を踏んでも気付かず! そのくせ自己満足の優しさを振り撒いてる! おまえの全部が鬱陶しいんだァ――ッッ!!
    発言者:青砥 美汐 対象者:万里也 ジュン マレーネ√、拠点に凌駕とマレーネを残し、索敵のため出撃していたジュンと美汐。 そんな彼女らも他の刻鋼人機たちと同様に、オルフィレウスの語る心装永久機関とそれにまつわる真実を聞き…… 無差別のイマジネイター同士の殺し合いを開始するという彼の宣言の下、少女達は物言わぬ忠実な猟犬としての本質を露にしたネイムレスにより、執拗な追撃を受けることとなってしまった。 逃亡の途中、肉体の疲労とともに精神的余裕を無くしていく美汐は、 苦境に追いやられながらも希望を信じ、他者を信じることを止めないジュンに対し、己の内にある苛立ち、嫌悪感を刺刺しい言葉と成して突きつけてゆく。 生き残るためなら結局は私の命だって踏み台とする気だろう。 お前みたいな極端に前向きな奴、前以外見えていない手合いなら尚更そう。 どうせ涙を流しながら、血み...
  • チッ……やっぱり苦えな、敗北の味って奴は……次は必ず、おまえにこの味を堪能させてやるぜ
    発言者:イヴァン・ストリゴイ 対象者:秋月 凌駕 秋月凌駕にとっての未知なる脅威。 輝装の次の段階となる力が今まさに、イヴァンの手で発動しようとする瞬間。 突然夜空の彼方から響いた轟音が、両者の意識を釘付けにしていた。 数百メートル先の市街地、ギアーズ所属の飛行兵器に苛烈な砲撃を続ける、謎の人型兵器。 ロビンフッドに属してもいない、その兵器は遠く離れたこの場所においても、圧倒的な死の気配を感じさせ…… その輪郭を視認しただけで凌駕は、自分達とは異質にして隔絶した怪物性を直感していた。 ……硬直した凌駕に対し、イヴァンは指揮官からの通信を受ける。 『撤退せよ、ストリゴイ。乱丸の機体損傷が危険水域に達している。イシュトヴァーンの援護も間に合わぬ。貴様は甚大な損傷を負った。よって《無名体》(ネイムレス)の鹵獲作業は失敗と判断する』 『以上のこ...
  • だから――好きにすればいい。
    発言者:美影、アイザック・フォレスト 対象者:トシロー・カシマ 惑い揺れ、傷だらけの己の軌跡を振り返り、 相対的な現実の中、唯一の解を得る事も、我侭を可能とする力もないと……もう、己はどうすれば判らぬと嘆く男。 そんな不器用な男に、彼にとっての安らぎ(愛)と修羅(憧憬)が贈る、身勝手で、そして思い遣りに満ちた、言葉。 内面世界での魂の対話…… 憧れに揺れ続けていたと、無い物ねだりをしていたと、その“普通”の事実をトシローへと伝える美影。 そして、微苦笑を口元に浮かべながら、彼女の言葉を、 自分達が厭いしかし捨てきれなかった“人間”の在り方だと言葉を継ぐのは、願いを託したアイザック。 そのまま……… 今も感じる、トシローという人間に対しての「真実の想い」を語り出す――― 『共に杜志郎様の事を想っていながら、かける言葉も、願いも……...
  • ならば問おう。おまえの誇る現実とは、何だ?
    発言者:《伯爵》 対象者:トシロー・カシマ 解き放たれた《吸血神承》を前に、トシローの肉体は急速に朽ち果てていく。展開前でさえ明確だった実力差は、ここに来て絶望的な隔たりを見せる。 それでも、と……弱体化し続けながら、積み上げた技と執念で剣士は一撃離脱を繰り返す。 一層鋭さを増す剣閃を難なく捌く、御伽噺の怪物はその様子を眺め―― 「勇敢だな、英雄の気質だ」 「しかし、悲しいかな。地に足が着き過ぎている。理屈として正しいがために、算数の域を出ていない」 その評論は、事実であった。どれほど集中力を研ぎ澄ました剣技(人の業)が迫ろうとも、 超常の力の塊となった《伯爵》に近づくだけで、トシローの躰は襤褸同然となり、相性も戦術も関係なく蹂躙される。 それならばと怪物は、宿敵を見下ろすように「現状の打開策」を口にする…… 「勇者とは常に狂人だ。狂って...
  • ここだけの話、おまえ騙されているだけじゃないか?
    発言者:グレンファルト・フォン・ヴェラチュール 対象者:リチャード・ザンブレイブ ミサキ√、もはや戦えないラグナとミサキを守るために立ちはだかった竜騎士を前にして、グレンファルトが投げかけた疑問点。 ラグナとリチャードを結ぶ複雑な因縁と友情に対する指摘であり、爽やかクソ野郎グレンファルトの本領発揮な場面。 「だからこそ、この際だから言わせてくれ。きっと仲間は誰一人、面と向かって指摘しなかったと思うのだが……ここだけの話、おまえ騙されているだけじゃないか?」 本来ならば許せないはずの復讐対象を守るリチャードの矛盾(きず)に対し、 千年の経験値を蓄積した神祖は無遠慮にも真実を投げつけていく。 「怨恨のある相手に対し我々もするやり方でな。仇敵である身の上を隠したまま、相手の恩人になってしまうのさ」 そうすれば後になって真実がバレたとしても相手の許し...
