100827 ジーキル博士/光文社
■okn
- 1886年の作品、坪内逍遙が活躍していた頃
- ピッコロ大魔王
■cab
- 宝島を書いた人なんだね
- 二作もヒットを出せるのはすごい
- ジャンル的には探偵小説
- 風博士
非常に短いながらも(短いからこそ)よくつくられた短編!お手本的で教科書的な要素と構成で、文章技術が弁護士とかもやってたインテリだけあって非常に「ちゃんと」してる。
この「二重人格」という設定を思いついた時点で名作確定。日本文学にも多数のフォロアーを出している。個人的には坂口安吾の「風博士」がバカらしくておすすめ。
探偵小説としてもいいです。こう、絵がいいというか。映像的にきれい。こういうのはなかなか日本人キャストではむずかしいなあ。
読みやすさ8
おもしろさ8
やくに立つ6
■goo
- 短いからサクッと読める
- のっとり系 紋きりの大もと。
- 手紙系
- 表紙にもうひとりの人
二重人格のもう一人に乗っ取られる!的な話の大元。色々と引用されているので今読んでも新鮮さは無いがネタバレしてても充分面白い。当時ヒットしたのも頷 ける。
ジーキルは元々の性格を「善」と「悪」の善の方と言っているが、人格変化の誘惑に負けつつも変化後の人格のやった事は他人事、としている善というのも
どうなんだろうと素朴に思った。
読みやすさ8
おもしろさ7
やくに立つ3
100821
フランケンシュタイン/シェリー
■OKN
捨てるシーンがない
最後ジェットコースター
映画とは話がちがう
古さを感じさせない
怪物に感情移入する
1818 年に「フランケンシュタイン、あるいは現代のプロメテウス」として出版された。フランケンシュタインは怪物をつくった科学者の名前だが、今では怪物の名として誤用されることが多く、人間の科学によって生みだされた災いのシンボル、自分の創造者をほろぼす被創造物という意味にもなった。
Microsoft(R) Encarta(R) 2008. (C) 1993-2007 Microsoft Corporation. All rights reserved.
悲しむのがいい
キリスト教的テーマなど複雑にリンクしてる 父殺し、愛、失楽園
みにくくてこころがやさいい の元祖
怪物が名言はきまくり
「奴隷」創造主の奴隷
人(親)から愛された人間でないと人を愛せなくなってしまう
児童虐待
雑い点 北極とか
「キミそんなんよんでんの?」という教授 が元凶
乙女ちっくな部分も◎
人間は友達(承認)をもとめる
人間は承認を求める。親から、異性から、友人から。でもそれがすべてかなえられなかったとしたら一体どうなってしまうんだろう? 怪物は地獄に堕ちたサタンさえ、羨ましいという。彼には同じ悲嘆や絶望を分かち合う、仲間がいるから。対して、怪物はこの世で一人の種族だ。肉親と呼べるのは、造物主であり不倶戴天の敵、ヴィクターだけ。父親殺しだけが、この怪物が自由意志を持つ人間である証であるということが、やりきれない気分になる。愛を考えるのに最適な本。
愛もなく、なぜ造った。
読みやすさ9
おもしろさ10
ためになる9
■CAB
いかに「フランケンシュタイン」のビジュアルが後付けされたか
船→独白→怪物の独白→独白→船、お手本のような
ハリウッド映画のような
作るシーンのリアリティがない。陳腐にならないぎりぎりのライン
いろんな仕掛けがある
言葉を覚えるのが早い
男が書くと理屈っぽくなるシステム
読みやすさ8
おもしろさ8
ためになる9
フランケンシュタイン
読めばこの小説が、あらゆるエンターテイメントにおける「ザ古典」になりえたかがよくわかる。いかにのちのちのフランケンのイメージが原作からインスパイアされたものかよくわかるだろう。物語の構造、テーマ、キャラクター、など教科書的なうまさ。荒っぽい点もあるのだが、それも愛嬌というかシェリーを好きになれる点だと思う。
そして、この物語自体がシェリーの創造物であり怪物である。
8月14日
46注について
何のためにかかれているのか
サルとは言語と土地所有だけの違い
サルには歴史はない⇔歴代ボス猿の写真
解説からよむべき
