核地雷級のクソカードと名高いこのカードであるが、とあるデッキに入れる事で輝くのである。
そのデッキとは、【緑一色】である。
【緑一式】に魔法カードの使用を阻害する大寒気を入れるなど、正気の沙汰ではないと思うであろう。
しかし、【緑一式】を使用する上で警戒しなければならないモンスターがいる。
《No.16 色の支配者ショック・ルーラ》である。
ルーラの召喚を許し、その効果で魔法を宣言されてしまうとこちらの頭上に死兆星が輝いてしまう。
そこで、大寒気を発動するのだ。
大寒気の影響下でわざわざ魔法・罠を宣言するだろうか?
モンスター効果を宣言する。俺だってそうする。
大寒気の効果が終わった次の自分のターンに、ルーラを処理するなり、【大逆転クイズ】で勝負を決めるなりしてしまおう。
大寒気の発動と言うクイズに対する回答を誤ったデュエリストには、然るべきペナルティが課されるのだ。
しかし、慎重な性格のデュエリストは、わざわざ大寒気を発動した事に疑問を抱くであろう。
深読みをして魔法を宣言する可能性も有り得る。
そう、普通のデッキに入れても読み合いに持ち込めるのである。
相手の性格を考慮した上で運用する事も出来るカードなのだ。
更に、初対面でも考えなしにモンスター効果を宣言して来るか来ないかで相手がバカかどうかを判断出来る。
バカによる人付き合いのトラブルを、未然に回避する事すら出来る。
この様に、《大寒気》は、人の心理や心の奥深さを知る事の出来るカードなのである。
7スレ目 14 :名無しプレイヤー@手札いっぱい。:2013/06/25(火) 23:21:23.97 ID:7hwKNSnjO