このページは?
文字通りLTについての雑学をつらつらと書いていくページです。
主に偵察や視界、隠蔽関連の記事がメインになります。
他のページに比べ、内容が前後することもありますがご了承ください。
軽戦車のターニングポイントはTier4!
Tier1~3までの軽戦車は対応したTier帯に置ける主力戦車として扱われます。
しかし、Tier4以上の軽戦車(AMX40を除く)は主力として組まれることもありますが、基本的には上位Tierの偵察枠になります。
これまでのように無策に突っ込んで機関砲をポンポコしてると一瞬で撃破され、味方からはSuiScoutと煽られるでしょう……
Tier4以降の軽戦車は自分が華になることを忘れ、偵察や自走砲狩りに専念すべきです。
偵察色々
置き偵察
偵察行動の最も基本のスタイルです。
最前線や敵の侵入経路を見れる位置にある茂みに身を隠し、位置情報を送り続けます。
茂みの隠蔽効果を最大限に活かす為、発砲は絶対に避けてください。
主に前線に向かってくる敵や、発砲補正がかかっている敵を狙ってスポットします。
重要となるのは、マップ知識です。
このページだけでは補完しきれないので、リプレイを参考にしながらポジションを開拓していきましょう。
走り偵察
文字通り、最前線付近を走り回って敵の配置を探ります。
主に、置き偵察では発見できない茂みの隠蔽を活かしている敵や奥まったポジショニングをしている敵を狙ってスポットします。
当然、死のリスクは最も高くなりますが、適切な走り偵察は置き偵察よりも一層強力な偵察手段と言えるでしょう。
開幕に敵陣に向かって走ってそのままお亡くなりになる軽戦車は走り偵察ではなく、"SuiScout"と言われるゴミです……
マリノフカの開幕西側等では戦果を上げることもできますが、結局のところそれはただの運がよかっただけです。
たまたま敵が油断して、たまたま甘い狙いの弾が外れて、たまたま味方の甘い弾が当たっただけに過ぎません。
WoTを上手くなりたい、活躍したいと思っているのであれば、開幕特攻は絶対に止めましょう!
軽戦車の走りが本当に必要になるのは開幕ではなく、ある程度お互いの戦力が欠けた後、即ち試合の中盤以降です。
軽戦車だからと言って命を適当に使うのではなく、より効果的に敵の格上を食うのに使いましょう。
稜線偵察
前述の走り偵察の中でもリスクを極力抑えたものが、この稜線偵察です。
後ほど詳しく説明しますが、このゲームでは戦車の視界は大体砲塔の頂点、キューポラの辺りから伸びます。
なので、切り立った稜線をなぞるように走ると、ちょうど頭の先端だけを見せながら敵の動きを探れます。
この稜線偵察はリスクの割にリターンが高い行動ですが、走れるマップが多少限られています。
プロクポロフカ中央・砂の川中央北側・聖なる谷北側の崖等が有名です!
視界と隠蔽色々
視認距離と隠蔽率の計算
このゲームでは車両ごとに視認距離と隠蔽率というステータスが設定されています。
前者は言わずもがな、視界の長さです。
後者は「敵車両の視界の長さに対する防御壁」のようなものです!
視認距離に入ったら無条件で発見されるわけではなく、敵車両の隠蔽率により多少薄められてしまいます。
(ここに計算式)
言うまでもなく、発砲した場合は発砲補正により隠蔽率が悪化し、かなり遠距離でも発見されてしまいます……
移動中の場合は更に下がりますが、軽戦車は車両特性により移動中の隠蔽率悪化がありません。
つまり「茂みを盾にするように前進してそのまま茂みの中に居座る」という行動が他の車両よりやりやすいです。
発見可能距離
(ここに計算式)
視界はどこから伸びる?
戦車の視界の始点を意識したことがありますか?
このゲームでは基本的に戦車の砲塔の頂点、キューポラ付近から視界が伸びます。
なので、塹壕や建物の窓から頭の先っぽを見せるだけでも視界を通すことができます。
前述の稜線偵察はこの仕様を利用した、安全性の高い走り偵察の一種です。
逆に言えば、敵から見て頭の頂点がこちらに対し遮蔽物等で隠れている場合、敵車両はこちらを発見することができません。
身体隠して頭隠さず
上の一文を利用し、曲がり角や建物の裏に入ろうとしている車両がいるとします。
すぐに撃ち込むのではなく、敵車両の砲塔が物陰に隠れた瞬間に車体側面後部等を攻撃することで、スポットを避けることができます。
敵車両は既に頭を隠してしまったので、はみ出てるケツを蹴り上げられてもその様子を見ることができないのです。
自走砲狩り
高隠蔽と快速を活かして敵陣の最後衛の自走砲を狩るのも軽戦車の仕事です。
マッチングに対して戦力になりにくい軽戦車は、時にリスクが高い行動を他の車両の代わりに行うこともあります。
自走砲は基本的に足も遅く、HPも低いので、一度絡んでしまえば敵ではありませんよ!