ルソーの初期の作品だけれど、ルソー初心者には敷居が高いかもしれない。原始社会と文明社会を比べることによって何が言いたいのかが、差し迫ったテーマとして我々に響きにくいのだ。おそらく、ルソーの言う「不平等」は貧富の差、地位の差であろうと思う。ただ、それらはいま我々が生きる社会では、メインの問題ではない。それよりは自己実現度の差のほうがよほど問題になるだろう。社会契約説は、個人と国家といういまだ死なないモンスターとの関係を語る上で、いまも色あせない魅力がある。それに比べるとどうしても実用書ではなくルソー思想の書、という気がしてならない。
読みやすい7
ためになる6
おもしろい5
啓示体験→いきなり思想家
想像するしかない原初の人間
人間の原書の状態に思いをめぐらすというのはなんと純粋な作業だろう。ほとんどが小説を書くように想像力と物語の力を信じて掘り進んでいく、若い(といっても42歳)青年の想像の論理的な構築のみによって語られる論文。
こうであったらいいのに!だから現状は間違っているという明解な論理(ピュアな妄想)が多くの思想家に影響をあたえたり、社会を引っ張っていく原動力になるというのは素晴らしい。
読みやすい7
ためになる5
おもしろい5
2010年8月14日 土 人間不平等 ルソー 光文社新訳
2010年8月21日 土 フランケンシュタイン シェリー 創元推理
2010年8月28日 土 ジキル スティーブンソン 光文社新訳
2010年9月4日 土 化学の歴史 アシモフ ちくま学芸
2010年9月11日 土 文明の生態史観 梅棹 中公クラシック
2010年9月18日 土 戦争体験 福間 中公新書
2010年9月25日 土 菊と刀 ベネディクト 光文社新訳
2010年10月2日 土 星界 ガリレオ 岩波
2010年10月9日 土 飛ぶ教室 ケストナー 光文社新訳
2010年10月16日 土 難解な本を 高田 光文社新訳
前田典子
story モデル
v-lux20
100710 老子・荘子 角川ソフィア文庫
――――――――――――――――――――――――――――
■goo
- 冒頭の解説がわかりやすい
- 「親を大事にしろ」といわなきゃいけないのがすでにおかしい、というロジック
- 鼓腹撃壌
- もっともダメなのは下々が政治を侮っている状態
- 紀元前なのが凄い
読みやすさ9
ためになる7
おもしろさ6
老子思想はいちいちもっともな事を言う必要はねぇ!もう意識して口に出してる時点 でだめ。意識してしまったらもうワンランク落ちるんですよという厳しい指摘です。
凡人はせめて意識してでも心がけるように頑張ります。
荘 子はあんまり読めませんでした。
■okn
- こんなわかりやすい解説は始めて
- パンクロック
- 言葉は生きているが出典は死んだ
- 無為自然 LOHAS
- 聖人 ディオゲネス
- 逆説 相反する2つの概念は対立ではなく1つ=道
- プロシュート兄貴の「ぶっ殺す」のアレ
読みやすさ10
ためになる8
おもしろさ8
老荘思想はスマートだ、そつがなくて洗練されている。スリーピースバンドの演奏のように、簡潔で響く。考えてみれば、中国諸子百家の時代は何と面白い時代だったことだろう。いろんな中小企業のタコ社長みたいな王様や官僚がいて、仕官するために専門学校を作った無職の似非コンサルタントの群れ! その中から孔子をはじめ、さまざまな思想が生まれた。老荘なんかはほとんど負けた部類だと思うが、「無用の用」なんて言葉は生きているし、いまこうして500円そこらの本でエッセンスが学べる。老子の「無為自然」荘子の「万物斉同」は常に文明へのカウンターカルチャーだった。現代人にも問いを投げかける。
■cab
- わかりやすい
- 西洋思想よりフィーリング
- 儒教へのカウンターなのがいい。
- 道、というのが永遠のテーマ
読みやすさ8
ためになる10
おもしろさ8
それはそれであってそれでなくもともとがそれなのである。社会につかれた古代の中国のホワイトカラーたちがここに逃げ込むのはわかるような気もする。われわれと全く同じようなストレスやもやもやとかかえ日々暮らしていると大きなものに包まれたい、蓄えたものを投げだしたいという欲求にかられる。スーツケースひとつで旅に出るようなロマンがぼろをまとったこの聖人にはあるのだ。ものにはこだわらずすべてをすてて大局に生きるよう諭す。社会にいきながらそうしてみたいものだ。
次回!
万延元年のフットボール 大江健三郎 講談社文芸文庫
――――――――――――――――――――――――――――
BBB文芸の原稿
裏日本・新連載……7/10 24時までに入稿します!
