ゆっくりいじめ系2426 ゆっくり地球防衛軍 後編 その2

ゆっくり虐めSS   ~YDF~ ゆっくり地球防衛軍2017   後編 その2





あちらこちらで銃声が、悲鳴が、罵声が怒号が断末魔が聞こえてくる。
それがゆっくりの物なのか人間の者なのかもこの状況では判断出来ない。
それ程までにこの戦場では激しく戦闘が行われているということなのだ。
そして戦場の上にそびえるドスまりさ、奴の周りにはれみりゃとふらんが舞っている、その数は軽く100を越えるだろう。
空だけではなく、大地にもたくさんの饅頭が跳ね回っている。
奴らは全てドスの帽子から出てきたのである、つまりドスを倒さない限りこの戦いに終止符は打つことはできないのだ。




午前6時、時間通りにドスまりさは攻撃を始めてきた。

「約束の時間だよ!ゆっくり最後の審判を受けてね!」

奴を滅ぼさなければ・・・絶対に・・・。
そう思い、握り拳を固める。
ヘッドセットの無線コール音が鳴った。

「まず敵の火力を落とさないとどうにもならん。総員雑魚ゆっくりを攻撃せよ、ドスまりさを丸裸にしてやれ!」

「ストーム2、1了解!」

彼・・・ストーム2は自分と並んで走る「伝説の隊長」に語りかけた。

「なあストーム1、とうとうこの日がやってきたな・・・」
「・・・・・」

「ゆゆっ!まりさ!みつけたよ」
「れいむ!ふいうちでゆっくりたおすよ!」

「しかし、俺達ストームチームでも今日まで生きていられるとは思ってもいなかったぜ・・・」
「・・・・・」

「「そろーり、そろーり!」」

「そうだ、忘れてた。司令官どのが『期待している』と伝えてくれって言ってたぞ」
「・・・・」

「「ゆっくりしないでしねっ!!ゆぺぇっ!」」

二匹のゆっくりの不意打ち(笑)を軽くいなし、ストーム1は前方に、ストーム2は横に転がり、飛来した強酸餡を避けた。
そして転がりざま、銃の引き金を引く。
そして二人とも流れるような動きで最新狙撃銃、ライサンダーFのボルトを操作する。

「ゆわらば!」
「ゆぶぇ!いだいいい!!ばりさの、ばりさのおべべがみえn「ゆべえ!」」

二度目の火を噴いたのはストーム1の銃口だった。

「面目無い。いくら銃が良くても当たらなくちゃ意味が無いということだな」
「・・・・・」チラリ
「そんな目で見ないでくれ・・・次はちゃんと当てるさ」

二人は周囲を確認すると、銃口を空に向けた。

あちこちでれみりゃが、ふらんが、れいむがまりさがありすがぱちゅりーが死んでゆく。
今までの借りを返さんとばかりに人間たちはゆっくりに弾丸を叩き込んでいく。
当然、護衛のゆっくりが撃墜されていく、ドスまりさとて例外ではない。




「戦士の誇りを忘れるなぁーっ!!どんなに絶望的な状況だろうとな!!戦い続けろ!!」
「「「Sir yes sir!!」」」
「つよいまりささまはこんなところでしんじゃいけないんだぜ!!だからぱちゅりーはゆっくりおとりになるんだぜ!」
「そうよ!いなかもののむらさきもやしはせいぜいおとりになってね!!」
「むぎゅうううううう!!おいてかないでえええええええ!!ぱちぇは『びょうじゃく』なのよおおおお!!」

こっちではレンジャーチームに追われたまりさとありすが仲間を囮にして逃げようとしているようだ。
精神的には完全に負けムードに入ってしまっているようだ。
このままでは敗北はもう時間の問題だろう
そのうえぱちゅりー種に至っては「病弱」とまで思い込んでいる。
だからだろうか、まりさ・ありす種との距離がどんどん開いている。
普段の戦いにおいては種によっての運動能力にそこまで差はなかったというのに。

「撃てぇーっ!!」
「むぎゅうううう!いだいいいいいいいい!!」

だがぱちゅりーを囮にしたおかげでなんとか二匹はレンジャーチームをまくことに成功したようだ。

「隊長!さっきの二匹が見当たりません!」
「くそ・・・逃がしたか・・・」

「どうにかにげきったんだぜ!」
「あんなうんどうおんちはたたかいのばではゆっくりいきのこれないわね!」

「いたぞ!正面だ!!」
「なんで『れんじゃーちーむ』がまたいるのよおおおおお!?」
「こんなんじゃばりざだちはどうやっでもがてないよおおおおおおお!」
「ファイヤー!」
「ゆびいいいいいいいい!なんでまりさが(ありすが)ああああああ!!」