  • 皆と何も変わらない、誰かを愛する“人間”だ!
    発言者:人奏者 対象者:神奏者 決まっている。何度だって答えよう。 神祖滅殺の最終決戦、ラグナとグレンファルトの決闘の最終局面にて、グレンの必殺の一撃による致命傷を、ラグナがまだだの覚醒でねじ伏せた。 そして終焉兵装(フィンヴルヴェトル)を叩き込み、神々の最終戦争は黄昏の果てへと至り、人類の勝利という終幕が降りようとした、その、刹那。 「大丈夫だよ、兄さん。言ったはずだぞ――接続(、、)は復旧したと。 さあ、目を開けるといい。そして笑顔で応えてあげて。 あなたの歩んだ足跡は決して無駄じゃないのだから」 瞬間、九条御先は第二太陽(アマテラス)から離れ、神天地(アースガルド)との接続を確立させた。 更に加えてあろうことか兄妹に味方する、大和国民のうち一千万人ほどを同じく第二太陽(アマテラス)より離反させ、大量の極晃星(スフィア)を新たに誕生させる。 瞬時に生じた煌めく...
  • 誇ってくれよ、トシロー。いい気分だったと言ってくれ。俺は、そんなおまえからこそ……この字を勝ち取りたい。……誇りたいんだよ、頼むよ
    発言者:アイザック・フォレスト 対象者:トシロー・カシマ これまで各ルートで露となっていたアイザックの“三本指”への執着心。 しかし……グランド√において、怪物との殺戮劇の果て、瀕死の体の彼が譲れぬ信念を叫んだ後、友に語りかける言葉は……それまで見せたことのない、切々とした想いの吐露であった。 そしてその傷に塗れ弱り切った姿は、友の擦り切れてしまった過去の痛みを疼かせる。 本編より 「そうさ、だから……誇ってくれよ、トシロー。いい気分だったと言ってくれ。三本指(トライフィンガー)だった時間を、肯定してくれ。 あの瞬間のおまえこそが、純然たる本質ってやつだろう? 俺は、そんなおまえからこそ、この字(あざな)を勝ち取りたい。誇りたいんだよ、頼むよ……!」 「……矛盾しているな、アイザック。自分は嫌だと言いながら……俺にだけ、過去を認めろと言うのか?」...
  • ……おまえは本当にムカつく奴だ
    発言者:真栄城 司 対象者:桐原 零示 忍ルート、零示に二度の敗北を喫した真栄城の、また別の未来を示した一幕。 忍と二人、《アンファング》の仲間から一向に仲が進展しない事を冷やかされていた零示は、路地裏の暗がりに見知った顔を見つけ……一人その場に向かった。 そこでは、真栄城が《シルバーゲイル》のメンバーだった者達数名から、負け犬として罵倒され暴行まで受けていた。 彼の行為で少なくない被害を被った零示には特段真栄城を助ける理由もないはずだったが、偶然目に留まった「胸糞悪い光景」を放置しても置けず……彼らの前に姿を現す。 以前その実力差を思い知らされた暴漢達は思いもよらぬ零示の登場に恐れをなして逃げ出していき、路地裏には彼と真栄城の二人が残された。 殴られた腹を抑え、制服の汚れを払い立ち上がる少年の目には、相容れないという敵意の意志が宿る。 それをい...
  • 憐れみをやろう、バイロン。最後にもう一つ、おまえに真実を見せてやる
    発言者:《伯爵》 対象者:ジョージ・ゴードン・バイロン グランド√、数多の命を喰らってなお飢える魂を抱えて絶叫するバイロン(仔)に対し、 最後の教えであると告げるように絶対的な「格の差」をはっきりと突きつける《伯爵》(親)。 その二人の最後の交錯が描かれるシーン。でもまだ真に覚醒してない(絶望) 取り込んだカーマインとマジェンタの権能を利用し多数の縛血者(ブラインド)の魂を喰らったバイロンは飛躍的な強化を果たし、《伯爵》という無二の存在を奪い取るために過去最高の一撃を放ったが…… 胸板に突き立てようとした腕が、まるで陶器のように砕け散る。 吹き飛ばされた躰は血も流さず、痛みを感じずに、無機物のように罅割れていく。 呆然とするバイロンに《伯爵》は淡々と“種明かし”を始める。 「魂の飽和(・・・・)だ。生まれ得た、その躯のな。生来の容量に限界が...