BBBブーム
* 発行日7/15
* 〆切7/13
* 担当cab
* 特集=汗で筋肉を磨こう!魅惑のゴールドジム。
* 特集執筆者=部長、今村、河津
クラマ画会万歳! をやりたい2012年イベント
『ヒラキ男子全身コーデ図鑑!』by 大宅ヨツグ
『ヒラキがーる全身コーデ図鑑!』by ミーチョ
『「ヒラキ革命」は何をもたらすのか』by 五門雄一
【強力連載】
『(財)日本優劣審議協会-NYK-すべての事象にシロクロつけます!』by 白鳥 黒人
『俺と漫画』by GOO
『こんな映画が好きです』by 沖菜緒己
『おじさんとアニメ』by アーゴ・武庫川
『格差を生き抜くレシピ』by 池山ジュンジ
『コモディティックが止まらない』by ミーチョ
『あなたの知らないデザイナー』by 大宅ヨツグ
『日曜動画劇場』by 利根川治郎
『研究員のワタシが語る現代・美術ガイド』by ミズタニ
↓
アート関係者が語る
オシャレすぎる古都生活
格差レシピ
↓
人間関係の料理法
職場のあるあるネタ含む
こんな映画
↓
現代カルチャー
映画・演劇・本を含む
ー
しばらく「総力特集」
全員ゴールドジム特集に投入
10人の先生が全員「道をひらく」
おもしろがり方がポイント
――――――――――――――――――――――――――――
100717
万延元年のフットボール/大江健三郎/講談社
「前衛」的
自分探し文学
ポストモダン全部いり
1970年発表
大きな物語 と 小さな物語 >最近の純文学は自己紹介文学
紋きり
鉄男
土着的なモティーフ
20代の青春物語はいまない
自分さがし大全
自分さがし2.0
犬神家か万延元年か
アナルにキュウリを突っ込んで自殺、という素晴らしいモチーフで俗っぽい普通の読者の心をわしづかみにする。そんな意味では非常にサービス精神に富んだエンターテイメント純文学とでも言おうか。政治的なテーマと自身の生活の不安、日本の土着的風土と芸術という、どう考えても小説にならないような要素を入れ込む、その芸達者ぶりは恐ろしい。難解に見える文体も10ページも読めば慣れてしまう。綿密な計算と格調高さ、俗っぽさのバランスはやはり大江健三郎ならではといえる。反戦運動の人と捉えられているのは社会的な損失だろう。ノーベル賞作家はやっぱりすごいのだ。顔に朱色のペンキを塗ってキュウリを穴に突っ込んで縊死、というアイデアを考えついた時点で、大江の勝ち。
読みやすさ 7
ためになる 6
面白さ 9
そんなモチーフださなくてもいいのに……
記号的な感じ
自分さがし部分だけのアンソロジー
読みやすさ 6
ためになる 6
面白さ 8
前衛的でステロタイプ的な過剰な現代美術のようないろどりのあるてざわり。変死体や過食症の女などの強烈なモチーフの配置が計算ずくである。けれども70年代の乾いた明るさのようなものが感じられ「どろどろ」を相殺していくようだ。不思議なリズムをもって響いてくる文体は50ページもすればなじんでくるし、よくわからない好感がもてる。
ザ・文化人のわかかりしころの小説はいまでもその写真のようにわかいままだ。
書き出しのよくわからない感じから読めないかも、と思ったら友人の自殺から急に読み易くなり、そこからは割とスイスイ読めます。やっぱ書き出しは純文学たるもの重々しくいかねばならないのでしょうか。途中までしか読めなかったので感想はここらあたりで。
読みやすさ 3→6
ためになる 4
面白さ5
次回は、ロウソクの科学
――――――――――――――――――――――――――――
泣く子と地頭には勝てぬ
元の木阿弥
ファラデーの法則
プロテイン試飲
晩ごはんはプロテインのみ
――――――――――――――――――――――――――――
BBB文芸
そろっているのですぐ発行する
その次はBBB文芸
発行日は8/1
ソネット終了
新連載1本
100703 第3クールの選書
■okn
- 老子・荘子 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ?・クラシックス 中国の古典)野村 茂夫 (文庫)¥ 700
- 「戦争体験」の戦後史―世代・教?養・イデオロギー (中公新書)福間 良明 (新書)¥ 882 在庫あり
- 星界の報告 他一編 (岩波文庫)ガリレオ ガリレイ (文庫)¥ 588 在庫あり
- 文学の楽しみ (講談社文芸文庫) 吉田 健一 (文庫)¥ 1,470 在庫あり
- 万延元年のフットボ-ル (講談社文芸文庫) 大江 健三郎 (文庫)¥ 1,575在庫あり
- 文明の生態史観ほか (中公クラシックス)梅棹 忠夫 (新書)¥ 1,733
- フランケンシュタイン (創元推理文庫 (532‐1))
森下 弓子 (文庫)¥ 630
■218
[絶版]鳥たちをめぐる冒険 (講談社学術文庫)
- 菊と刀 (光文社古典新訳文庫): ル-ス・ベネディクト
- 告白 上 岩波文庫 アウグスティヌス岩波文庫 青 805-1
- ソシュールを読む (岩波セミナーブックス 2) (単行本)丸山 圭三郎 (単行本 - 1983/1)新品: ¥ 2,520
