設定的には妖虐兄の日々の実験 その1の続き。

ぺにまむすっきりばっかり。
そしてオリキャラ&俺設定てんこ盛りなので、嫌いな人は回れ右、というより左(ブラウザバックボタン)



















「うーん、日は射しているとはいえもう寒いなぁ…。」
季節はすっかり秋も半ば。
散歩に出かけてみたは良いが、流石に長袖が必要なくらいの肌寒さだった。

「むきゅ!!ちょっと寒いけどあちゅりーは出かけたいわ!!」

そう言うのは1匹のゆっくりぱちゅりー。
ぱちゅりー種にしては珍しく元気に飛び跳ねながら僕の後をついて来る。

このぱちゅりー、実はぱちゅりーではなく、ありすである。
何を言っているのか分からないと思うので、このぱちゅりーが生まれた経緯を説明しよう。

きっかけは、『ゆっくりの本体は餡子であり、仮に皮を全部剥がしても餡子の形が保たれていれば生き続ける。』
という文献を発見し、なら、皮と中身を入れ替えたらどうなるか?餡子以外でも大丈夫なのか?
と思って行った実験であった。
ちなみに今回使用したゆっくりは、どすと人間の協定破りの畑荒らしゆっくりのリーダーだった
ぱちゅりーと、どすが捕獲したれいぱーありす3匹をたまたま譲り受けたので、これらを使用した。

手順は、そう難しくは無い。
まず、ぱちゅりーの帽子を適当なゆっくりと交換する。
これは、実験後の様子を見る際、死体から奪ったと他ゆっくりから攻撃されないようにするための措置である。
その後、ぱちゅりーの頭部を開き、中のクリームを全て取り出す。
これでまず、皮部分は完成。
そしてこの皮にありすの中身を入れれば良いのだが、カスタードクリームは餡子と違い、粘り気があるため、
普通に中身を抜き出そうとすると中枢部分を傷つけてしまう可能性がある。
そこで、まず1匹のありすの底部を、缶切で缶を開ける時のように少しだけ残して丸く傷をつける。
そしてその状態のまま、ぱちゅりーの皮の中に入れる。
後はそのありすの頭に穴を開け、空気を入れながらゆっくりと皮を引っ張る事により、
中枢部分を傷つけることなくぱちゅりーの中に移すことが出来た。
今回使用したぱちゅりーは普通より大きめな成体サイズ、ありす3匹は子ゆっくりより少し大きめ位のサイズだったので、
残りの2匹のありすのカスタードを抜き出し、掻き混ぜたものをその開いた隙間に入れていった。
ちなみにゆっくりの中身を抜き、掻き混ぜた物は、中枢部分が傷ついてしまうせいか元に戻してもゆっくりとして復活はしない。
今回の場合も他の2匹の意識や記憶が混ざる事が無く、単なる増強剤代わりになった。
最後にぱちゅりーの皮の頭部の開いていた部分を閉じ、交換していた帽子を元に戻す。
交換した帽子には死臭のようなものがついているためかそのゆっくりはそれをつけるのを嫌がっていたのだが、
とりあえず今回の実験とは関係が無いのでそのまま放置した。
結局、最終的に意識を取り戻すかどうか自信は無かったのだが、オレンジジュースをぶっかけて暫く置いておいたら
無事意識を取り戻した。

「むきゅ!!」

第一声はこれであったため、ぱちゅりーとして復活したのかと思ったが、次の一言でその可能性は否定される事となった。

「むきゅ!!ありすはすっきりーしたいわ!!お兄さん、ゆっくりしないでまりさを連れて来てね!!」

通常、ぱちゅりー種は自分からすっきりーしたいと言い出す事はほとんど無い。
体が他のゆっくりと比べて弱い事と、それを自覚しているからである。
しかし、このゆっくりは違った。
むきゅむきゅ言いながらもすっきりー相手を求めている以上、やはり中身はありすであろう事が
見て取れた。
というか自らありすと言っているし。

「…とりあえず、鏡は知ってるよね?」

そう言いながら鏡を目の前に置いてやる。

「むきゅ!!それ位知っている…わ…。」

偉そうに顔を反らし、鏡を見つめながらそう言う言葉が途中で止まる。
そして、口を大きく開けたり目をぱちぱちさせている。

「どぼじでばじゅでぃーにだっでづのぉー!!」

ようやく合点がいったのか、顔を青くさせて叫ぶぱちゅりー。

「いやあ、実験成功。人格も1つのようだし良かった良かった。」

「よぐだいよ゛ぉー!!もどにもどじでぇーー!!!!」

滝のような涙を流すぱちゅりー。

「いや、元に戻して外に出たらお前どすに殺されるよ?」

「ゆ゛っ!!!」

流石にどすに捕まった事、そこから引き取る際、どすにもし次姿を見たら問答無用で殺すと言われた事は覚えているらしい。

「それに、その姿なら元のお前だと気づかれないよ?」

言動こそありすだが、今の姿はどう見てもぱちゅりー。
野良ゆっくりの場合、ありすが意味も無く近づいていくとれいぱーと思われ警戒されるが、ぱちゅりーの場合は、その体が
弱い事が知れ渡っている事もあり、よっぽどの理由が無い限り拒まれる事は無い。
そのため、今までより相手に近づきやすくなり、格段にすっきりーしやすくなった事を教えると、

