攻撃力至上主義

遊戯王によくある事の1つ。
何故かこの世界ではいくら優秀な能力を持っていようと、攻撃力が貧弱か0ならクズと呼ばれ、揚句の果てに捨てられる。

アニメシリーズでは回を追うごとにとにかく攻撃力を効果で上げまくってインフレさせるという決闘者のプレイングが目立っている。
DMでは超大な攻撃力を誇ったのは20000の《オレイカルコス・シュノロス》ぐらい*1だったが、後のシリーズでは魔法効果で攻撃力30000越えの《サイバー・エンド・ドラゴン》が登場。

「攻撃力を2倍にする」「相手モンスターの攻撃力を加える」効果を持つカードが増えて10000越えもさほど珍しくなくなり、十代や遊星は次々とエースモンスターの攻撃力を効果で20000越え。

そしてZEXALでは希望皇ホープが《ダブル・アップ・チャンス》のコンボで容易に5000以上の打点になり、80000越えの未知の領域に到達。
終盤では遂に元々の攻撃力が1万や10万という壮絶なチートモンスターが登場、それに対抗するはゴリ押しの攻撃力20万越えという超必殺の脳筋合戦で最終決戦にケリを着け放ったのであった…。




現在の最大攻撃力ランキング↓
(攻撃力を最高値に上げる前後は除く)

1位:No.39 希望皇ホープ 攻撃力204000(《ライジング・ホープ》《No.100 ヌメロン・ドラゴン》《No.73 激瀧神アビス・スプラッシュ》《ダブル・アップ・チャンス》の効果)
2位:CiNo.1000 夢幻虚光神ヌメロニアス・ヌメロニア 攻撃力100000(元々の攻撃力)
3位:No.39 希望皇ホープレイV 攻撃力83200(《DZW-魔装鵺妖衣》の効果)
4位:No.39希望皇ホープ・ルーツ 攻撃力79200(自身と《ダブル・アップ・チャンス》の効果)
5位:No.104 仮面魔踏士シャイニング 攻撃力41700(《ハンドレッド・オーバー》の効果)

6位:サイバー・エンド・ドラゴン 攻撃力36900(《リミッター解除》《決闘融合 - バトル・フュージョン》の効果)
7位:スフィンクス・アンドロジュネス 攻撃力35000(自身の効果)
8位:オシリスの天空竜 攻撃力28000(人形戦での自身の効果、デッキ切れで負け寸前)
9位:スターダスト・ドラゴン 攻撃力23000(《集いし願い》の効果)
10位:ジ・アライバル・サイバース@イグニスター 攻撃力22000(自身と《裁きの矢》の効果)

トップ5を全てZEXALが占拠!
トップ10内ではDMの本編と映画版・GX・5D's・VRAINSがそれぞれ1体ずつというバランスである。

最初に語ったようにその逆、攻撃力0のカードはかつてペガサスが使用していた《サクリファイス》であろうと井戸に捨てられる。
しかし井戸に捨てられた攻撃力0カードを寄せ集めてデッキを作った万丈目準がパラレルレアで固めた兄を破り、攻撃力0にも使い道があると実際に体現した。

不動遊星は「クズ」や「不要」という単語を嫌い、サテライトで拾った弱小モンスター中心のデッキで連戦を戦い抜いた。
パワーを何よりも重んじるジャック・アトラスの考えとは対を成しており、最終回のデュエルではいくらレベルが低くてもこれまで戦い抜いたモンスター達の絆の力で《ジャンク・ウォリアー》の攻撃力を5500まで上げて勝利。ジャックの胸に響かせた。…やっぱり攻撃力主義じゃないか!


また、洗脳されたゴーシュを救うためにドロワがモンスターの攻撃力を上げて特攻した際にカイトが「あの攻撃力はドロワの想いの強さ」と語っており、向こうの世界では攻撃力=決闘者自身の想いの強さと認識されているのだろう。

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最終更新:2020年03月31日 13:56

*1 ∞除く