[絶版]弔辞大全〈2〉神とともに行け (新潮文庫) (文庫)
■cab
■光文社 古典新訳
ジーキル博士とハイド氏スティーヴンスン/著 村上博基/訳 ★
1ドルの価値/賢者の贈り物 他21編O・ヘンリー/著 芹澤恵/訳 ★
飛ぶ教室ケストナー/著 丘沢静也/訳 ★
■光文社 新書
難解な本を読む技術 (光文社新書) [新書] ★
高田 明典 (著)
■ちくま学芸
化学の歴史
アイザック・アシモフ 著 , 玉虫 文一 翻訳 , 竹内 敬人 翻訳 ★
■goo
- ロウソクの科学 (角川文庫) [文庫] ファ ラデー (著), 三 石 巌 (翻訳)
- アフォーダンス-新しい認知の理論 (岩波科学ライブラリー (12)) [単行本] 佐 々木 正人
- 人 間不平等起源論 (光文社古典新訳文庫) ジャン=ジャック ルソー
■OKNのランキング
1:万延元年のフットボ-ル (講談社文芸文庫) 大江 健三郎 (文庫)¥ 1,575在庫あり……22点
2:フランケンシュタイン (創元推理文庫 (532‐1))森下 弓子 (文庫)¥ 630
3:人間不平等起源論 (光文社古典新訳文庫) ジャン=ジャック ルソー
4:老子・荘子 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)野村 茂夫 (文庫)¥ 700
5:文明の生態史観ほか (中公クラシックス)梅棹 忠夫 (新書)¥ 1,733
6:「戦争体験」の戦後史―世代・教?養・イデオロギー (中公新書)福間 良明 ¥ 882
7:化学の歴史 アイザック・アシモフ 著 , 玉虫 文一 翻訳 , 竹内 敬人 翻訳
8:飛ぶ教室ケストナー/著 丘沢静也/訳
9:文学の楽しみ (講談社文芸文庫) 吉田 健一 (文庫)¥ 1,470 在庫あり
10:菊と刀 (光文社古典新訳文庫): ル-ス・ベネディクト
11:星界の報告 他一編 (岩波文庫)ガリレオ ガリレイ (文庫)¥ 588 在庫あり
12:1ドルの価値/賢者の贈り物 他21編O・ヘンリー/著 芹澤恵/訳 ★
13:ロウソクの科学 (角川文庫) [文庫] ファ ラデー (著), 三 石 巌 (翻訳)
14:ジーキル博士とハイド氏スティーヴンスン/著 村上博基/訳
15:難解な本を読む技術 (光文社新書) [新書]
16:深く「読む」技術 ─思考を鍛える文章教室 今野 雅方 著
17:読んでいない本について堂々と語る方法 [単行本] ピエール・バイヤール (著)
18:大数学者 小堀 憲 著
19:ビーグル号航海記 全三冊 チャールズ・ダーウィン 島地 威雄 訳
20:告白 上 岩波文庫 アウグスティヌス岩波文庫 青 805-1
21:アフォーダンス-新しい認知の理論 (岩波科学ライブラリー (12)) [単行本]
22:ソシュールを読む (岩波セミナーブックス 2) (単行本)丸山 圭三郎 (単行本……1点
■cabのランキング
【12】老子・荘子 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ?・クラシックス 中国の古典)野村 茂夫 (文庫)¥ 700
【9】フランケンシュタイン (創元推理文庫 (532‐1)) 森下 弓子 (文庫)¥ 630★
【11】文明の生態史観ほか (中公クラシックス)梅棹 忠夫 (新書)¥ 1,733 ★
【16】星界の報告 他一編 (岩波文庫)ガリレオ ガリレイ (文庫)¥ 588 在庫あり ★
【1】菊と刀 (光文社古典新訳文庫): ル-ス・ベネディクト ★
【14】ジーキル博士とハイド氏スティーヴンスン/著 村上博基/訳 光文社 古典新訳★
【10】1ドルの価値/賢者の贈り物 他21編O・ヘンリー/著 芹澤恵/訳 光文社 古典新訳★
【13】飛ぶ教室ケストナー/著 丘沢静也/訳 光文社 古典新訳★
【17】難解な本を読む技術 (光文社新書) [新書] 高田 明典 (著) ★
【18】化学の歴史 アイザック・アシモフ 著 , 玉虫 文一 翻訳 , 竹内 敬人 翻訳 ちくま学芸★
【15】ロウソクの科学 (角川文庫) [文庫] ファ ラデー (著), 三 石 巌 (翻訳) ★
【8】人間不平等起源論 (光文社古典新訳文庫) ジャン=ジャック ルソー ★
【6】アフォーダンス-新しい認知の理論 (岩波科学ライブラリー (12)) [単行本] 佐 々木 正人
【5】「戦争体験」の戦後史―世代・教?養・イデオロギー (中公新書)福間 良明 (新書)¥ 882 在庫あり
【4】文学の楽しみ (講談社文芸文庫) 吉田 健一 (文庫)¥ 1,470 在庫あり
【7】万延元年のフットボ-ル (講談社文芸文庫) 大江 健三郎 (文庫)¥ 1,575在庫あり
【3】告白 上 岩波文庫 アウグスティヌス岩波文庫 青 805-1
【2】ソシュールを読む (岩波セミナーブックス 2) (単行本)丸山 圭三郎 (単行本 - 1983/1)新品: ¥2,520
gooランキング
[1+12+23=36]1.菊と刀 (光文社古典新訳文庫): ル-ス・ベネディクト
