唯澪@ ウィキ

悪ノリぴゅあぴゅあはーと

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yuimio

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悪ノリぴゅあぴゅあはーと


(とあるライブ会場)

「♪頭の中 想いでいっぱい あふれそうなの ちょっと心配」
「♪とりあえずヘッドフォンでふさごう」

観客「お、ぴゅあぴゅあはーと」
観客「よしみんな、ノッていこうぜ」

「♪いきなり! チャンス到来 偶然同じ帰り道」
「♪Wow! ふくらむ胸の風船(じ~~~)」
「♪急に足が 宙に浮くの……え? じょ、上昇気流にのって」

観客「ベースの子が、ギターの子をじっと見つめているようだが」
観客「うむ、これはきっと多分、何かサプライズイベントがあるんだぜ」
観客「ギターの子は、少々戸惑い気味のようだが」
観客「キーボードの子は、かなり頬が綻んでいるようだが」

「♪飛んでいっちゃえ、キミ~」
「♪唯~」
「♪~のもとへ(ガクッ)、わたしの、ぴゅあぴゅあはーと」

観客「なんだ? 今の(ガクッ)は?」
観客「単にとちったんじゃないのか? ほら、ベースの子が肩を竦めて舌をペロッと出している」
観客「その割には、ギター2名とドラムの方が苦笑いをしているのはどうした訳だ?」
観客「キーボードはノリノリなのにな」

「♪愛の言葉ちりばめた、歌は素直でいいよね」
「♪なにげに口ずさんで歩こう、え何?」
「♪フフッDon’t stop the music」

観客「おお、ベースの子がギターの子に歩み寄った、1本のマイクで二人で歌おうというのか?」
観客「多分これがサプライズだな、セカンドギターとドラムが、困ったねという感じで顔を見合わせていることからも分かる」
観客「キーボードの瞳が輝きを増したのは気のせいか?」

「♪不意打ち! ピンチ到来 ハミング聞かれちゃったかも」
「♪No! はじめて目が合って うれしいけどはずかしくて」
「(はぁん)(パチッ)」
観客「(おおっ)」
「♪に、逃げ腰なのよ、アンどうしよ~~アハハ」

観客「ベースの子が客席の右方向に向かってウインクしたようだ、ちっ向こうの席だけ喜びやがって」
観客「……ギターの子に対してウインクしたように見えたが」
観客「はっはっはそんなことが……セカンドギターとドラムが溜息をついているようだが何故だ?」
観客「それにしてもキーボードは少々スタッカートが効き過ぎな気もする」

「♪突っ走っちゃえ!道端でふるえてるぴゅあぴゅあはーと(頬擦り頬擦り)」
「♪どこまでも透明なあの空高くやはぁんもう澪ちゃん私困っちゃうん生まれたてのひつじ雲のキモチよ……」
観客「(どっっっ)」
「ぬおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉっぉ」

観客「なんだ、今のギターのアドリブは? 客席は沸いたが」
観客「見ろ! セカンドギターとドラムが、とうとうソッポむいてしまったぞ」
観客「それより、今のキーボードの雄叫びは何だ!?」

「♪あい☆Don’t mind~」チャ~チャララチャッチャチャ~チャララチャッチャ~~
パチパチパチパチパチ……
「どうもありがとうございましたぁ」
「あ、ありがとう……ござ、うっ」
「あれ、どしたの?澪ちゃん」

観客「なんだ? ベースの子、走って行っちゃった」
観客「俺、ちょっと見えたが、鼻血…かな? 多分会場の熱気にあてられて、“のぼせた”のだろう」
観客「熱気にあてられた…………のかな?」
観客「その証拠に、見ろ、キーボードの子も鼻血のようだ」
観客「いやぁあれは……ま、どうでもいいか」

~FIN~

初出:3->>822->>823

  • 最高~! -- (名無しさん) 2011-02-13 22:04:17
  • 観客に一人ムギを見過ぎな奴がいるだろww -- (名無しさん) 2011-02-21 14:37:54
  • これは唯がボーカルか…新鮮だな。 -- (名無しさん) 2011-03-20 00:50:39
  • あぁっ...俺も鼻血が... -- (名無しさん) 2011-08-04 21:16:49
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