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楓海

カード考察:召喚僧サモンプリースト

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匿名ユーザー

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■カード考察:召喚僧サモンプリースト



《召喚僧サモンプリースト》☆4 闇 魔法使い族 800/1600
このカードは生け贄に捧げる事ができない。
このカードは召喚・反転召喚が成功した場合守備表示になる。
自分の手札から魔法カードを一枚捨てる事で、デッキからレベル4のモンスター1体を特殊召喚する。
この効果によって特殊召喚されたモンスターは、そのターン攻撃する事ができない。
この効果は1ターンに一度だけ自分のメインフェイズに発動する事ができる。


□初見

1文目によりこのカード自身を生け贄に捧げることはできません。永続効果であるので、裏側である場合または手札にある場合はこの限りではありません。
特殊召喚したモンスターを生け贄に使用するというのは非常に有効ですが、このカード自身を捧げられないため上級が手札で腐る事態が有り得ます。
ただしこの効果は有利に働く場面もあります。相手に《洗脳-ブレインコントロール》を発動されコントロールを奪われても被害は比較的少ないと言えるでしょう。デッキに有効な☆4モンスターを大量投入していない場合もままあることなので、ある種の耐性を表す効果ともとれます。
2文目によりこのカードは召喚・反転召喚時に誘発効果として守備表示になります。特殊召喚された場合はこの効果は発動しません。
これにより、優先権を行使して起動効果を発動することはできません【何らかの誘発効果が働く場合、優先権を行使した起動効果発動することはできない】。
《落とし穴》・《奈落の落とし穴》共に簡単には落ちないため、気にすることはあまりないかもしれませんが確実な効果発動は約束されません。
また、守備表示になってしまうとそのターン中の攻撃宣言ができません。とどめの一撃を放てないのはモンスターカードにとって致命傷です。
3文目により、起動効果によって特殊召喚できるモンスターは☆4だけとなっています。☆3のクリッターなど、喚びたくても喚べないモンスターは意外と多いです。
4文目により、起動効果によって特殊召喚したモンスターはそのターン中攻撃宣言することができません。
これにより、特殊召喚からのラッシュは不可能です。特殊召喚の奇襲性を大きく損なう効果です。2文目の効果とも相まって、エンドカードたり得ないカードとなっています。
5文目により、この効果は1ターンに一度しか発動できません。
これも特殊召喚の奇襲性を大きく損なっています。
☆は4です。3文目の効果により、自身をデッキから特殊召喚することもできます。各種ロックカードの引っ掛かる数字です。
闇属性です。《キラートマト》による特殊召喚、《カオス・ソーサラー》の媒体などに利用できます。
魔法使い族です。《ディメンション・マジック》の発動条件を満たせます。また、《連合軍》により場の戦士族モンスターの攻撃力を上げることができます。
《マジシャンズ・ヴァルキリア》を3文目の効果により特殊召喚すれば、《ヴァルキリア》が除去されない限り戦闘では破壊されません。
《マジシャンズ・サークル》に対応しています。これにより、相手に《サークル》を発動された場合、デッキから特殊召喚しなければならない事態があります。
攻撃力は800です。闇属性でもありますが、表側表示である場合《死のデッキ破壊ウィルス》の生け贄には1分目によりすることができません。
守備力は1600です。《同族感染ウィルス》クラスまでなら戦闘で破壊されません。

□考察

手札の魔法カードをデッキのレベル4モンスターと1:1交換することができます。
魔法カードなら何でも、「デッキからレベル4のモンスター1体を特殊召喚する。」という効果に書き換える効果ですね。
魔法カードは時として手札で腐ることがあるので、それの対処に使えます。特に属性・種族デッキの場合フィールド魔法や専用魔法が腐るという事態は非常に多いので事故回避の一手となりえます。
☆4で特殊召喚に対応していれば何でもデッキから特殊召喚できるので、その場にあった対応ができます。また、☆4モンスターがデッキのキーカードである場合最良のサーチカードとなることでしょう。
手札コストしかも魔法限定か……という思考もあるでしょう。確かに、手札コストは厳しいものがあります。《サンダー・ブレイク》が使われていたのも、何より《キラー・スネーク》あってのことだったでしょう。
しかし《サンブレ》が永続魔法、または永続罠であったらどうでしょう。つまり、

《・・・》永続魔法
手札からカードを1枚捨てる。フィールド上のカード一枚を破壊する。
この効果は1ターンに一度だけ発動する事ができる。

とても強力ですね【強力すぎだが……】。手札のカードを毎ターン万能除去に変えることができます。
つまり、《サンブレ》自体使い捨てであり《サンブレ》とコストの2枚を使用してカード1枚を破壊していることが問題なのであって、これが永続として場に残り続けるのならコストも気にならない、ということが分かっていただけたかと思います。
《サモプリ》のステータスでは場に残り続けることは難しいでしょうが、モンスターとして何らかの壁の役割を担える以上使い捨てとは言えません。