2. 難解な本を読む技術 (光文社新書) [新書]
3.読んでいない本について堂々 と語る方法 [単行本]
[19+8+19=46]4.人 間不平等起源論 (光文社古典新訳文庫) ジャン=ジャック ルソー
[2+6+18]5.アフォーダンス-新しい認知の理論 (岩波科学ライブラリー (12)) 佐 々木 正人
6.「戦争 体験」の戦後史―世代・教?養・イデオロギー (中公新書)福間 良明
7.深く「読む」技術 ─思考を鍛える文章教室
8.大数学者 小堀 憲 著
[9+15+14=38]9.ロウソクの科学 (角川文庫) [文庫] ファラデー (著),
10.・万延元年のフットボ-ル (講談社文芸文庫) 大江 健三郎 (文庫)
11.ジーキル博士とハイド氏スティーヴンスン/著 村上博 基/訳
12. 化学の歴史 アイザック・アシモフ
[1+2+10=13]13.ソシュールを読む (岩波セミナーブックス 2) (単行本)丸山 圭三郎
14.飛ぶ教室ケストナー/著 丘沢静也/訳
15.星界の報告 他一編 (岩波文庫)ガリレオ ガリレイ
16.文学の楽しみ (講談社文芸文庫) 吉田 健一 (文庫)
17.フランケンシュタイン (創元推理文庫 (532‐1))
18.文明の生態史観ほか (中公クラシックス)梅棹 忠夫
19.ビーグル号航海記 全三冊 上
20.1ドルの価値/賢者の贈り物 他21編O・ヘンリー/ 著 芹澤恵/訳
21.老子・荘子 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ?・クラシックス 中国の古典)野村 茂夫
22.チャー ルズ・ダーウィン 島地 威雄 訳
[2+3+1=6]23.告白 上 岩波文庫 アウグスティヌス岩波文庫 青 805-1
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【投票結果】★=34以上
以下、読んでいく順にならべます
7月
1★・老子・荘子 19+12+3=34
4★・万延元年のフットボ-ル 22+7+14=43
13★[9+15+14=38]9.ロウソクの科学 (角川文庫) [文庫] ファラデー (著)
12★[19+8+19=46]4.人間不平等起源論 (光文社古典新訳文庫) ジャン=ジャック ルソー
8月 科学と文明と人間について考える
6★・フランケンシュタイン 21+9+7=37
9★【36】14 13 9:ジーキル博士とハイド氏スティーヴンスン/著 村上博基/訳
7★【46】18 12 16:化学の歴史 アイザック・アシモフ 著 , 玉虫 文一 翻訳 , 竹内 敬人 翻訳
5★・文明の生態史観ほか 18+11+6=35
9月
2★・「戦争体験」の戦後史 17+5+18=40
11★[1+12+23=36]1.菊と刀 (光文社古典新訳文庫): ル-ス・ベネディクト
3★・星界の報告 12+16+9=37
8★【38】13 10 15:飛ぶ教室ケストナー/著 丘沢静也/訳
10月
10★【47】17 22 8:難解な本を読む技術 (光文社新書) [新書]
【次回本を決めるのは10月2日】
今回の選外
[1+2+10=13]13.ソシュールを読む (岩波セミナーブックス 2) (単行本)丸山 圭三郎
[2+3+1=6]23.告白 上 岩波文庫 アウグスティヌス岩波文庫 青 805-1
【24】- 17 7:深く「読む」技術 ─思考を鍛える文章教室 今野 雅方 著
【28】- 21 6:読んでいない本について堂々と語る方法 [単行本] ピエール・バイヤール (著)
【21】- 16 5:大数学者 小堀 憲 著
【9】- 5 4:ビーグル号航海記 全三冊 チャールズ・ダーウィン 島地 威雄 訳
【25】10 4 11:1ドルの価値/賢者の贈り物 他21編O・ヘンリー/著 芹澤恵/訳
100703
詩学詩論/アリストテレス・ホラーティウス
■cab
- 予備知識があれば……評論としては確かなもの
- 赤シャツも若いころはいい奴だった
- ノイズで心の乱れを消す
- プログラムを書くのが好きで好きでたまらない人
- 詩論の方が面白い
1700年前にこの形で「評論」としてこんにちに通づるものがほぼ出来上がっていた。非常にロジカルで、文学作品にたいしてそれまでの固定化した概念をいったん捨て去り、新しい解釈と切り口で挑んでいく。しかし日本人がヨーロッパの詩の文化を感覚的に捉えるのはなかなか難しいだろう。予備知識がなければ固有名詞の洪水に溺れてしまうかもしれない。
残念ながらアリストテレスの書はほぼ失われてしまっているようだが、この講義がきけた人は幸せだと思う。
読みやすさ 4
ためになる 4
面白さ4
■okn
- 古代の詩の感覚
- 坊ちゃんの6人ですべてが説明できる 坊ちゃん>赤シャツ>野太鼓。
- 群像劇の類型
- 富樫キャラクター論 血液型からつくる
- 内田樹と関川夏央
- 1日1万字 ロジカルに考えるなら
- 1月100万行を書くプログラマー 完成形イメージするまま筆を走らせる
- ブリンカーを人間に
- 集中→瞑想・ヨガ ?
