楓海
属性考察:水
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■属性考察:水
□水の種族傾向
カードプールにおける水属性は多いほうで、風や炎のようにカードプールの貧弱さから選択に幅を持たせられないという事はありません。水属性を種族で内訳した場合、圧倒的に水族が多い事に驚かされます。他に主に上級モンスターが設定される海竜族、《キラー・スネーク》を筆頭とし《ガガギゴ》というバニラを抱える爬虫類族、サイズが小さく意外と数の少ない魚族、これらが水属性を主に構成しており、その他の種族にもちらほらと見かけられます。
実際にデッキを組んでみるとやはり水族が多いのですが、全体数の少ない機械族や獣戦士族も圧倒的存在感でデッキに採用されています。これは種族ではなく属性としての一集団としての性質が強い事を表しています。実際、枚数の多い種族である水【族】をサポートするカードは存在しておらず、水【属性】としてサポートされています。ですから属性内のシナジーとでも言うべきまとまりは非常に強固で、水属性でしか機能しないカードが目に付きます。この事は属性単一デッキを組みやすいという事であり、カード側からデッキを組ませやすいという事になります。
実際にデッキを組んでみるとやはり水族が多いのですが、全体数の少ない機械族や獣戦士族も圧倒的存在感でデッキに採用されています。これは種族ではなく属性としての一集団としての性質が強い事を表しています。実際、枚数の多い種族である水【族】をサポートするカードは存在しておらず、水【属性】としてサポートされています。ですから属性内のシナジーとでも言うべきまとまりは非常に強固で、水属性でしか機能しないカードが目に付きます。この事は属性単一デッキを組みやすいという事であり、カード側からデッキを組ませやすいという事になります。
□水の土台となるカード
《伝説の都アトランティス》フィールド魔法
このカードのカード名は「海」として扱う。
手札とフィールド上の水属性モンスターはレベルが1つ少なくなる。
フィールド上の水属性モンスターは攻撃力と守備力が200ポイントアップする。
このカードのカード名は「海」として扱う。
手札とフィールド上の水属性モンスターはレベルが1つ少なくなる。
フィールド上の水属性モンスターは攻撃力と守備力が200ポイントアップする。
《海竜-ダイダロス》水 ☆7 海竜族 2600/1500
自分フィールド上に存在する「海」を墓地に送る事で、このカード以外のフィールド上のカード全てを破壊する。
自分フィールド上に存在する「海」を墓地に送る事で、このカード以外のフィールド上のカード全てを破壊する。
《ギガ・ガガギゴ》水 ☆5 爬虫類族 2450/1500
※通常モンスター
※通常モンスター
《マーメイド・ナイト》水 ☆4 水族 1500/700
「海」がフィールド上に存在する限り、このカードは1度のバトルフェイズ
時に2回攻撃する事ができる。
「海」がフィールド上に存在する限り、このカードは1度のバトルフェイズ
時に2回攻撃する事ができる。
《海神の巫女》水 ☆4 水族 700/2000
このカードが表側表示でフィールド上に存在する限り、フィールドは「海」になる。
フィールド魔法カードが存在する場合、この効果は適用されない。
このカードが表側表示でフィールド上に存在する限り、フィールドは「海」になる。
フィールド魔法カードが存在する場合、この効果は適用されない。
《アビス・ソルジャー》水 ☆4 水族 1800/1300
水属性モンスター1体を手札から墓地に捨てる。フィールド上のカード1枚を持ち主の手札に戻す。
この効果は1ターンに1度だけ自分のメインフェイズに使用する事ができる。
水属性モンスター1体を手札から墓地に捨てる。フィールド上のカード1枚を持ち主の手札に戻す。
この効果は1ターンに1度だけ自分のメインフェイズに使用する事ができる。
《ペンギン・ナイトメア》水 ☆4 水族 900/1800
このカードがリバースした時、相手フィールド上のカード1枚を持ち主の手札に戻す。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、自分フィールド上の水属性モンスターは攻撃力が200ポイントアップする。
このカードがリバースした時、相手フィールド上のカード1枚を持ち主の手札に戻す。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、自分フィールド上の水属性モンスターは攻撃力が200ポイントアップする。
《サルベージ》通常魔法
自分の墓地に存在する攻撃力1500以下の水属性モンスター2体を手札に加える。
自分の墓地に存在する攻撃力1500以下の水属性モンスター2体を手札に加える。
《水霊術-「葵」》通常罠
自分フィールド上に存在する水属性モンスター1体を生け贄に捧げる。
相手の手札を確認し、カードを1枚選択して墓地に送る。
自分フィールド上に存在する水属性モンスター1体を生け贄に捧げる。
相手の手札を確認し、カードを1枚選択して墓地に送る。
これらのカードは水属性デッキで採用の余地があるカードばかりなのですが、どれを見ても水属性で運用してもらう事を前提としてデザインされている事がよく分かります。
《アトランティス》は古くから存在した《海》をアレンジしたカードで、水属性の中心的カードです。200アップはもとより、☆が1つ下がる効果を水全体に及ぼし、軽やかで技巧的な印象を水に与えています。