  • すまない、小麗。おまえを救えなかった……
    発言者:ナドレック 加護ルート、強大な個としての能力者としての自負心によって、組織の力に敗北した傭兵二人組の末路と…… 部隊を抜けながら、結局は生きた妹を守ることができなかった兄の無念を絞り出した言葉。 暴走する加護から“ザ・シックス”の能力者を遠ざけるように現れた虎一と虎二の二人組の超能力兵士。 バロック能力者を追ったウォーゼル、姿を消したナドレックを欠き、クラリッサは単独で虎一と対峙するが…… 能力の性質、戦士としての相性から彼女は劣勢を強いられ――肉体は限界近くまで追い詰められた。 高度な武術と超能力を組み合わせ、相手の反撃を悉く潰す接近戦のエキスパート。 容易く胴体を破砕できる一撃を倒れ伏すクラリッサに向ける虎一は嘲るように告げる――― 「一人じゃ所詮この程度。群れて粋がるなぞ雑魚のすることだろうがよ。 無力な者は強者にただ奪われ、蹂躙...
  • そうか……私は、おまえとも戦っていたのだな───イシュトヴァーン
    発言者:アレクサンドル・ラスコーリニコフ エリザベータ√終盤……己の全てを歯車の運行に捧げるアレクサンドルと、そんな彼の在り方に否を唱え立ち向かう凌駕。 「俺は勝つ!」 「おまえを斃す」 振動結界と熱相転移――触れれば一切を滅する破壊の力を両の拳に集中(・・・・・・)させて、 二人の男は最強の矛と矛をぶつけ合いながら――互いを滅するまで止まらない死闘円舞(超接近戦)へと突入する。 「まだ――ッ!」 「まだだ」 一撃一撃が交差する度、両者の足は一歩ずつ間合を詰めていく。 距離が縮まる――空間が消える。 空振りの許される空間が徐々に失われ、やがて最後は必ずどちらかの拳が命中する状況へ近づいていく。 そして、最後の一撃が互いを捉えた―――刹那。 「最後に地金を曝したな――ここで、死を恐れるか」 発動のタイミングも同時、乗せられ...
  • ここから始まるんだぜ、俺とおまえの物語は───
    発言者:アイザック・フォレスト 対象者:トシロー・カシマ アンヌ√、仮面の奥の正体を暴かれたアイザックが、過去の影の重みに動けずにいるトシローへと告げた去り際の台詞。 凄惨な事件を引き起こしてきた張本人でありながら、あまりにその口調は穏やかかつ爽やかであって、 この物語全体で大きく影響を及ぼす、トシローを狙うアイザックの“裸”の決意表明であると同時に、理解者であり友人だった事実を確かに感じさせる所もある。 負傷を恐れる事無く咆哮と共にトシローの封縛を破った、“三本指”を名乗る覆面の男。 追い詰められながらも満足気にトシローの名を呼ぶその姿に、トシローは白刃を閃かせ―― 「流石、いい腕してるな。このイケメンには傷一つ付いてないぜ」 其処に居たのは、『カサノヴァ』と共に炎に消えたはずのアイザック。 茫然としたのは一瞬。戦士として現実を冷静に受け止...
  • ならここから、おまえより格好つけてみせるしかないだろうが……この俺がよ
    発言者:天願 壮吉 対象者:暮坂 照 「そういやおまえ、さっき女のためとか言ってたな…… なら良い格好してみせたって、肝心の相手は見てやしないじゃねえか。ヘッ……意味のないところで意地張りやがって」 卑怯者の惚れた女の為に行った一生に一度の格好つけを目にして─── 「俺が負けたみたいな流れになっちまってねえか?」と不満をあらわにする天願。 「じゃ、どうすりゃいいんだよ……?」と困惑する照に対して天願は告げる。 「ならここから、おまえより格好つけてみせるしかないだろうが……この俺がよ」 そして自らの前腕部にナイフの刃を押し当てジプシーQへと確認をとり後を任せると告げる。 顔をあげ、照を見つめて、天願はガキみたいに勝ち誇った、無邪気な笑顔で高らかに叫ぶ。 「これで……」 「俺の、勝ちだぜッ!!」 ナイフを自分の腕肉...
  • なんだ、おまえ案外まともなのか?
    発言者 ケルベロス 対象者 アシュレイ・ホライゾン シルヴァリオ トリニティ本編内において、ケルベロスが主人公アシュレイ・ホライゾンに向かって初めて投げかけた言葉。 第一章『天駆翔/Hyperion』終盤、互いに噛み合わない思いを抱えながら、光(ヒカリ)と闇(ヤミ)の後継者として、殺し合う天駆翔(ハイペリオン)と死想冥月(ペルセフォネ)。 その激突が極限まで高まったことをきっかけとして、次元の壁を破り本家本元(、、、、)の闇の眷属たる冥狼が出現、 両者の激突をすべてを滅ぼす凶悪無比の反粒子によって強制的に停止させる。 突如現れた星を滅ぼす者(スフィアレイザー)との間の圧倒的な相性差をその身で味わったアッシュは、それまで心身を突き動かしてきた熱を感知できず、一切の行動を封じられた絶望的な状況に立たされるーーー しかし、当の冥狼自身は、対極の存在に対する苛...
  • おまえのように、俺は量産品を超えるんだよ――!
