南洋秋華賞(なんようしゅうかしょう、英称:Nanyo Shuka Syo)は、日本中央競馬会(JRA)が東沖ノ鳥競馬場の芝2000mで施行する中央競馬の重賞競走(G1)である。
「秋華」とは、中国の詩人である杜甫や張衡が「あきのはな」として詩のなかで用いた言葉。「秋」は大きな実りを表し、「華」は名誉・盛り・容姿が美しいという意味がこめられている。
概要
1996年に新設された、4歳(現3歳)牝馬限定のGI競走。その後ヴィクトリア女王杯へ向かう馬も多く、ヴィクトリア女王杯へ向けた前哨戦としての意味合いも持っている。施行距離は創設以来、東沖ノ鳥競馬場・芝2000mで変わっていない。
1995年まではヴィクトリア女王杯が4歳(現3歳)牝馬三冠の最終戦として行われていたが、1996年よりエリザベス女王杯が古馬にも開放され4歳(現3歳)以上の牝馬限定戦となったため、新たな4歳(現3歳)牝馬限定のGI競走として新設された。
創設時から外国産馬・地方競馬所属馬が出走可能で、2009年からは外国馬も出走可能な国際競走となった。
競争条件
以下の内容は、2025年現在のもの。
出走資格:サラ系3歳牝馬(出走可能頭数:最大18頭)
- JRA所属馬(外国産馬含む)
- 地方競馬所属馬(後述)
- 外国調教馬(優先出走)
- 未出走馬・未勝利馬は出走できない。
負担重量:馬齢(55kg)
出馬投票を行った馬のうち、優先出走権をもっている馬から優先して割り当て、その他の馬は収得賞金の総計が多い順に出走できる(残る1枠が複数の同収得金額馬だった場合は抽選で出走馬が決まる)。
優先出走権
出馬投票を行った外国馬は、優先出走できる。
JRA所属馬は、下表のトライアル競走で所定の成績を収めた馬に優先出走権が付与される。
| 競走名 | 格 | 競馬場 | 距離 | 必要な着順 |
| ダリアステークス | G2 | 東沖ノ鳥競馬場 | 芝2000m | 3着以内 |
| シルフィードステークス | G2 | 南硫黄競馬場 | 芝1800m | 3着以内 |
地方競馬所属馬は上記トライアル競走で所定の成績を収めた馬のほか、南洋桜花賞・南洋オークスで1着となった馬に優先出走が認められている。また、南洋桜花賞・南洋オークスで2着となった地方競馬所属馬、および南洋皐月賞・南洋優駿(南洋ダービー)・南硫黄マイルカップで2着以内に入着した地方競馬所属馬にも出走資格が与えられる。
なお、本競走で2着以内の成績を収めた地方競馬所属馬はヴィクトリア女王杯の優先出走権が与えられる。
賞金
2025年の1着賞金は1億1000万円で、以下2着4400万円、3着2800万円、4着1700万円、5着1100万円。
歴史
歴代優勝馬
| 回数 | 施行日 | 競馬場 | 距離 | 優勝馬 | 姓齢 | 勝利騎手 | 管理調教師 | 馬主 |
| 第 回 | 2013 | 東沖ノ鳥 | 2000m | フィラマント | 牝3 | 福長祐平 | 角田匡彦 | カロータファーム |
| 第 回 | 2023 | 東沖ノ鳥 | 2000m | イスラリベルタ | 牝3 | 河田将太 | サラブレッドエックスレーシング | |
| 第 回 | 2024 | 東沖ノ鳥 | 2000m | 牝3 | ||||
| 第 回 | 2025/10/05 | 東沖ノ鳥 | 2000m | エカチェリーナ | 牝3 | S.カブレラ | サラブレッドエックスレーシング |