ちょっと熱めなお兄さん

虐待少なめです





「うーむ、腹が痛い・・・。」


男はそう言って家の外にあるトイレに向かった。
10分程して男は家に戻ってきた。ふと家の奥から声が聞こえた。
泥棒かとも思ったが、電気を付けっぱなしの部屋に入る泥棒は居ないだろうと思いなおし、
奥の部屋に向かった。するとそこにはゆっくりまりさとれいむがいた。


「「ゆっくりしていってね!!」」


お決まりの挨拶である。


「俺の家で何やってる?」

「ゆ?ここはまりさたちがみつけたからまりさたちのものだよ!」

「よこどりなんてしたらだめだよ!」

「あーハイハイ、テンプレテンプレ・・・。」


お兄さんは2匹をつまみ出そうと思ったが、れいむが妊娠していて出産も近い事に気が付いた。


「あー、お前妊娠してるのか?」

「そうだよ!れいむとまりさのあいのけっしょうだよ!!」

「もうすぐこどもがうまれるれいむにごはんをもってきてあげてね!!」


男は餌の要求をスルーしつつ、疑問に思っていたことを尋ねた。


「ちょっと聞きたいんだが、もうすぐ子供が生まれるのに何で人里まで来たんだ?」

「ゆっ?にんげんのいえにはおいしいたべものがあるからだよ!

それでれいむにげんきなあかちゃんをうんでもらうためだよ!!」

「れいむはここまでくるのがちょっとこわかったけど、だいじょうぶだったよ!!」

「ほ~、それでどっちが人里に行こうって言い出したんだ?」

「まりさだよ!われながらいいかんがえでしょ!!」


ゆっくりまりさはお兄さんに自慢げに答えた。


「わかったらたべものをさっさともってきてね!!」


男は無言でまりさに近づき、そして・・・

バシィッ!!

思い切り平手打ちを食らわせた。

「まりさぁぁぁぁぁぁ!!!」

「ぐえぇぇ!!どぼじでごんなごとずるのぉぉぉぉ!?ぼうりょぐぶるうじじいはじね!!!」


もう一発平手打ちを食らわせた。


「ぎえぇぇぇ!!」


2匹の顔が恐怖に染まる。
そして

「バカか!?お前はっ!!!」


男はまりさを怒鳴りつけた。
思わず2匹は固まる。

「なんでお前はもうすぐ子供が生まれるってのに人里まで来るんだ!?
しかも身ごもってるれいむを連れてだ!!」

「ぞ、ぞればでいぶに「バカが!!」ひぃぃぃい!!」

「良く考えろ。お前だけが人里に来るなら別に問題無いだろうが、れいむは妊娠してるんだぞ?
そのれいむを巣からわざわざ人里にまで連れてくるなんてバカにも程がある!」

「いいか?お前らの巣は山奥だ。そんな所からわざわざ歩いてくるなんて、それだけでも危険なんだぞ?
妊娠してるれいむは這っていくのがやっとだろう?そこを動物とかれみりゃに襲われたらアウトだ。
他にもれいむが石に躓いてこけても見ろ?でかくなってる分大怪我するかもしれないんだぞ!?

あと人里だって危険だ!ゆっくりが居たら即潰す人間なんていくらでもいる。
その気が無くても畑のそばを歩いてたらそれだけで潰されるからな。
そこまで考えた上で連れてきたのか!?」

「ガァーーーーン!」


まりさは大きなショックを受けた。まさに男の言う通りだった。
れいむも同様にショックを受けた。
本来であればもっと子供が育つ前か、子供が生まれてから人里に下りたいと思っていたからだ。
それを始めて会った男に言い当てられたのだから、相当な驚きである。


「ゆぐぅぅぅぅぅぅ~~~~・・・・でいぶぅぅぅぅ!!ごべんなざいぃぃぃぃい!!
でもばりざばあがぢゃんにばやぐぞだっでぼじぐでぇぇぇ!!!」

「だいじょうぶ!れいむはおこってないよ!!れいむもあかちゃんがげんきにうまれてほしいからね!!」

「ありがどぉぉぉぉぉおおおれいむぅぅぅうう!!おにいさんもじじいっでいってごめんなさいぃぃい!!・

「別にいいけどよ。それよりどーすんだ?お前ら。ここは俺の家だからずっと居させる訳にはいかんが、
少しの間居るか?」

「ほんとなの!?」

「別にいいぞ。」

「「おにいさんありがとう!!」」


2匹は満面の笑みで答えた。緊張が解けて2匹はゆっくりし始めていた、とその時


「ゆぐぐぐぐぐ・・・・・!!!」


れいむが産気づいた。


「ゆゆっ!!れいむ!!がんばってね!!」

「うん。れいむがんばるよ!!」


れいむの顎の下あたりから粘液とメリメリという音が漏れ、少しずつ穴が開いてきている。
もうすぐ生まれてくるという様子であり、れいむは顔真っ赤にしている。
それを見てまりさは応援している。


「ゆぎぎぎぎぎぎ!!!!ぐげげげげげえぇぇ!!」

「れいむ!!がんばってね!!もうすこしだよ!!」


2匹が子供の事に夢中になっている間、男は10秒足らずだが席を外した。しかし2匹は気付いていなかった。


「ゆぐぐぐぐぐうぅぅぅぅ!!」

「おかおがみえてきたよ!!あとすこしだよ!!」


あと数秒で生まれるというその時

タンッ!