    発言者:アイザック・フォレスト 対象者:トシロー・カシマ 「何だそりゃ、何だそりゃ、何だそりゃぁよォ!? ほんと最高だよ、どこまでおまえはカッコいいんだ───ッ!」 「すげぇよ……見てるだけで判るぜ、段違いじゃねえか! 虚仮威しでもブラフでも何でもない、土壇場でおまえは奇跡を掴み取りやがった!!」 「そんな展開、現実にはないんだぜ(・・・・・・・・・)? 死を前にした覚醒からの逆転劇、創作物(フィクション)以外でそんなものまで……!」 「まさか────ただ、戻っただけだ(・・・・・・)」 強化された訳ではない。これは単なる補修だった。時計に紛れ込んだ砂を取り除き、ほんの少し油を差したに過ぎない。 だが、僅かそれだけで見違える。敗北の淵から蘇らせ、勝機を取り戻させるほどに。 「終わりだ、アイザック。三本指(トライフィンガ...
  • 俺にも、そんなつまらん男だった時代がある……糞じみた記憶を思い出させてくれた、おまえが憎らしくなっただけだ
    発言者:ブライアン・マックール(蛆虫) 対象者:角鹿 彰護 何かと思えば……まさか女ごときのためとはな。存外つまらん男だな、おまえも…… 失望したか……? いや…… “人”として終わっても、それでも(・・・・)止められない想いがある…… ブライアンと角鹿――全ての力を出し尽くし戦いを続け、倒れ込んだ二人の男を朝の光が照らしていた。 互いに致命傷を負っていたが、妖蛆の細胞の再生能力を持たない生身の角鹿の側は、これ以上の闘いは不可能であった。 しかしこのまま静かに死を迎える事を良しとせず、彼は“己の『道具』であるキャロルを、この手に取り戻す” そのためだけに、最後まで足掻き続けるという選択を選ぼうとする。 その姿に、枯れたブライアンの瞳は何を思ったのか。 楽に死ねる道を閉ざし別のナニカに造り返られる事を躊躇わないのなら…… 己...
  • よう、戦友――今から最後の質問だ。貴官の所属を言ってくれ
    発言者:ラグナ・ニーズホッグ 対象者:ジェイス・ザ・オーバードライブ 邪神の手により完膚無きまでに改造され、絞り滓の操り人形(マリオネット)となろうとも決して忘れる事のない究極の呪文(プライド)。 アンジェリカ√、神祖の罠により全滅の危機に瀕する神殺し全勢力。 グレンファルトの介入により行動不能となったラグナとミサキ、二人を守る事で精一杯のアンジェリカとセシル、数に圧殺される巨人達。 そんな中、唯一戦力として健在な限界突破(オーバードライブ)は誰か(なかま)の為に覚醒を繰り返し、命を燃やし尽くす事で4人を逃がす事に成功する。 しかし彼に死の安寧は訪れない。なぜならば、死者の黄泉帰りなど、古来より神の奇跡に決まっているのだから。 「オオオオオオオォォッッ……!」 かくして帝国軍人の骸は、神々の傀儡として息を吹き返す。 神祖達はジェイ...
  • 俺は、生きる────生きたいがために、あの男を討ち果たす! この身勝手な願望で!
    発言者:鹿島 杜志郎(トシロー・カシマ) 美影、そしてアイザック……二人が自分に向けた心からの願いを聞いて……トシローは、取り繕わぬ素直な思いを語り出す。 「好きに――好きに、か。 難しいものだ」 「どうすれば、やりたいことが見つかるだろうか……それが判らない。 見つけるという動作さえ、どうすべきかと考えてしまう」 「見つけたとしても、それが果たして正しいものなのか。 安らかな終焉(おわり)まで辿り着くことのできる、生涯通用する答えなのか……自信がない」 「───結局、己を肯定できないままだ。 本当に、哲学には終わりがない」 解無き答えは出ないまま。自分自身さえ相変わらず信用する事ができない。 他者と自分とを比較して煩悶し。理想と現実の差に葛藤し続ける。 瞬間的な激情に頼らねば強い言葉を吐けもしない。 それが本当に正しいの...
  • おまえはもはや不要だ、不肖の子よ
    発言者:《伯爵》 対象者:ジョージ・ゴードン・バイロン 「静まれ」 戦闘の熱を失い、沈黙する両者の前に……その男は姿を現した。 薄汚れた、どこか物悲しい外套から滲み出るのは、隠せぬ真の気品だ。 悠久の旅路を歩む旅人のようにくたびれながら、決して色あせぬ完成された芯が出会う者を否応なく威圧する。 “彼”はただ立っている。それだけで見る者は理解するだろう。この男と自らの間に横たわる絶対の差というものを。 厳かに、静謐に。一目で敵う者なき絶対者であると、そう知らしめる威厳と共に在った。 激情に駆られ、獣の如くアリヤを狙ったバイロンは、しかし覚醒していた人間の少女に翻弄され続ける。 決め手を欠きながらも盤面を支配していたアリヤは、微笑みさえ浮かべながら余裕の体で脱出しようとするも…… 彼らの動きを、たった一声で制止させて、伝説の縛血者―――《伯爵》が...
