- このページを作ろうと思ったのは、ミストキャッスルの足跡を残したい、という気持ちとともに、
そうすることで、スレに新しい「ゲーム」を提案できると思ったからでもあります。
- 『幸せな「未来」はゲームが創る REALITY IS BROKEN』 ジェイン・マクゴニガル という本を読んだからです(おすすめです)。
最大級のMMOゲームであるWOWには、「自分の戦歴を残すウィキ」や「ゲームのテクニック、初心者がつまづきやすいポイントを解説するウィキ」などがあるそうです。
- 経験者は、これらのウィキに参加することによって、「より深くゲームに参加してる感覚と喜び」を得ることができ、
また、「ウィキを充実させる」というゲームにも参加できるわけです。
ページを作ってみてはいいのでは、と思いました。
(それぞれのコツは相反するものがあってもいいと思います。それぞれのGMやPLや状況ごとに違うテクニックがあると思うので)
- トップページさえ整理されていれば、さまざまなアイディアや記録のページができてもいいんじゃないでしょうか(提案)。
○以下は、霧の街セッションについてのGMの内心の声です
専用ロダにあがってるログを合わせて読むと、なお楽しめるかもしれません。
注意 ネタバレにはなるべく配慮して書きますが、必然的にネタバレになってしまうことはそれなりにあると思います。
ログもですが、このページを見る際にはその点をご注意ください。
〈開始〉
・そろそろ1年近く前になる、2012年の5月。
自分もGMやってみたいな、どうしよう、などと思っていた時期。
ライダーや名誉点のルールも把握しないまま、勢いのまま募集をかけました。
・セッションは楽しいけど、オンセで時間がかかるというのは意外に負担が大きい。
「もっと時間を短縮してより負担少なく、気軽に楽しくプレイできないか」
「小さなクエストが複数あるサプリを、週間ペースで短時間やれば、短くても濃密なものにできないか」というような発想からスタートしました。
・やる前は、PCやPLは入れ替わってもいいんじゃないか、と思ってたんですね。
やってみたら、思った以上にストーリーの連続性があって、情報の共有も難しいという思いから、固定PCで続ける流れに。
・あと、匿名のスレによるオンラインのセッションというPLのモチベーションだけが頼りの環境だけに
あるいは、誰がどんな環境にあるかもわからないわけで、「いつでも区切りよく終わりにできるようにしよう」というのは最初から常に意識してました。
【この時期のスレ】
・まだ、スレでは週末に1個卓が立つかどうか、という状況でした。
何人かのGMが前回のレギュと経験を引き継いで新たな卓を立てて募集する、というようなかなり少人数のスレだったと思います。
SW2.0のログが、第○回っていうのと、単発とにわかれてるのはこの時期の名残りでしょうね。
・また、サプリは高額で負担になるから、SW2.0はサプリなしでできる環境を維持しよう
馴れ合い防止でキャンペーンや続き物の是非をめぐってスレファイ(スレッドファイト)があったりしました。
最初のころは、キャラは使いまわししないほうがいいんじゃないか、なんていう意見も書き込まれてました。
〈第一部〉
・おっかなびっくりはじめて、PCの自己紹介は忘れるは、表の見方はとちるは、ととっちらかりまくりでした。
乱戦関係の解釈でもめたり、クエストを進めたいPCとマップでのイベントを描写したいGM(通りすぎたマップはもう注意をむけてもらえないだろうという気持ちがあったため)との齟齬があったりと
わりとひやひやすることも多かったです。
・そして、セッションで一番緊張するのはいつもセッション後に「次回どうする?」と聞くときでした。
内心いつ「もうやめよう」「都合でできなくなった」と言われるかと。
そして、やってきた「その日」まさにそういわれる日が来て、迎えた最終回。
・これで最後なんだし出てきてない高レベルNPCを勢ぞろいさせてやろう、などと考えていたらPLの一人が欠席でセッション中止。肝を冷やすことに。
かわりに別PLのGMによる突発霧の街番外編セッションが開かれることに。世界観をシェアするのはGM同士の裁定で揉めたときの仲裁が難しいのですが、こういう試みはおもしろいと思います。
このGMがPLとして参加した番外編で「戦闘あっさり目でも楽しいセッションにはなるんだ」と思ったのでした。それがなければ、1部最終回はかなり厳しい戦闘になっていたことでしょう。
【この時期のスレ】
スレで立っている卓は金曜にミスキャだけ、という状況が何週か続いてたと思います。
「ひー、今、このスレのコンテンツはミスキャだけ!?」とかなりプレッシャーだった記憶が。