今の所、人間達の方に分があるようだが・・・。


「大丈夫かーっ!?しっかりしろーっ!!」
「死ぬのか?…俺は死ぬのか?」
「畜生!仲間が!」
「駄目だ・・・どれだけ倒してもまたすぐ出て来てしまう!」
「これじゃジリ貧だぜ!にしても、一体どこから・・・?うおっ!」

「ゆっふっふ。どすがいるかぎりれいむにはむすうのれいむがいるんだよ。おとなしくあきらめ「ゆぶぁっ!」」

「おい、気を抜くな!・・・にしてもストーム1、本当に奴らはどこから?巣穴は発見されていないし・・・」
「・・・・・」スッ
「ん・・・ドスまりさが降下してきている・・・しかも帽子が動いて・・・?」
「そういやあドスまりさが降りてきたのを何度か見たぜ!」
「本部!ドスまりさが異様な行動をとっています!降下してます!あと帽子が動いています!」
「こちら本部、こちらからでは見ることができない。誰か確認できるものはいるか?」
「・・・・・」ダッ
「おい、ストーム1!待て!」




一方こちらは都庁上空、ドスまりさ。

「これは一体どういうことなのおおお!?どんどん負けちゃってるよおおお!?ぱちゅりーは何やってるのおおおおお!?」
「むきゅ・・・これは・・・てきさんがしにものぐるいだからしょうがないのよ・・・」
「さっきからドスは少しずつ撃たれてるんだからね!どうにかしてよね!参謀でしょ!」
「なんでぱちぇばっかりにいうのおおおおおお!?きめえまるはどうしたのよおおおおおお!?」
「朝起きたらいなかったんだよおおおお!戦わないんだから作戦ぐらいちゃんとやってねええええ!!」
「きっとにげたのね・・・むきゅ・・・いいからはやくあたらしい『へいし』をよういしてね!たたかいはかずできまるのよ!」
「そんなこと言ってもあの無能なれみりゃがやられたせいでもう航空戦力は増産不可能だよ!」
「じゃあ『りくせんほへいぶたい』をふやせばいいでしょ!むっきゅりりかいしてね!」
「・・・わかったよ。『おりじなる』、ゆっくりいそいでねー!」

ドスまりさは帽子に向かって声をかけた。
するとどうしたことだろうか、ドスまりさの帽子からいくつも『すっきりー!』という声がした。
そして中から20匹程の新たなゆっくりが出てきたではないか。
ぱちゅりーと20匹のゆっくりは帽子の鍔の上で話し始めたようである。

「むきゅ、ゆっくりしていってね!」
「ゆっくりしていってね!」×20
「むきゅ、あなたたちはふたてにわかれてむこうと、むこうでたたかうのよ!ぱちぇのさくせんにしたがえばしょうりはまちがいないわ」
「ゆっくりりかいしたよ!」×5
「ゆっくりりかいしたんだぜ!」×5
「ゆっくりりかいしたのよ!」×5
「ゆっくりりかいしたわ!」×5
「むきゅ、すなおないいこたちね!どす、はやくしたにおりてね!」
「(撃たれて痛いのはドスだけだよ、ぱちゅりーは気楽でいいね)わかったよ、ぱちゅりー」

ドスまりさは降下を始めた。
身体能力が飛びぬけた特定の種でもない限り、あまりに高い所から飛び降りればいくらゆっくりとて死を免れないからである。

「この高さなら大丈夫だよ!早く行ってね!」
「むきゅ、まだたかいわ!もうすこしおりてね!『へいし』たちがかわいそうでしょ、ばかなの!?しぬの!?」
「・・・りょうかいしたよ」

ちょうど地面から200mくらいの高さでドスまりさは動きを止めた。
そして帽子の上のゆっくりたちは地面に向かい飛び降りていく。

「むきゅ!よいけっかをきたいしているわ!」
「ゆっくり頑張ってね」
「ゆっくりがんばるよ!」×20

そしてまた、ドスまりさは空高く上っていく。





「・・・・・」
「手品のタネは知ってみれば単純なものだな、ストーム1」
「・・・・・」
「本部、ゆっくり達の無限発生の仕組みが分かった!ドスの帽子だ、帽子の中に仕掛けがある!」
「こちら本部。ストーム2、そのようだな。とある人物からの情報によると帽子の中で各種の母体が繁殖を行っているようだ」
「・・・・?」
「ゆっくりたちの繁殖力は恐ろしいもので、その人物によると約1時間で20~30匹ほどの幼体を生み出すことが可能らしい」
「なんという繁殖力なんだ・・・。で、その繁殖を止めるにはどうしたらいいんだ?」
「その人物・・・彼女によるとドスの帽子を破壊できれば、動転したドスの頭から母体が振り落とされるのでは?とのことだ」
「了解した。ところで指令、その彼女とは一体何者なんだ?何故そんな詳しいことを知っている?」
「・・・よく聞こえないぞ、繰り返せ」
「だからその彼女とは誰なんだ?」
「・・・よく聞こえないぞ」
「おい、指令」
「くそ、通信妨害か」
「・・・・・」
「総員、ドスまりさの帽子を破壊せよ。奴らの驚異的な増殖の仕掛けはあの中だ」