  • どれだけ世界(まわり)が変わりゆこうと、俺だけはずっと彼女の不変になる―――それが、俺の選択だから!
    発言者:アシュレイ・ホライゾン 対象者:グレイ・ハートヴェイン 師匠が見守る中、全身全霊を懸けて「ケンカ」を続ける二人の男。 今も何も言わず、一人で困難を抱え込んでいるおまえを、取り戻すと吼える親友(グレイ)に伝える 「正しく」なくとも、誰かを傷つけても、大切な人達の思い出に涙してでも、 これからも、「彼女」に寄り添い、流れ留まらない現実を生きる(往く)――そんなアッシュの本音(けつい)。 時に厳しく、時に優しく、自分を見守ってくれたミステルと共に歩む彼にとっての答え(のぞみ)である。 「ああ、そうだな……まったくもっておまえの言う通りだよ、グレイ」 グレイの剛剣に押されながら、アッシュは今の自分の言が、 結局は決別した『光』の理屈を押し付けたに過ぎない事を思い知らされた。 親友の三人の仲間と共に過ごした日々のように、今己が彼女を想っているように...
  • “生きろ” よ───トシ、ロー……
    発言者:アイザック・フォレスト 対象者:トシロー・カシマ 「ああ───本当に、おまえと言う奴は」 何よりもよく、俺という愚か者の事を判っている。 友の遺言を成就するために(・・・・・・・・・・・・)、真の幻想(ヴァンパイア)を斃し生きるのだと……今、俺の魂は猛り狂っているのだから。 本当によく言ったものだよ、アイザック。俺達は滑稽なまでに、“何か” のためにしか生きられないらしい。 美影のために、おまえのために……唯一の我侭は己自身の過去絡みぐらいか。嗤えてしまう、何だこれは。 断言してもいい、俺以上に縛血者(ブラインド)が向いていない人間はいない。 無限の生は、無限の過去を約束する。未来を見詰められない己にとって、永遠の時間は地獄の代名詞だったから。 どこまでも、揺らがぬ、無欠の生き方を求め続けた二人の迷い子(捻くれ者)…… その決着の果...
  • じゃあな、アシュレイ……あの子のことも頼んだぜ
    発言者:ケルベロス 対象者:アシュレイ・ホライゾン レイン√の最終局面、光と闇の極晃星(スフィア)の宿命に翻弄され、ボロボロに傷つきながらも ようやく最愛の少女と共に答を導き出すことができたアッシュに対し、 光の眷属でも闇の敗者でもない、アシュレイ・ホライゾンという一人の男と向き合った上で、 信じてくれたレインの安らかな未来を願った、銀の冥狼の最期の言葉。 第二冥月(タルタロス)の脅威が地上に迫るという緊迫した状況の中、事態解決のために、 星辰天奏者(スフィアライザー)と星辰滅奏者(スフィアレイザー)、それぞれの極晃星の眷属である天駆翔(ハイペリオン)および銀悠冥狼(ケルベロス)の二体の魔星は、 お互いの力をすべてぶつけ合うことで双極のスフィアを対消滅させるべく、最後の殺し合いを開始した。 しかし、すでに死想冥月(ペルセフォネ)は滅奏に囚われ、彼女を...
  • お前達は迷惑なんだよ
    発言者:ゼファー・コールレイン 対象者:カグツチ、クリストファー・ヴァルゼライド 光のために未来のためにと輝きを愛して前へ進むことしか知らない可能性の明日を奉じる英雄譚の担い手である雄々しく輝かしい勝者である二人のお馬鹿さんへと告げた その輝かしく素晴らしい覇道にすり潰された砂粒である懐かしい昨日をこそ奉じる勝者の輝きを砕く逆襲劇の担い手であるゼファー・コールレインが告げた言葉。 報いるだの涙を笑顔に変えるだのそんな事を犠牲者(おれたち)は別に望んでない、お前達は凄いと認めるからどこか関わりのない遠くでやっていてくれという弱者の強者へと告げる本音である。 雄々しき信念を語り、「そんな様が憐れなんだ」と対抗する自分達がいることが 敵が強いことが、超えるべき壁が存在することがうれしくてたまらないと言った様子のカグツチへとゼファーは告げる 「間違いを粉砕しなけ...
  • 機甲星装兵
    ワーグナー 『シルヴァリオ トリニティ』にて登場した星辰体の関連技術を得たアンタルヤの悪名高き傭兵団、 強欲竜団(ファブニル)が新たに配備するようになった戦力であり、使い捨て(・・・・)の人間兵器。 ミツバ等の会話からは、素体となっているのは商国で借金で身を持ち崩した者等、表の道を歩けなくなったような人間達であるとみられ、そうした者達が、星辰奏者としての適性を無視する形で強制的に実験を加えられ、兵器として用いられる。 既に人間としての精神の個別性はそこにはなく、同じフレーズを繰り返し繰り返し続けながら殲滅行為に身を投じている。 共通√序盤、これらの兵と遭遇したアッシュやグレイ等は、 自分達星辰体と同調を得られている存在と比べ、全身を画一的な装甲で覆われた外見以上に、 余りに彼らが不安定で危険な状態に置かれているのかを感じ取り、本能的な嫌悪感や悍ましさを抱いてい...
