唯澪@ ウィキ

もしもあなたに出会えたら

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yuimio

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もしもあなたに出会えたら




―――もしも、高校受験のときに唯澪が出会っていたら―――



澪(あぁ、もうすぐ試験始まる……大丈夫かな)ソワソワ


澪(律とも離れちゃったし……周り、知らない子ばっかりだ)ビクビク


唯「♪~」フンフーン


澪(って後ろの人鼻歌歌ってるし!余裕なのかな)


唯「……あ」コロコロ


澪(消しゴム転がってきた。拾ってあげよう)ヒョイ


澪「は、はい……落としたよ」


唯「ありがとー」ニコ


澪(か、可愛い……)ポーッ


キーンコーンカーンコーン


澪(あ、時間だ。頑張らないと……)



―――


――





―――1時間目終了―――



澪(……ふぅ。中々の手応えだったぞ)


チョイチョイ


澪「え?」クルッ


唯「えへ。どうだった?」


澪(えええ、話しかけられた!?)


澪「え、えと……その」ビクビク


唯「私あんまりー。難しいよねぇ……あ、私平沢唯!」


唯「お名前なんていうの?」


澪「あ、あ秋山……澪……」プルプル


唯「秋山澪ちゃん!いい名前だね!」ガシッ ブンブン


澪「ああありがと……」ブンブン


澪(握手!?試験会場にまったくそぐわない雰囲気……周りから見られてるしっ)カァッ


唯「答案全部埋められなかったよー。澪ちゃんは?」


澪「い、一応全部……平沢さん、声落として」コソコソ


唯「あ、ごめんね。すごいねぇ澪ちゃん」コソコソ


澪(澪ちゃん澪ちゃんって……フレンドリーな子だなぁ。羨ましい)


唯「それにしても、その制服可愛いね。どこの中学?」


澪「あ、私は……」


キーンコーンカーンコーン


唯「あや、鳴っちゃった。ごめんね、話しかけちゃって」


澪「う、ううん。リラックスできたかも」


唯「お互い頑張ろうね!」フンス


澪「うん……」



―――


――




澪(それから休み時間ごとに話しかけられた)


澪(だんだん馴染んでいく。こんなに早く他人に慣れるの初めてだ)



―――昼休み―――



唯「ふえー、やっとお昼だー」グテー


澪「あと1教科だよ。頑張ろ?」


唯「澪ちゃん余裕そう……」


澪「そんなこと……。い、一緒にご飯食べる?」モジモジ


澪(な、何私言ってるんだ!こんなの私じゃない!)ブンブン


唯「うん、いいよ♪」ニヘラ


澪(そしてこの笑顔……可愛いなぁ)


唯「お弁当の中身はなんだろな、っと!」パカ


澪「平沢さんのお弁当可愛いね」パカ


唯「……唯」ボソ


澪「え?」ビク


唯「澪ちゃんも私のこと名前で呼んでよぉ」


澪「で、でも知り合ったばかりだし……!」


唯「もうお友達でしょ~!ね?」


澪「う……。……ぃ」ボソ


唯「んー?」


澪「ゆ、唯!///」


澪(も、もうこうなったら自棄だ!)


澪「唯のお弁当、自分で作ったの?」


唯「ううん、憂が作ってくれたの。あ、憂っていうのは私の妹でね……」ペラペラ


澪(ほんとに楽しそうに喋る子だな。私もこんなふうになりたいな……)


唯「澪ちゃんのお弁当は?」


澪「私のはママが作ってくれたんだよ」


唯「ママ?」


澪「お、お母さん!」アセアセ


唯「あはは、澪ちゃん可愛い!」


澪「うぅ///」



―――


――





澪(他愛のないことを話していたら、お昼休みもすぐに過ぎてしまった)


澪(とても楽しかった。一緒に高校に入学できたら、もっと楽しいかな?)



―――全教科試験終了後―――



唯「お、終わった……燃え尽きたじぇ……」プシュー


澪「お疲れさま。全部通してどうだった?」


唯「なんとか大丈夫かも……」


澪「ふふ、唯ならきっと大丈夫だよ」


唯「ありがとー……澪ちゃんなら絶対合格だね!」


澪「ど、どうかな……?」


唯「大丈夫大丈夫~。ね、約束しよ?」


澪「ん、何を?」


唯「絶対受かって、一緒に入学しよ!私、澪ちゃんともっと仲良くなりたい!」


澪「あ……。う、うん、私も唯ともっと仲良しになりたいよ!」


唯「じゃあ指きり!ね!」スッ


澪「うん!」スッ


唯澪「指きりげんまん、嘘ついたら針千本の~ます!」キュッ


唯「よし、おっけー!」


澪「」ビクビク


唯「どしたの?」


澪「わ、私痛い話ダメなんだ……!」ガクブル


唯「だ、だいじょぶ?」ナデナデ



―――


――





―――桜ヶ丘高校、校門前―――



唯「じゃ、絶対約束だからねー!」ブンブン


澪「また会おうな!」フリフリ


澪(絶対、約束。まさか、高校入る前から友達ができたなんて)フフフ


律「おーい、澪ー!」タタタ


澪「あ、律!」


律「いやー、手強かったぜ!澪は……ま、大丈夫か」


澪「勉強教えたの私だもんな。それより聞いてくれ律!」


律「どしたー?」


澪「私、友達できた」


律「……あーはん?もう一度言ってみ?」


澪「だから、友達だよ!」


律「嘘だー!恥ずかしがり屋の申し子の澪に友達だとー!?」


澪「ほんとだよ!ふわふわしてて可愛い子だった!」


律「な、何興奮してんだよ……」



―――澪の家―――



澪「まだ合格したわけじゃないけど、楽しみだな……」


澪「早く会いたいなぁ」ウキウキ



―――唯の家―――



唯「髪の毛長くて綺麗で、かっこいい子だったなー」ルンルン


唯「すぐ赤くなるのもとっても可愛かったぁ」



―――


――





唯澪「入学式、なんて話しかけようかな♪」



『けいおん!』

はじまりはじまり。ここから唯澪物語が繰り広げられます


初出:3->>661

  • 可愛すぎる…ガクッ -- (名無しさん) 2011-01-19 22:05:24
  • 続け、いや続いて下さい -- (名無しさん) 2011-01-30 05:31:53
  • これが全ての始まりだったのか… -- (名無しさん) 2011-12-20 21:08:52
  • 全てはここから始まった。 -- (名無しさん) 2012-08-30 17:31:39
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