自身以外に《ブラック・ホール》と《大嵐》を発動する《ダイダロス》。上級になると途端に大味な色を帯びてきます。このカードは「海」がなければ効果を発動できませんし、《アトランティス》があれば☆が6になるので召喚も容易になるというまさに水なモンスター。《ギガ・ガガギゴ》になるとなんと《アトランティス》下では☆が4で2650のモンスター。バニラといえど侮れない数値を誇ります。
モンスター側から「海」を利用するアプローチの1つ、《マーメイド・ナイト》。これも古くからある類の効果なのですが、最近はあまり見かけません。「海」がなければ機能しないモンスターなのだからもう一声強力な効果にしてもいいと思うのですが。
「海」を3枚までしか入れられない問題をある程度回避してくれるのが《海神の巫女》です。守備2000という単体でも運用に耐える数値に加え、「海」依存カードをサポート。【フィールドは「海」になる】というのは《海》が存在しているかのような状態にするという効果。《マーメイド・ナイト》などの【「海」がフィールド上に存在する限り】というテキストに対応します。ただしこの効果で攻撃力がアップしたりはしません。攻撃力アップはあくまで《海》《アトランティス》のカード効果によるものだからです。
《アビス・ソルジャー》は水属性下級を支えるアタッカー。攻撃力1800ながらコストを払えば何でもバウンスできてしまうという渋い効果持ち。当然ながらコストは水属性モンスターでなければならないので水属性デッキにしないと真の価値は発揮されません。限定カードというのが玉に瑕。
ペンギンシリーズでも一際光るステータスの《ペンギン・ナイトメア》。アニメ原作カードです。《アビス》と同じくバウンス効果を備えますが、こちらは相手フィールド限定。200アップは少し物足りない数値ですが、自身の守備1800が場持ちの良さを保証。全体的に攻撃力に劣る水属性を影から支え続けます。
《サルベージ》。これは間違いなく、強いと言えるカードです。このサポートカードのおかげで水はある程度の力を得ているのです。ただこのカードの存在が、水属性の低攻撃力化に拍車をかけているのも事実なのでしょうね。
《葵》はカード考察:水霊術-「葵」を参照の事。バウンスして、このカードで手札から落とすというのが狙いになっているのでしょうか。
《アトランティス》は古くから存在した《海》をアレンジしたカードで、水属性の中心的カードです。200アップはもとより、☆が1つ下がる効果を水全体に及ぼし、軽やかで技巧的な印象を水に与えています。
自身以外に《ブラック・ホール》と《大嵐》を発動する《ダイダロス》。上級になると途端に大味な色を帯びてきます。このカードは「海」がなければ効果を発動できませんし、《アトランティス》があれば☆が6になるので召喚も容易になるというまさに水なモンスター。《ギガ・ガガギゴ》になるとなんと《アトランティス》下では☆が4で2650のモンスター。バニラといえど侮れない数値を誇ります。
モンスター側から「海」を利用するアプローチの1つ、《マーメイド・ナイト》。これも古くからある類の効果なのですが、最近はあまり見かけません。「海」がなければ機能しないモンスターなのだからもう一声強力な効果にしてもいいと思うのですが。
「海」を3枚までしか入れられない問題をある程度回避してくれるのが《海神の巫女》です。守備2000という単体でも運用に耐える数値に加え、「海」依存カードをサポート。【フィールドは「海」になる】というのは《海》が存在しているかのような状態にするという効果。《マーメイド・ナイト》などの【「海」がフィールド上に存在する限り】というテキストに対応します。ただしこの効果で攻撃力がアップしたりはしません。攻撃力アップはあくまで《海》《アトランティス》のカード効果によるものだからです。
《アビス・ソルジャー》は水属性下級を支えるアタッカー。攻撃力1800ながらコストを払えば何でもバウンスできてしまうという渋い効果持ち。当然ながらコストは水属性モンスターでなければならないので水属性デッキにしないと真の価値は発揮されません。限定カードというのが玉に瑕。
ペンギンシリーズでも一際光るステータスの《ペンギン・ナイトメア》。アニメ原作カードです。《アビス》と同じくバウンス効果を備えますが、こちらは相手フィールド限定。200アップは少し物足りない数値ですが、自身の守備1800が場持ちの良さを保証。全体的に攻撃力に劣る水属性を影から支え続けます。
《サルベージ》。これは間違いなく、強いと言えるカードです。このサポートカードのおかげで水はある程度の力を得ているのです。ただこのカードの存在が、水属性の低攻撃力化に拍車をかけているのも事実なのでしょうね。
《葵》はカード考察:水霊術-「葵」を参照の事。バウンスして、このカードで手札から落とすというのが狙いになっているのでしょうか。
□水の傾向
バウンスや、表示形式変更など斜めからの除去手段が目立ちます。どんなカードも突き刺さると相手が嫌な顔をする、そういったひねくれた色が水の持ち味なのでしょう。
トーナメントレベルというわけにはどうしてもいきませんが、ある程度土台のある属性ではあります。これからも少しずつリリースされていくであろう水属性カードを吟味して取捨選択していけば、完成度の高いデッキを組む事が可能なジャンルです。
トーナメントレベルというわけにはどうしてもいきませんが、ある程度土台のある属性ではあります。これからも少しずつリリースされていくであろう水属性カードを吟味して取捨選択していけば、完成度の高いデッキを組む事が可能なジャンルです。