  • 青砥さんのおかげで、世界が開けたような気がする! ……真実はここにあったんだね!!
    発言者:万里也 ジュン (CV:美月) 対象者:青砥 美汐 (CV:青山ゆかり) +注意 ※……本作のドラマCDは昏式、高濱両氏の担当ではないらしく(初回特典『Nightmare Materials』収録のライター陣座談会より)  特にこのミニドラマは、後半に近づくにつれBLドラマ(成人向け)のような様相を呈していくので御覚悟を……… +※以下は美汐とジュンによる妄想の一部です ●年上×年下の純愛(プラトニック) 『はは……嘘をつかないでくれ。これは高嶺さんの料理じゃないね。 僕の舌は味を忘れない───これは、君の味だ。 確かめさせてくれ、僕の舌が確かかどうか……君の、優しい味を───』 ●年下少年からの鬼畜攻め 『ふふ……。決まっているじゃないですか……礼さんを、躾けるためです』 『駄目ですよ───礼さん。俺は好き嫌いを、許せ...
  • あなたの他に、求めるものなど無いと言ったァァッ!!
    発言者:ジョージ・ゴードン・バイロン 対象者:《伯爵》 それだけ宿せば、これからの回収も容易かろう。励めよ、バイロン。今のおまえは良き器となった。 回収を続けるがいい、さすれば、おまえという器はより満たされるだろう。 ……《伯爵》よ、あなたは今の私を見てそれだけ(・・・・)しか思わぬと? 幼いこの身を導いていた時間……思い出しませぬか?我らが二人であった時、あなたは事有るごとに私を褒めてくれたではありませんか……! ……ああ済まぬな、忘れていた。 よくやったバイロン(・・・・・・・・・)、おまえは私の自慢だよ(・・・・・・・・・・)。──これでよいか? では行くがいい、迅速な仕事を期待する。 やはり、判りませぬか……! 強欲だな、まだ求めるか? 欲しい言葉があるなら言え、満足ゆくまで囁こう。 いいえ……そのような言葉遊びに意味など...
  • おまえのすべては五年前から私のモノだよ、ゼファー
    発言者:チトセ・朧・アマツ 裁剣天秤(ライブラ)隊長、チトセ・朧・アマツが、 かつて自分の前から姿を消した最愛の狼の生存を確信した上で発した己の“勝利”を取り戻さんという決意を込めた誓いの言葉。 『シルヴァリオ ヴェンデッタ』第一章『再始動/Restart』において、 主人公であるゼファーは、親友であるルシードから依頼された裏仕事の最中、 ミスを犯して強化兵三名ほか目標の護衛を行っていた帝国の部隊と戦闘に突入してしまう。 それでも、彼は過去の経験に裏打ちされた苛烈な殺人技法を用い、彼ら含め目撃者を一人残らず殲滅、その場から逃亡したのだが…… 実はゼファーが標的とした車両には、ヴァルゼライドの影を探る鍵を求め、チトセが秘密裏に天秤の部下を配置していたのだった。 部下達が任務を果たせなかったことに対して、 軍人としての責任感から冷ややかな視線を隠さ...
  • それは無理だな。なぜなら、俺は逃げるからだ
    発言者:グレンファルト・フォン・ヴェラチュール 対象者:ラグナ・ニーズホッグ 第二章終盤、徹底的に覚醒の先手を打つ事でラグナとミサキ、二人の“神殺し”を追い詰め続ける武神。 しかし、家族であるミサキが我が身を犠牲にしようとする姿に、ラグナは奮起。 攻撃のみに使用してきた紅の結晶を介し、神の星辰光(アステリズム)を数式入力(プログラミング)により掌握、無効化し――― 圧倒的な手数と先読みで戦局を優位に運んできたグレンファルトを両断、終焉の一撃を叩き込もうとするが…… すぐさま余裕を取り戻した神祖は、頭部を自ら切断して致命の傷を避けてみせる。 そのままグレンファルトはここまで追い詰められた理由、その核心に辿り着いた事で微笑を浮かべ、 「おまえたちこそ確かに自分達の千年を超える“神殺し”」「そしておまえは天才などではない」と独り真実に頷くばかり。 それを...