乾いた音が響いた。
急にれいむの声が消えた。


「ゆっ・・・?どうしたの?れいむ!」


その直後に甘い香が広がる。まりさは不審に思いれいむの真横から正面に移動した。


「!!!!!!!!!!!?????れいむぅぅぅうう!!!!」


なんとれいむの体子供もろともが真っ二つになっていたのだった。


「なんでなんでなんでぇえ!!!????」


まりさは泣き叫ぶ。


「あー、包丁で真っ二つにしただけだ。子供も一緒に真っ二つだから安心してくれ」

「どぼじでごんなごどずるのおぉぉぉぉおお!!!???」

「別に少しの間居て良いって言ったけど、お前らを殺さないなんて一言も言ってないぞ。
それに前から出産直前の親子ゆっくりを味見したかったんだよなぁ~」

男はそう言って指で餡子をすくって舐めてみる。


「こっ!これはっ!!うまい!!!うますぎるッ!!」

ゆっくりは苦痛を感じれば感じる程甘くなる。出産の激痛ともなればいわゆる死ぬ程の苦痛にもなる。
それだけではただ単に甘いだけの餡子だが、子供が生まれるという幸福感も同時に感じている為
甘いだけでなく、味にコクとまろやかさがプラスされる。その為餡子は非常に上品で味わい深いものになる。
それは子ゆっくりも同様に、産道を通る際の苦痛と生まれる事ができるという幸福感の為、非常に美味である。


「ゆ゛がぁあああぁぁぁ!!じね゛!!くぞじじいぃぃぃいいいいいいいい!!!」


まりさは男に飛び掛った。しかし男はあっさりとまりさを捕らえ、頬を引き千切った。

「俺がれいむ食ってる間に逃げりゃいいものを、バカだなぁお前は。
それにしてもこいつの頬も中々うまいな。やっぱり持ち上げてから落とすと違うわなぁ」


「うぐぐぐ・・・でいぶどあがぢゃんをがえぜぇぇえぇ!!」

「あーお前うるさいよ。少し黙れ。」


男はまりさを死なない程度に痛めつける。その内まりさも大人しくなってきた。


「ゆぐぐぐ・・・」

「全く、俺に文句言うのはお門違いだぞ!後先考えずに人里に来たお前のせいでれいむと子供は死んだんだ。
お前が森の中で餌集めしてればこうはならなかったぞ。
人里に来て人の家に入り込んだからこうなったんだ。全部お前が招いた結果だよ。」

「ゆぐっ!・・・」


男は無茶苦茶な事を言っているのは分かっている。しかしゆっくりはそれに気付けるほどの頭は無い。
男の言葉を真に受けてしまっていた。


「ばりざのぜい゛ででいぶどごどもが・・・ごべんなざいぃぃ・・・!!」


そう言ってまりさは餡子を吐き、白目を向いて気絶した。


「ほんとゆっくりって脆い生き物だなぁ。まぁいいや、補修してやるか」


そう言って男は小麦粉をオレンジジューズで練ったものでゆっくりを補修した。
見る見る傷が塞がってゆく。やはり小麦粉とオレンジジュースの組み合わせはゆっくりにとって良いらしい。


「こいつ食ってもしょうがねーし山に捨ててくるか。他の群れに人間のヤバさを宣伝してくれるだろうしな。
そしたら畑の被害も減るからなぁ。」


男は気絶したままのゆっくりを山に投げ捨てていった。


「しかしあのれいむうまかったなぁ。村の虐待仲間にも教えてやろう。きっとみんな張り切るぞ~♪」


そんな事を言いながら家に戻る男。ふと男が家に戻った時ある事に気が付いた。


「やべぇやべぇ・・・ドア開けっ放しだったわw5分程度の外出でもちゃんと戸締りしねーと危ないよなぁ」


ふと家の中からゆっ!ゆっ!と言う音が響いた。男は嫌な予感がした。


「「ゆっくりしていってね!!」」


またもゆっくりがいた。


「またかよぉぉおおおおお!!きちんと戸締りしなかった結果がこれだよ!!!」


戸締りはきちんとしましょう。






今回は生まれる子供ごと真っ二つになるゆっくりが浮かんだのでそれを元に書いてみました。
ただそれだけを書きたかっただけなのに妙に長く・・・orz
もっと精進いたします。
ちなみに最初のゆっくりが居た部屋とラストのゆっくりの居た部屋は別の部屋です。
同じ部屋だったら真っ二つのれいむを見て逃げてるはずです。きっとそうです。

読んでいただきありがとうございました。

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最終更新:2022年05月18日 21:27