本部からの通信により、ドスまりさの帽子めがけて一斉に攻撃が行われていく。
あちこちでライフルの、ランチャーの、ミサイルの弾が放たれる。

「自由のために戦え!最後まで!」
「「「了解!」」」
「どうせ死ぬんだ!お前らも道連れだ!」
「家族の仇だ!死ね!死ねぇぇぇ!!」

ダァン

「・・・・・」
「駄目だな・・・威力不足なのか?この狙撃銃ですら・・・」
「ストーム1!ベガルタを使え!」
「!!・・・」
「スカウト2!ありがたい!」


-バトルマシン ベガルタ-
  • YDFがゆっくりに対抗すべく開発した、二足歩行特殊戦闘用兵器
  • 右腕に火炎放射器とロケットランチャー、左腕にガトリングガンを搭載しており、絶大な攻撃力を誇る。
  • だが火力が凄まじいかわりに機動力は著しく低く、すばやい相手には全く歯が立たない。

「・・・・・」

ストーム1はベガルタに乗り込み、レバーを操作して両腕の砲台を動かす。

「ねぇぱちゅりぃぃぃ!さっきからドスばかり狙われているんだけどどうなってるのおおおおおお!?」
「むきゅ、そうかしら。でもそれはぱちぇにはかんけいないわよ、ぱちぇはいま『さくせん』をかんがえていていそがしいの。」
「ぱちゅりぃぃぃ!、本当にそんな作戦で大丈夫なのおおお!?さっきの20匹もすぐ死んじゃったでしょおおおお!!」
「むぎゅうううう!?なんてことをいうの!?こんなにかしこいぱちぇがかんがえたさくせんなのよおおおおおおおお!」
「だって実際負けてるでしょおおおおお!いそいで理解してねええええええええ!」
「それはあのぐずどもがちゃんとはたらかないからなのおおおお!ぱちぇのさくせんはかんぺきなんだからあああああああ!」
「うるざいいいいいいい!!言い訳したって負けてるのに変わりはないでしょおおおおおお!なんとかしろおおおおおお!」
「むぎゅうううううう!だからあああああああ!むきゅ?あれはなに?」
「ゆぅ?・・・何あれええええええええええ!!うわああああああああああああああ!!」

ベガルタのロケットランチャー、ガトリングガンによる弾幕である。
人間がこれを受けたら、肉片どころか塵も残らないだろう。
それほどまでに圧倒的な物量の弾丸が打ち込まれる。
それはドスまりさには当たらなかった、いや、当てなかっただけであった。

「ド、ドスの、ドスのお帽子がああああああああ!!」
「むきゅうううううううううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!」
「『おりじなる』とぱちゅりーが落ちちゃったああああああああああああ!!」
「はやぐ、はやぐだずげろおおおおおおお!!この、むのうどすうううううううううううううう!」
「いま助けるからね!ゆっくり落ちてね!」
「はやぐじろおおおおおおおおおおおおおおお!」
「もっとゆっくりじでよおおおおおおお!おいつけないいいいいいい!」
「むぎゅうううううううううう!だれがだずげでえええええええええええええええ!」

音速を超え、大地に叩きつけられた饅頭はその存在を紫色の染みとして残した。
続いて帽子が、いや帽子の残骸が地面に叩きつけられた。
その中には、奇妙な饅頭が4つ潰れていた、ドスの帽子の中でひたすらに『すっきり』していた母体の4種である。
それには目と鼻がなかった、髪もなかった、潰れたとかではなく無かったのだ。
おそらく、ひたすらに生殖行動のみを繰り返していたうちに必要のない部分が退化したのだろう。
残ったのは飾りと、口と耳だけだった。

そして一匹、残ったドスまりさはというと・・・
「ゆう、・・・ドスのお帽子・・・『おりじなる』・・・ぱちゅりー・・・。・・・・・・・・・・・・・」

「・・・・・」
「おい・・・ストーム1。やった・・・のか?」
「やったか・・・?やった、ドスまりさの帽子を破壊したぞ!」
「こちら本部、これでもうゆっくりはこれ以上増殖することはない。ついにやったぞ!我々の勝利だ!」
「勝った!人類は勝ったんだ!」
「俺達の勝利だぁーっ!」
「宇宙に帰りたくなっただろう!」
「「「「「YDF!YDF!」」」」」