  • 縛血者(にんげん)――鹿島杜志郎
    発言者:縛血者(にんげん)――鹿島杜志郎 対象者:吸血鬼(かいぶつ)――《伯爵》 新生したトシローと覚醒した伯爵との相剋はトシローに軍配が上がった。 「ああ――無念だ。後一歩であったというのに」 「やはり、お前は素晴らしいな……宿敵(とも)よ。まさか私に敗北まで授けてくれるとは」 跡形もなく粉砕された心臓の痛みと、生涯を通じて最初で最後の失敗と辛酸を味わって・・・ 伯爵は苦笑しながら、勝者たるトシローに事切れんとする虫の息のまま語りかけた。 「口惜しい……たまらぬな、この痛苦。 成る程…誰もがこぞって私に敬服したわけだ。強い殻(よろい)を纏わねば軋む心に耐えられん……」 「全て、為すがまま――闇の寵愛が恋しくもなろう」 だから人間は吸血鬼になりたがる。別の何かに生まれ変わって解消してしまわなければ。 こんな激烈な痛み...
  • 聞いた風な口叩くなよ、オッサン。あんただって昔はヤンチャしてたんだろうが
    発言者:アイザック・フォレスト 対象者:トシロー・カシマ アンヌ√、アンヌの想いの強さを見抜けず、受け止められず。 傷つき独り自分の前から飛び出していった彼女が、せめて自分のいなくなった後も穏やかな日々を過ごせるようにと、 『裁定者』とその親であるカーマインを滅ぼすべく、残りの命を燃やし奮戦するトシロー。 だが、共闘を持ち掛けてきたバイロンの突然の裏切りに遭い、深い傷を負わされ死の闇に墜ちるかに思われた。 「おまえを拾ったのは俺なんだぜ? 命の恩人って奴だ。感謝しろよな」 そんな窮地に陥った彼を救ったのは、三本指(トライフィンガー)……その“影”にして、親友でもあったアイザック。 「どういうつもりだ」 「おまえに用がある。それを果たしてもらうまでは、勝手に死んでもらっちゃ困るんだ」 その用とは…… 「俺と殺(や...
  • 忘れないでくれ……奪われることも、殺されることもない……刺激のない時間を守るために、血を流している者がいることを
    発言者:ヴィクトル・シュヴァンクマイエル・クラウス 対象者:アリヤ・タカジョウ、アンヌ・ポートマン、ケイトリン・ワインハウス 「最期だ。どうか―――聞いておくれ、若人たちよ」 「白木の杭(ホワイト・パイル)は、ここで朽ちる。だからこそ、せめて耳を傾けてほしいのだ。 ……俺が、俺達が目指したものを」 おまえのことが大切だったと……愛娘に思いを告げ、未来ある少女達の為にクラウスは命を燃やし尽くした。 三桁近くにも及ぶ裁定者(テスタメント)の群れを単独で一掃し、戦いは終わった。 そして……闘うための装置で在り続けた老人の躰は、その重い代償を払う刻が迫っていた…… 四肢の感覚は喪失し、心肺機能は常人の半分以下にまで落ち込んでいる。 もう、彼は命を維持できる力は残っていない――あとは、ただ朽ち果ててゆくだけ。 涙するアリヤの姿さえ、視界に映す...
  • ───失わせねえよ、オレが
    発言者:桐原 零示 対象者:滝沢 さつき あたしだけだと思ってたよ、ずっと……大事に思ってるのも、好きだっていう気持ちもさ…… んなわけねえだろ、オレはそこまで薄情じゃねえ。 さつきの実家――その土地の買収を狙うIgel。その重要人物二名が零示、さつきそれぞれに接触を図ってきた。 それでも抗ってみせると、零示の力を借りて、新たな高額報酬の望めるクエストへ参加する事を決めたさつきだったが…… そんな二人が滝御庵に戻った時、さつきの父親は倒れてしまっていた。 多大な精神的負荷を抱えたまま、日々の経営を続けた結果の過労――という事で、一命はとりとめたのだが。 ……病院から戻り、零示の部屋を訪れたさつきはどこから見ても心も体も、ギリギリの状態だった。 今はとにかく休め、クエストの方も今回は不参加にするしかない、とボロボロの幼馴染を説得する零示に、 ...
  • 駄目だな、コレは。つまらない
    発言者:アイザック・フォレスト 対象者:《伯爵》 グランド√、己にとっての唯一無二を奪われぬために、持てる全力で《伯爵》に挑んだバイロン。 その結果は、バイロンの器(肉体)が強化の限界を迎えたことで自滅による敗北に終わろうとしていたが…… カーマインを喰らい、更なる高みへと昇った伯爵の姿に、 バイロンは「抵抗」を止め……かつて見た絶対の“吸血鬼”に今一度出逢えた、その感動に涙しながら。 無防備なままその薔薇の生命を、己がそう成りたいと願った想い人にして、同時に穢したくない理想───伯爵に差し出したのだった。 結果自体はどこまでも見えていたものであると、淡々と己の継嗣の死を見届けた伯爵。 ただ、小さな、しかし理解できない一つの疑問が彼には残った。 それは───彼女(かれ)の最期の「変化」であった。 「あれほど依存していながら、最期は妙に聞き分け...