〈第二部〉
・PLの都合がついたということで、再開させようとしたらセッションがいっぱいで予定を合わせるのに苦労した覚えがあります。
・実は、「セッションが次回に続く」ことをGMが意識するようになったのは、第二部からでした。
「いつでもやめられるように」という意識はありつつも、「次回も続けてもいいんだ」と思えるようになったのですね。
・この時期から、次回に引く展開やオリジナルの展開をいれるようになりました。
それまでは「バランス保証」つきであるサプリの展開を外さないように強く意識してました。
アクセントとして、オリジナル要素を入れてもいいかも、と思えるようになったのが二部くらいの時期でした。
・そう思えるようになったのは、ハイネ救出ミッションの経験が大きかったかもしれません
(この部分の記述すげー少ないんだもん・泣笑)
【この時期のスレ】
・複数のセッションが乱立するようになり、GMが一気に増加。
1回ごとにストーリーの連続性の少ない蛸式キャンペーンが立ったのもこの時期でしょうか。
サプリも違和感なく導入されるようになりました。
・スレでのセッションの内輪話が問題にされだしたのもこの時期かと思います。
個人的には、ネタがわからないなら観戦に行ったりログを見たりすればいいわけで
スレはむしろそういうネタを共有できる場所としてなんでも書き込めるようにしたほうがいいと思います。
(何事も程度問題ではありますが)
第三部
・言うまでもなく、最大の変化は、新PCであるヒルデの加入でしょう。
PC人数を増やそう、という案には、正直かなり迷いました。
変化の少ない環境でやらせてもらってただけに、うまく馴染んでくれるのか、PL人数が増えてもうまくまわせるのかかなり不安でしたし、人数が増えると予定をあわせるのも難しくなるでしょう。
と、内心きょどりまくりで迎えた新PCヒルデガルダ。
ヒルデにとってもやりにくい部分は多かったのではないかと思うのですが、楽しんでもらえてたらいいなぁと思います。
・そして、第三部ではスケジュールあわせに苦心した結果、「開催間隔はそれまでより空けて、日曜に長時間」というスタイルに変わったのも大きな変化だと思います。
最終回に至ったのも、いちばん大きい事情はGMのリアル事情というものでした。
大詰めにきて、中途半端なことになってしまうかなと残念に思っていたところ、思いがけず収まりよく、霧の街開放というサプリに載っていない範囲のストーリーまで
語りつくせたのはなによりうれしいことでした。(それだけに、最終回の中断には血の気が引いた)
【この時期のスレ】
いろんなシステムやセッションややり方が出てくるだけに、新しい問題も出てきてる、という印象を受けます。
スレの終末時計が進んだな、と思うこともちらほら(別にこの時期に限定したことではないですが)。
危機に陥ったり盛り返したりしながらスレは続いていくのでしょうか。
〈終わり〉
やりたい人が自由意志だけで集まっている匿名のオンセやスレという環境は、
必ずしもキャンペーンをやるのに向いている環境ではないと思います。
そんな中、毎週、「お? お? まだ続く? え? もっと続けていいの?」という感じで、
PLが高レベルの成長のことを話すのを聞いて内心「そこまで続いてるかなぁ」と思いつつも続いててほしい気持ちはあったり。
およそ10ヶ月に渡って続けられ、ストーリー的にも完走までできたのはちょっとした奇跡だと思います。
プレイヤー陣や、スレの人たちにも本当に感謝。
【NPCズ】
○ザバールについて いろいろ
〈最初の頃〉
某PCたちの態度があまりにあまりなので、なんらかの……ペナルティや魔法による攻撃を行うべきか悩んでました。
結果、霧の街っていう、きつきつでやると高ストレス環境になりそうということとを鑑みてその辺はゆるくやることに決めました。
……この辺は、思うところあったPCもいたようです。
ザバールとPCがだんだん馴染んでいくのは楽しかったです。もっとドライな関係になると思ってました。
そして、まさかのPCとしてのセッション参加3回は予想外の副産物というべきでしょうね。
これがなければいまだにタビットPCやってなかったかも。
〈《魔神使い》の扱いについて〉
デーモンルーラー技能は持ってないことにしました。
- 思った以上にPCと馴染んだキャラになったので、あまり外道にしたくなかったこと
- そしてなにより、PCを供物にしようと狙ってる疑惑が生まれそうなのがいやだったので
魔神は毎日、遺失の操霊魔法(堕女神シリーズ巻末に収録)で呼んでることに 結果、やや高いレベルに
○謎の浮民カーライル