- いぬねこには善悪がない
アリストテレスは、アテネの高級住宅地に住むインテリでパパは役所の秘書室で働いている。彼のママは若いころ外国で修行したファッションデザイナーで、うちに行くといつもフリルのついたきれいな洋服を着て、オレンジスライスの浮かんだ紅茶と今朝焼いたごま入りのクッキーを出してくれる。そのときの顔を見ると僕はいつも
読みやすさ 5
ためになる 6
面白さ 5
100626 フリー
■岩瀬
- 一貫した論という感じではなく「フリー」という切り口で分析
- フリーランチ、バイキング、食べ放題で集客
- 古今東西の例を引いていて面白い
- 「フリーにすることで商売のモデルがダイナミックになる」ということだと。企業によってやり方は違うが
- 何をフリーにしてほしいか?
- JRをタダにしてずっと広告みさせる、とか
- 企業がグリーン車を貸し切ってずっとプレゼン観させる
- ビールをフリーに。唐揚げ1600円
フリーの時代である。「え?こんなものがタダなの」という歓喜にみちあふれていたのもつかの間、「タダで当然だろ」というような雰囲気がじっとりと蔓延してくる。
本書ではフリーのビジネスモデルがなかなか魅力的に語られる。それは組織の力や、マスをイメージすることだ。単にものとお金を交換するという発想をずらすことができる。そういった固着した考え方をブレイクするには良い方法で、モデルをダイナミックにとらえることができる。
読みやすさ 7
ためになる 7
面白さ 9
■河津
- 払わせるのではなく、払う人間を連れてくるためにフリーにする
- 原価がゼロのものに価値を付けていく
- 「交通機関ですね」
- 替え刃カミソリ。最初はタダで、あとで金かかる
フリーまとめ。現状説明とそこから何ができるかのまとめ本。フリーによって生じる問題については。フリーと聞くと問題点ばかり頭に浮かぶ、そこのまとめが秀逸、文字にされると落ち着いて読める。フリーはそれ以下の価値を排除するなどETC。作者の多岐に渡る視点が魅力。何があるかの本。何が出来るかは読者に任されている。
読みやすさ 9
ためになる 8
面白さ 7
■cab
- 新聞連載して欲しい
- 中世の本より重みがある。人間は変わらないなあ
ローマは裸
数多くの怒りを目の当たりにした人間にしか、怒りへの批判を加えることはできないだろう。セネカの考察は自身の苦労なのだ。
紀元前の考察のレベルは現在より高い。われわれとまったく同じことで怒っている紀元前の住人たちに親近感を覚えるが、同時に現在の人間がいかに進化を怠っているかに少なからずショックをうける。
よみやすい 8
ためになる 7
おもしろい 6
■okn
聞き書き?
2000年前のテキストが読めるという
ギリシャローマで人間世界は完成してしまった感
実用的な本
学者がまだ世の中と直結してニーズにこたえていた
プラトンは世界初の編集者
キリスト以前の世界は想像できない
ヨーロッパ人にとってはキリスト教は新興
3500kmの“自分探し”トレイルロード
パソコンがおもいときにいかることは何の意味もないよね
168 細かすぎる文字で書かれた本をしばしば投げ捨てる
論理的に書いて残す
キリスト教の背景のない文章
「怒りについて」というがね、君。僕はむしろ怒ることがないのが嫌なんだ。と思いつつ読んだら、意外とくだらないことに怒っている自分に気がついた。セネカの時代から、本を壁に投げつけたりする人がいる。今も我々はゲイツに悪態をつきながらキーボードを破壊する。怒りは、人間のパワーの源になるという説は、いまだに信じられている節があるが、セネカの答えはNOだ。喜びや愛は人間を強くするが、怒りは隙を生む。怒りはまったく不合理で、迷惑だ。怒りをはらしている人間は醜い。皇帝の怒りに触れて自殺させられたセネカの生涯が奇しくもそれを物語っている。
よみやすい8
ためになる7
おもしろい7
■218
キケロ書簡集
しゃべったことを書き写して出版 >聞くやつもうまい。プラトンとか
アニミズム パワースポット
おいちょっとキレんなよ!そういう話を事例をあげながら、丁寧にそして一般的に書き記した古典。心の修養書である。2000年前の彼らの言葉は今と変わらず、我々の胸にしっくりと収まる。書かれた時代が時代なので最近の教養本には無い感じの歴史欲を満たしてくれ、またプロパガンダ的な宗教間がなく率直に道徳というものに迫ってくれる。
よみやすい 9
ためになる 8
おもしろい 7
100605 「海洋奇譚集」
■岩瀬
- 半分水没
- よくある偶然の出来事。異様な事実が重なって変なことが起きる
大航海時代と近代の間。
13の奇妙なものがたりがもはや現代では失われてしまった冒険へのあこがれをかきたてる。脚気と黄熱病に苦しみ帆船の乗組員は自分以外斃れてしまう。また船体の半分がくずれおち、残された部分にしがみついて漂流をつづける。