と、ここで少し時間が戻る。

  • 午前5時30分 =YDF東京本部正門前= [決戦時刻まであと30分]・

正門の前には底部に大きな傷を負ったゆっくりとそれを囲む人間達がいた、だがそのゆっくりは人間によって攻撃されてはいない。
どちらかと言うと、むしろ介抱されているようだった。

「司令、本当にこいつを助けるんですか?技術部の私が言うのもなんですがゆっくりの言うことを信じるのも・・・」
「おい、司令が言ってんだぞ、俺達は黙って従うのみだ」
「司令、我々は研究室に戻ります!」

「きめぇ丸、私がYDF東京本部司令官だ。さっき君とマイク越しに話していたのは私だよ」
「おぉ・・・信じていただけましたか。うれしいうれしい」フルフル
「きめぇ丸、足の方は大丈夫なのか?あんなことを言っておいて心配するのもなんだが・・・」
「おぉ・・・いたいいたい。でもおうきゅうしょちをうけました、あんこはもれてないからいのちにべつじょうはありません」フルフル
「で、その話・・・、ドスまりさの倒し方というのは・・・」
「おぉ、りょうかいりょうかい。いまはなします」フルフル
「いや、ここは危険だ、もうすぐ戦闘が始まる。私は今の所お前を信用している、とりあえず屋内に入れ」
「おぉ・・・ありがとうございます」フルフル

きめぇ丸は、なめくじのように這いずりながら司令官の後を追った。



「・・・それで、あのどすまりさたちはじぶんたちのほしのしょくぶつをすべてたべつくしてしまったのです。おぉ、おろかおろか」
「なるほど・・・それで地球に目をつけたということか・・・」
「おぉ、せいかいせいかい。わたしはそんなおろかなむれにいやけがさしました、なのであなたたちのちからをかりようとおもったのです」フルフル
「そうか・・・、それでドスの秘密とは?どうやってあんな数のゆっくりを運んだんだ?」
「おぉ、。どすのぼうしのなかに4ひきの『おりじなる』がいます、そいつらがぼうしのなかですっきりしてふえるんです」フルフル
「帽子の中で交尾しているのか・・・。それで奴の帽子から何十匹ものゆっくりが出てきたということか」
「おぉ、あたりあたり。だいたい1じかんで20~30ひきふえることができます」フルフル
「恐ろしい繁殖力だな・・・」


「やった!勝ったぞきめぇ丸!誰かがドスまりさの帽子を破壊したらしい!」
「おぉ、よかったよかった。これでもうかれらがふえることはないはずです。あとはどすがこれにおじけづいてにげてくれれば・・・」フルフル





「・・・・・」
「どうした?ストーム1?」
「・・・・・」スッ
「ドスまりさか?動かないな・・・機能停止したのか?にしては宙に浮いたままだな」
「・・・・・」
「・・・なあ本部、ドスまりさはあれで・・・本当に倒したのか?」
「少し待っていろ。今、例の彼女に聞いてみる」
「いや待てよ・・・もし・・・今まで地上に仲間のゆっくりがいたために、ドスまりさ本来の力が出せなかったとしたら・・・?」
「・・・・・」
「こちら本部!全員逃げろ!!今すぐそこから逃げろ!!どこでもいい!!少しでも遠くに離れるんだあああ!!」
「「「「「???」」」」」
「・・・・・」ダッ
「待てストーム1、今からじゃ間に合わない! お前ら、逃げろおおおおお!」



ドスまりさの口内がまばゆく光る、

「ドススパーーーーーーーーーーク!!!」











あたり一面が、焼け野原と化した

モニタ越しの光景に、私は目を疑った。
あれが、奴の力・・・なんという・・・

「これまでは本気ではなかったというのか?」
「おぉ・・・そうですそうです。あれが・・・どすまりさほんらいのちから・・・。おぉ・・・こわいこわい」フルフル





























「ゆ・・・ゆふ・・・ゆうふふふっふうふふっふふふふっふふふっふふううううふふふふうふふふふふふふふふ!!」
「もう、もういいや!あはははは!もううざったいぱちゅりーもいないよ!ドスドス言われて面倒くさいことをしなくてもいいよ」
「もう奪った領土の配分とかしなくていいんだよ!もう全部ドスだけの物だからね!」
「この地球ぜーんぶ、丸々全部ドスの物なんだよ!うざったい人間達は全部殺しちゃうよ!」
「ここはドスまりさのゆっくりプレイスだよ!他の奴らは出て行ってね!でていかないなら死んでね!」
「あははははははははははははははははははははははは!!!」




後編その3に続く

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最終更新:2022年01月31日 02:54
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