□手札コスト

とは言うものの、手札コストはやはり大きいです。そこでこのカードを採用します。

《マジックブラスト》通常魔法
自分フィールド上に魔法使い族モンスターが存在する時に発動する事ができる。自分フィールド上の魔法使い族モンスター×200ポイントダメージを相手ライフに与える。
このカードが墓地に存在する場合、自分のドローフェイズに通常のドローを行う代わりに、このカードを手札に加える事ができる。

2つ目の効果により、《サモプリ》のコストを軽減する事ができます。
あくまでも軽減です。ドローを放棄しているため、手札枚数で得も損もしません。
ただ、効果のネック【「魔法」カードを1枚捨てる事で、】を軽減し、《サモプリ》の半恒久的な効果に期待し、コストを無いように錯覚できますから思い切った効果発動を助長できます。
また、1つ目の効果も《サモプリ》が魔法使い族であるため使用可能です。200ダメージでもダメ押しに使える時があるかもしれません。
《サモプリ》を中心にした魔法使いデッキを構築するのならば、それなりの働きを見せる事でしょう。

□特殊召喚するモンスター

メインとなる、デッキから引っ張ってくるモンスターの考察です。
この効果で特殊召喚したモンスターはそのターンの攻撃ができない、つまりモンスター【特にアタッカー】の最大の利点、相手モンスターを戦闘によって破壊しアドバンテージを得る、という行為がそのターン中できません。
これはかなりのデメリットであり、《サモプリ》のバランス調整が見て取れる箇所でもあります。
では特殊召喚するに適したモンスターとはどのようなものがあるでしょうか。☆は4丁度でなければならない点も忘れてはいけません。
  • 特殊召喚の際誘発効果を発動する
  • 場にある限り効果を発揮する、永続または誘発・誘発即時効果を持つ
  • 表側守備表示で存在することが最適
  • 起動効果を持つ
  • 召喚に制限がある(特殊召喚に制限はない)
  • 場から墓地へ行くと恩恵がある
などがありますね。
最大の候補は、

《聖鳥クレイン》☆4 光 鳥獣族 1600/400
このカードが特殊召喚した時、このカードのコントローラーはカードを1枚ドローする。

特殊召喚の際、1ドローします。
魔法カードを1枚コストとし、《クレイン》を特殊召喚。効果で1ドロー。手札の枚数は変わらず、場にモンスターが1体展開されたのですから、アドバンテージは+1ですね。
さらに、デッキは《クレイン》とドローの分削れているので、2枚の圧縮になりました。
場に高速展開し、手札を確保していけるので非常に優れています。《貪欲な壺》との相性も抜群です。
ただ、モンスターとしては貧弱で目も当てられません。あくまでもアドバンテージを稼ぎます。手札に来た場合腐ることが有り得ますので、《切り込み隊長》を採用し特殊召喚の機会を増やすことや、《打ち出の小槌》《ゴブリンのやりくり上手》でデッキに戻す手段も有効でしょう。

他の候補としては、
《ガジェット》各種【効果は発動するが、そこまでする必要はないかな】
《光の追放者》【《貪欲》との相性は最悪】
《王立魔法図書館》【さらなるドローを。魔法使い族なので《ブラスト》とのシナジーにも期待?】
《ブロックマン》【生け贄、防御用に】
《ダーク・カタパルター》【ゆっくりと場を制圧。ロックカードを駆使しないとつらいか】
《ならず者傭兵部隊》【緊急時に】
《賢者ケイローン》【デッキとしての相性はかなりよし。ただ、1ターンに2枚魔法カードを確保できるか?】
《激昂のミノタウロス》【《クレイン》が鳥獣なので、貫通を付加できる。《クレイン》を紙にしない選択肢の一つ】
《王虎ワンフー》【上二枚とのシナジー。が、サモプリとの相性は悪め。ワンフーが存在する時にサモプリを召喚しなければいい話ではあるが……】
《ジェノサイドキングデーモン》【デッキから現れればかなり鮮やか。《切り込み隊長》とも相性よし。そのターン中の攻撃不可というのをモロに被ってしまう】
《ミスティック・ソードマンLV4》【上に同じ。《切り込み》との相性もバツグン】
《ビッグバンガール》《謎の傀儡師》【コンボで】
《プロミネンス・ドラゴン》【確実な500ダメージ】
《ゴブリンゾンビ》【場に出してしまえばさらなる圧縮を約束されたようなもの】
《各種後期トゥーン》【攻撃不可効果の影響が薄い。《もくじ》効果での圧縮、《もくじ》《ワールド》をコストへ転用、魔法使い多し、と意外にもシナジーの嵐】
《各種リクルーター》【《トマト》は《サモプリ》を引っ張ってこれるので採用すべき。デッキ内で腐っているトマトは早々に《サモプリ》で喚ぼう】

こんなところでしょうか。個人的趣味のカード【ハーピィとか】、あまりにスタンダードなカードは載せていません。

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