海というものがまだまだリアルで得体のしれないものである時代のひたひたと迫る恐怖がたまらなく興味をそそる。個人的には太鼓判の一冊。
読みやすさ 9
ためになる 7
面白さ 9
■奥野
白鯨と同じ時代
日本に海洋モノがない
海 侮 くらくてわけのわからないもの
■河津
にほんではオカルトに
既知外の世界へ
どくとるまんぼう航海記
好奇心だけで読める本。純粋に不思議さと「え、なぜ?」といったページをめくる力につれられて。わくわくする。オカルトものほどの強引さはなく。なるたけ科学的にどうであったのかという姿勢で話を勧め。また情景描写も極力感情を抑えたんたんと進められているので非常に上品。食後のデザートにサラッとページを捲るのにとてもよい。オシャレなカフェぼんと言った感じ。白水社版は全面ブルーに古めの字体。飾りもほとんどなく学級文庫のようで変な期待感があった。
読みやすさ 9
ためになる 2
面白さ 7
100529
- 僕のバス欲がね……。往復7000円。隣に巨漢
- 集合写真の作法
- みんなの連絡先をもらう
- 二次会(カラオケ)でも同様
- 100代プロジェクトの布石として
教養としての官能小説案内/永田/ちくま新書
「ああ、あー、あーーーっ! 官能小説いいよ、官能、官能ちゃん!」「いく、いく、うーーっもう、もう、読まれちゃう」。官能小説がページをのけぞらせると、瑞々しいカバーの端がぷるりとふるえた――。と、こういうことを書きたくなってしまう官能小説案内。文学のメインストリームから離れているからこそ、官能小説作家たちは輝いている。動画がワンクリックでダウンロードできる今だからこそ。官能小説に浸る時間を大切にしたい。館先生がいうように。ipadを官能小説で埋め尽くすのも悪くない。
読みやすさ8
ためになる6
面白さ5
■いわせ
ペンネームの独特さ
どういうモチベーションがあって書くのだろうか
何がきっかけ?
時代物はうけるんだなあ
文字だからビジュアル的な当たり外れがない
SFかな?
官能小説はれっきとした文学である。文化であるというような、著者の野望のようなものがつたわってくる一冊。この著者も年間300冊は読み「こなす」性豪である。
たしかに、純文学にたいして、大衆文学、さらに大衆文学と官能小説と2段おちにみられているかもしれないが、こうして歴史を一覧してみるとなかなかそれでは片付けられないものがある。過去には永井荷風も書いていたりと「奥が深い」のである。本書ではダイジェストでおのおのの描写を紹介してくれておりとても親切。まだまだこの官能文学にはやれることがありそうな気になってくる。
読みやすさ7
ためになる2
面白さ6
===========================
100522 金枝篇 J.G.フレイザー
■河津
儀礼的なモチーフの期限をまさぐる
膨大な資料からひとつの結論にむけて集約させて行く様は情報の一斉放射と言うようなひとつの爽快感を与える。ただやはり果たして本当にそうであるのか無理やりねじ込んでしやしないかなどと考えだすとそこで終わってしまうような危うさはある。絵に描いた餅ともいえるがそうでもしないとここまで体系的にまとめられはしないだろう。フレイザーは事例の中にそういったかすかな予兆を感じ取るのがすごくうまい
読みやすさ 4
ためになる 7
面白さ 7
■岩瀬
ひさびさの休み、はやくに目が覚めて、自転車で金枝篇を取りに行った。家に帰ってミネラルウォーターをコップ一杯にのみ、新しいシャツに着替えてていねいに髭を剃り、歯を磨いた。スパゲティをゆでるためにお湯をわかし、時間をかけてソースをつくった。なるべくすべての物事をきちんきちんを点検し「儀礼的」に行ったつもりだったが、まだ、時間はたっぷりあった。
食事のあとコーヒーをドリップし、金枝篇にとりかかった。そこでは古代イタリアの祭司が黄金の樹のまわりでうろんな目をしながら、抜き身のサーベルを携えてうろうろしていた。すべてのものが灰色のベールをかぶっているようだった。
読みやすさ 7
ためになる 4
面白さ 7
■奥野
金枝篇、といっても桂きん枝の落語集ではない。世界の神話や民話の中から一種の類型を抜き出し、深い考察を加えた人類学の元祖のような本である。詳細な注釈に緻密な文章の組み立てに触れたとき、読み手は、人類学という密林に分け入る探検家のような気分になって興奮し、また途方に暮れる。未開の文明と身近なヨーロッパを比較分析することで人間社会の成り立ちや人間性のオリジンが解るかも知れないというロマンティックな想いは今でもある。が、原住民の暮らしも意外とフツーで、文学になる統合失調症がないのと同じ。しかし、この本では、俗化される前のとことんまでに甘美な臭いを満喫できる
読みやすさ 3
ためになる 4
面白さ 3
次回=教養としての官能小説案内/ちくま新書836
「いいか、いいかいっ?」
「ステキっ。いいっ、凄くいいっ。何ていいのっ」
おたのしみにっ!