  • ――おい待て駄目姉、おまえも敵か。ちょっとそこに正座しろ
    発言者:レイン・ペルセフォネ 対象者:アリス・L・ミラー 序盤のカレル橋での騒動の後、アッシュとアヤは先日の諸々の事情を聞こうと負傷中という大義名分を行使してイチャつきながらレインに会いに酒場に向かう。 レインと互いの無事を確認した後、ある弾みでアッシュは体のバランスを崩してしまい、体を支えていたアヤに往来の場でお約束のようにラッキースケベをかましてしまう。 先刻のイチャイチャも目撃していたレインは、彼らがもうそういう関係だと勘違いし「うわぁぁん!ねえさぁぁんッ!」と姉に盛大に泣きつく事態に。かわゆい ことの顛末を聞いたアリスは姉らしくよしよしと妹を慰めているかと思いきや、突然「美味しいチェリーを久々にもぐもぐできると思ったのに」ととんでもないことを抜かし、これにはさすがのレインも態度を一変させ冷たい口調で目の前の駄目姉に問い質したのだった。 本編ではいろんな相手にキレ...
  • 死んだ人間を背負っていくのも、決して悪くはないものだ
    発言者:沖田総司 三巻弐ノ章、斎藤一の只管に速度を追求した秘剣を前に、傷を重ねるばかりの沖田。 しかし、三段突きの通用しない相手に対し、沖田の瞳は未だ戦意を失ってはおらず……彼女はこの一戦で何度も見せた、平正眼の構えを取る。 新選組最強格の武人、その更なる全力と対峙できる事に、子供のように目を輝かせる斎藤へ沖田は告げる―― 「剣を窮める事にしか心を預けていないおまえと、今の私とは違う」 「己が背負っているもの――それは、戯れでおまえに斬り捨てられてしまった若夫婦への弔いの念と、そして」 「この手で斬った、藤堂平助の魂と誇りだ」 その言葉に、「死者を背負うなんて何の得があるのか」と困惑した表情を返す斎藤。 斎藤のそんな姿に、苦笑を浮かべたのは一瞬……沖田は口を閉ざし、迫り来る激突の瞬間へと集中する。 ―――そして、両者の魔剣が放たれる。 共に迅...
  • そう、もっと、もっとだ――全霊を賭して、我が矛盾を正すがいい!
    発言者:《伯爵》 対象者:トシロー・カシマ 「貴様ァァァアアアア───!」 愛する者を闇の世界へ墜とし、その死後の魂さえ貪っていた―― その元凶たる事実を淡々と語った《伯爵》を前に、かつてないほどにトシローは激昂する。 全力を取り戻した肉体の限界――その先へと彼はまさに立ち入ろうとしていた。 剣閃は秒刻みで鋭さを増し、一撃一撃を捨て身で放つトシローの意識は、《伯爵》の滅殺……その一事にのみ向けられる。 今この時、この瞬間、此処で吸血鬼を滅ぼせないなら――己が生に意義などない、と。 ……そんな一人の男の嚇怒を、まるで英雄譚を観劇する観客のような目線で《伯爵》は見つめる。 力量差は依然埋まらない。どれだけ友の託した力が、未知の可能性が、トシローを後押ししていても。 「羨ましいぞ、純粋にそう思う。それほどの敵意、殺意、狂える情動を私は感じ...
  • 痛みとは───糧なのだから!
    発言者:トシロー・カシマ 対象者:アイザック・フォレスト ――贋作が憧れを前に狂える喜びを剥き出しにし、それを真作が否定し……血戦の火蓋はついに落とされた。 “三本指(トライフィンガー)”の名を賭けた二人の決闘。 出し得る限りの技を、力をぶつけ合う男達。 アイザックは、瞬間ごとに自己の限界を突き破りながら、惑ってきた友がようやく手にしたであろう、今の『答え』を問う。 それに対し、トシローは確かに、惑っていたかつての時間以上の意義を己は得ることができた、と返すが…… 贋作(アイザック)は、少女ニナの命令に黙して従う――そう在ることを望んできたトシローにとっては楽だろうが、 彼女にとっては、その選択一つ一つの重さを全て背負わされる苛酷な道となるだろうと指摘する。 「あなたの為に死なせてください?ヒはッ、そりゃ随分と残酷な台詞だなァーーッ!」 ...
  • 素敵だなって感じたの、今でもよく覚えてる
    発言者:万里也 ジュン 対象者:青砥 美汐 美汐√、自分は目的の為におまえ達とつるんでいるに過ぎないと刺々しく語る美汐と、 その在り方に踏み込み、“仲間”として互いに護り合うべきではないか、 むしろ美汐の方が無理しているのではないか……と告げるジュン。 ――殺意さえ含んだ美汐の拒絶の言で一度解散し、青砥邸から凌駕と礼は戻っていった。 それでも何処か割り切れぬ気分を抱えたままの美汐は、結局夜まで屋敷に留まり、気分転換に外へ出たが…… 門の前で彼女を待っていたのは、どうしてか気に入らない相手であるジュンの姿で――。 そこで、ジュンは自らの素直な思いを語り出す。青砥美汐という素敵な女性(ひと)の事を。 本編より 「美汐。あたしが、伝えたかったのはね……」 「……言ってみろ。そしてこれで終わりだ。 付き纏われるのはうんざりなんだよ。この際言葉でも...
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