いえ、特にこれといって重要なNPCではないのですがっw 印象深いミッションに出てきたキャラではありますっw
ふと、最終回に名前を出してみたら(登場シーンはけずられた)すぱっと「ああ、あの」って反応が返ってきてうれしかったですwww
しかし、これ以後、ランダムミッションをうけてもらえなくなったのはちょっと残念でしたww
○ミッションについて
PCはミッションにヒロイックなものを求めるのだなぁ、と感じたのが、貴族救出ミッションの時でした。驚きの迅速な動きでした。
この時とか、ハイネの時などにGMが「アドリブで~」と言ってます。
「シナリオがあるじゃん」と思われるかもしれません。
ここでのアドリブというのは、予想外の展開であまり読み込んだり準備してない時にとっさの進行をおこなった、というような意味です。
シナリオに基本的な展開や報酬その他は書いてあるんですが、細かいセリフやとっさの不明点なんかはわりとあったりします。
○サンドリーヌについて
思った以上に宿泊することの多かったサンドリーヌ邸。
ザバールと別の意味でお世話になることの多かったNPCでした。(サンドリーヌそのものとの絡みは、そんなにものすごく多いというわけではなかったと思いますが)
実は、サンドリーヌの事情を話したのはサプリの指定よりもかなり早い時期でした。
GMのうっかりで、サンドリーヌの事情に言及してしまったのです。……内心あせりまくりで、「もうここで腹を割ってはなしてしまおう」と腹をくくったのでした。
セッションをずっとやっていく上で、たとえば新キャラが出た時に、「すぐに相手のLvチェックしよう真偽判定しよう」とはならなかったのが、GMとしてはひそかに印象深く、うれしく思っていたりします。
○ハイネについて
登場してから全編通してとても印象深いキャラになりました。
第二部はストーリーのメインはハイネだったと言っても過言ではないでしょう。
この時は、「キャラとしては救出されることを望んでいない」のに、GMとしては「救出のためのヒントをわたさなくてはならない」という二律背反に困りました。
確保して渡して終わり、かと思ったら予想以上に救出に熱意を込めてもらって、ただでさえ難解な展開だったところにさらなるアドリブを求められることに。
その分、GMとしての自信にもなったような気がします。
びっくりするくらいかわいがってもらったキャラになりましたね。
最終回でのやりとりは、GMにとしては、「やりきった」感があって、満足しています。
○月の娘アリアドネについて
ハイネとアリアドネについては、出してみたいNPCの2トップでした。
そして、思いついたとしても自作のシナリオではなかなか出さないだろうと思うキャラでもあり、「出すとしたらどうしたらいいんだろう」というプレッシャーがもっとも強いNPCの2トップでもありました。
1部で終わることになり、出す機会はないままだったな、と思っていただけに、ちゃんと登場させられたのはうれしかったです。
PCには「謎めいた美女なんだけど、なんだか怖い」という印象を与えられたようで、意図した通りにキャラを表現できている、と内心喜んだものです。
○翠将ヤーハッカゼッシュについて
ボスには強くかっこよくあってほしい、というGMのエゴが最終回で出てしまったような気がします。
詰め込みすぎた結果がまさかの最終回中断・延長。
ミスキャ終了の最大の理由は「リアル事情によって」というものだったので、あの時はかなりあせりました。
結果、最後にやった真・最終回では詰め込みすぎずに終わるようにということを意識して
かなりシナリオ自体はシンプルなものになってます。
これだけ続いた、続けたキャンペーンを終わらせるというのはGMにとってもなかなか葛藤なのだなぁと思いました。
2013,04,10,thurs.
霧の街の冒険
使用システム
SW2.0
GM
カーヴの人
参加メンバー
目的
霧の街生還
分割セッション
- 5月20日
- 5月25日
- 6月8日
- 6月15日
- 6月22日
- 6月29日
- 7月13日
- 7月16日
- 7月20日
- 7月27日
- 8月3日
- 8月10日
- 8月14日
- 8月29日
- 9月7日
- 9月14日
- 9月21日
- 9月23日
- 10月6日
- 10月12日
- 10月19日
- 11月2日
- 11月9日
- 11月16日
- 11月23日
ログファイル
- 公式の回答によりプレイログは配布禁止とされたので一般公開を停止します。ソースはこちら「
1
、
2
」
- なお、参加者に限っては
こちら
からダウンロードできます
- パスワードについてはIRCにて告知します
最終更新:2013年05月05日 09:41