100508
日本国怪物列伝 / 福田和也 / 角川春樹事務所
■岩瀬
- 面白いところもあった。
- 時代が新しいので、たどっていって著作を読むと面白そう
- 変人列伝はよくあるが、そこからさらにひねってるから……
- 昔の人はすぐ無一文になる
- 1950年におっさんだったひとたち
木村東介がジョンレノンに売った絵で名曲「イマジン」は作られたー。とか昭和史の間隙をつくようなエピソードが満載。月刊ランティエに連載の記事だけあって素朴で純粋にまとめられている。そういうのが楽しめるアカデミックな人にはおすすめ。
昭和の怪物というカテゴリーキーワードだけで、人をたどっていくと面白いエピソードにはことかかないだろう。評論家は取材でそれを作品にするが、小説家はイメージでそれを作品にする。福田和也はその両方ができる人だと思う。
読みやすさ7
ためになる7
面白さ7
■奥野
- PR誌の連載
- このおもしろがり方は一般には伝わらない
- 「竜馬」は現代人の考えた竜馬像
ここにいるのは「怪物」だろうか。いや、読み進めているうちに、普通よりずっと人間の本能を追求した「過度に人間的な人物」にも思えてくる。放蕩に暗躍に無一文、毀誉褒貶……、普通の人間の何倍もの濃い生をまっとうしたひとたち。まったくラクではない生き方だが、うらやましさを感じる。五体と能力をフルに使って、稼ぎ、喧嘩し、愛するというのはなんと魅力的に映ることだろう。現代人が失った何かが……というより「飢餓と不慮死」の可能性から遠ざかることを目標とした文明社会の課程で失われた人間の生命力がここにある。
読みやすさ7
ためになる6
面白さ7
ー
号外を集める
きりぬきを売る
カネでコレクションを買って何が楽しいのかね?
100501
日本人とユダヤ人/ベンダサン/角川ソフィア
■奥野
- はなれワザだけどあたりまえに見える
- ふつうの人では危なっかしくみえる
- うそペンネームがすでに批評、ベストセラーになることが批評、というメタ世界
- 40年前
- ギャグ多い
- 「水と安全はタダ」の原点
- 稲作>指導者不要 のオリジン
- このひねくれかたがすごい
- ユダヤ人にも日本人にも恐ろしい嫌がらせ
- たとえのうまさ
内容も批評ならこの本がベストセラーになったこと、偽外国人を語ること、そして1970年から今まで読みつがれている現象さえも批評であるという恐ろしい本。文章はアクロバティックな展開を当たり前のようにする飛躍芸が随所にあって、評論の面白さがまんべんなく詰まっている。このいやみったらしさ、インテリにおもねって、日本人を言祝いでいるようでいて実はものすごく馬鹿にしている(ようでいて、日本が好きだというメッセージにも読める)というのはすごい。ひねくれまくった、まったくいやったらしい本である。しかしそこに芸が色気がある。この本がベストセラーになったのは戦後を代表する出版会の事件だったのではないだろうか。
読みやすさ 9
ためになる 9
面白さ 10
■岩瀬
- 展開が独特でうまい。切り口、目の付け所
- 239頁 ソロバン=神
- ホテルのエピソードはいたるところでみる
- ユダヤ人=ユダヤ教徒で宗教の話なんだが日本人論
批評を読み物として成立させるためにはセンスがいる。厳密にいうと「切り口」という技術が必要だ。たとえばなしや比ゆ表現の「着想」というものに「定着力」があり、うなづかされる。またベンダサンの場合、編集者的な構成のうまさがある。一見、骨太な日本のおっさん風味の語りクチだが、巧妙な論展開としかけが用意されている。
読みやすさ 6
ためになる 8
面白さ 6
■河津
- 危うい感じもする
- ゴー宣も影響下
- 屈折しているのが日本人
- 日本教に改宗してしまう宣教師
著者が日本人であることを知らず読んでなにも書けなくなった。と言うより蓋を開けて見たらなにもなかったと言う爽快感だ。そう思ってよむと、コレは批評であると言うより創作エッセイだ。ウィット!ウィット!ウィット!この激烈なジョークを消化するのに精一杯である。ユダヤ人として日本人を書くその裏返しに、日本人にたいする、日本人としての、彼の鋭い観察眼は恐ろしいほどである。
読みやすさ 9
ためになる 8
面白さ 8
次回は
日本怪物列伝/福田和也
最終更新:2010年08月28日 12:08