経路選択
さて、当然狩るべき敵が潜んでいる場所を知るべき!
これに関しては
マップ毎の定石でも触れていく予定です。
マップ毎に自走砲が潜んでいる場所に目星をつけたらサァ突撃……ではありませんよ!
いくら軽戦車が小さくて早いと言っても、本気で待ち構えている敵の砲撃を全て避けるのは至難の業……というか運です。
なるべく敵の目が少ないところを侵入経路にしましょう。
といっても15台も車両が構えているのに目が少ないもクソも……
時を待つ
ということで、いきなり自走砲狩りに行くのではなく、開幕はリスクの少ない偵察に徹して時を待ちましょう。
この時、常にミニマップと敵の配置には常に注意すべきです。
味方との交戦によって外周等の僻地の敵が殲滅されたのを確認したら、自慢の快足でそこを侵入の足がかりにしましょう。
後述の「前線に絡む動き」もそうですが、軽戦車で重要なのは焦らずに時を待つこと、と言えます!
前線に絡む動き
市街地マップや軽戦車過多の編成の時、軽戦車は開幕特攻して死ぬしかないのでしょうか。
否!軽戦車だからといって命を無闇に投げ捨てている内は万年初心者です!
たしかに、マッチングする車両群に対しては貫通力もありません……装甲だって紙っぺらです……
ですが低くても立派なHPがありますし、なにより機動力があります!(AMX40君はそこで座ってて)
どうせ死ぬのなら、何も成し得ない死よりも味方を勝たせる死を選ぶのが一流の戦車兵です!
LTのHPも立派な盾
「LTは装甲が薄いから盾にはなれない」というのは間違えです。
Tier9以上の試合での偵察や、105mm榴弾砲相手では一撃即死も十分にありえますが、大抵の場合は一発程度ならば耐えることができます。
(Tier帯の平均単発ダメージを軽く調べておきましょう)
これを活用し、瀕死の味方が前に出れない場合に、あえて敵重戦車や駆逐戦車の的になり彼らのリロード時間を作ってあげましょう。
もし回避に成功した場合は後述の「後ろを向かせる動き」を狙ってみたり、一度下がって相手の的を絞らせないようにします。
このゲームの撃ち合いを理解している味方ならば、きっと貴方の作った時間を有効に活用してくれるでしょう!
相手に後ろを向かせるという行為
正面からではまともに貫通させられない軽戦車でも、背面からなら十分にダメージを与えるチャンスがあります。
貫通さえしてしまえば、履帯ハメやモジュール破壊等も狙うことができます。
同格戦車同士が睨み合っている場面では、一発受けるのを覚悟で脇をすり抜けて敵車両の背面に回りこみましょう。
相手が削りやモジュール破壊を嫌がって貴方を狙う為に砲塔を回せば、睨み合っていた味方が安全に貫通させることができます!
与えられたダメージは近接戦闘ボーナスや観測ダメージボーナスとして貴方の経験値にも繋がりますし、なにより勝ちに繋がります。
相手の車両に「こんな奴撃ってる場合じゃねぇ!うぜぇ!」と思わせるように、数の有利を作っていきましょう。
偵察潰し
敵チームで撃たずに隠れているスポッターの軽戦車や中戦車に思いっきり接近するのも有効です。
当然死亡のリスクは高くなりますが、敵チームの一方的な攻撃が続く場合は思いきってゲームの流れを変える必要があります。
敵が潜んでいるであろう茂みや建物にベタ付きし、50m補正で発見してやりましょう!
相手が嫌がって逃げたり発砲した場合、隠蔽率が低下しそれはそれで発見することができます。
まとめ
とにかく敵が貴方を排除することにリスクを負わせるようにしましょう。
開幕特攻や味方が全滅してからの特攻ではただの的になるだけでなにも変わりません……
相手に対し、理不尽なトレードを持ちかけるのが前線軽戦車のコツ!
敵チームの後衛の数や配置を予測し、前線で浮いている敵や味方に絡んでいきましょう。
前述の「時を待つ」ということも常に頭に入れておいてください!
最終更新:2013年10月28日 13:54