「それはとっても都会的ね!!」

そう言いつつ顔をにやけさせた。
あきらかにれいぱーありすの顔である。
そういえば、と思い出す。

この中身であるありす3匹はれいぱーでありながら、大分知性を保ったありすであった。
言い換えてしまえば、ゲスれいぱーといった所か。
実験に使う前に話を聞いた所、3匹で他ゆっくりの巣に押し込み、2匹がゆっくりをすっきりーさせ、
もう1匹が巣の前で見張りをするという連携をとっていたらしい。
また、小さな群れを襲った際には、まず個別の巣にいる親ゆっくりを2、3回すっきりーさせながら巣を回り、
群れの全部の親ゆっくりを身動き取れないようにしてから存分にすっきりーして回ったとの事。

しかし結局その小さな群れの全滅でどすの群れにれいぱーの存在を気づかれて捕まる事になったのだから、頭が良くても
ゆっくりはゆっくりであったというべきか。

その後、今後は対外的にはぱちゅりーとして生きる事、うちに住んでたまに実験の手伝いをしてもらう代わりに
医、食、住、すっきりーの保証をする事を説明したところ、あっさり納得した。
どうやらげすの中でも強者の言うことは素直に聞くタイプらしく、そのため暮らす為のしつけも簡単に出来た。
しかし、どうしても矯正できなかったのが、自らを差すときの呼び名。
どうしても中身に引きずられるのか、ぱちゅりーとは言い切れず、あちゅりーと呼んでしまうようである。

そう、色々思い出していると、

「「ゆっくりしていってね!!」」

まりさとれいむの親子連れに会った。
親2匹に赤ゆっくりが3匹づつの全部で8匹である。

「はいはいゆっくりゆっくり…って今の時期にどうしたんだ?」

「このへんにすむどすまりさにゆっくりさせてもらいにきたんだぜ!!」

まりさが答える。
なんでも、冬ごもりの仕度をしていたらちょっとしたはずみで盛り上がってしまい、すっきりして赤ゆっくりを
作ってしまった為、食料が無くなってしまったとの事。
そこで、ここらでゆっくりしていると言うどすまりさに一冬分の食料と住む所をもらいに来たと言う話らしい。
「…あのな、どす達だって人数を把握して狩りしてるから、そうそう余裕はないはずだぞ。」
この近くにいるどすの群れは、人間の里と協定を結んでおり、その仲介役として僕も一枚噛んでいる上に、
どすに色々教えているので、群れの内情は良く知っている。
すっきりー制限をかけ、さらに自然に害が出ないようにと狩りも調整して行うように仕向けている為、このような
赤ゆっくり連れが飛び入りできるほどの余裕はあまりない。
しかし、

「ゆっ!!そんなわけないんだぜ!!」

「ゆっくりしたおちびちゃんたちをみればゆっくりできるはずだよ!!そしてれいむたちにたくさんごはんくれるはずだよ!!」

…無駄に自信満々である。
さて、こいつらを放置してどすの群れに行かせると、群れに影響が出る事は明らか。
なら。

「あちゅりー、今日はこいつらで『日課』をやるぞ。まりさでいいな?」

そうあちゅりーに声をかける。

「うふふふふふ…。」

とたんににやけた顔になるあちゅりー。

「ゆ、ゆぅ…?」

名前を呼ばれた事と、あちゅりーの変貌に眉を顰める親ありす。
と、急にあちゅりーが動き出し、親ありすにのしかかった。

「むぎゅぅうぅぅうう!!!ばりざばりざばりざぁー!!!!!!」

「ゆべえぇえぇええ!!!やべでぇええ!!!」

いきなりの事に反応できずのしかかられ、悲鳴をあげる親まりさ。

「ゆうううぅぅう!!!なにしてるのぉおおぉぉ!!!」

目を見開き驚く親れいむ。
そしてあちゅりーに突進しようとするが、

「はい残念。」

「ゆぶっ!!」

僕が上から押さえつけたので、妙な声を上げながら地面に顔を擦りつける形になる親れいむ。
そのまま潰さないよう、しかしあちゅりーと親まりさが見えるよう抑えつけてやる。

「だずげでぇええぇえ、でいぶ、でいぶうぅぅううぅう!!!!」

「んほおおぉおぉ!!!ばりざっだらづんでれねええぇえぇえぇぇぇ!!!!」

体中から液体をたらしながらまりさに体を擦りつけるあちゅりー。
親まりさはどうにかあちゅりーから逃げようとするが、れいぱー化している上、僕の家で普段から良い食事を取り、
適度な運動を欠かさず行っているあちゅりーとでは身体能力がまさに桁違い。

「「「やめちぇえぇぇえ!!!おかーしゃんにひどいことちないぢぇええぇぇええ!!!」」」

そう叫ぶ赤ゆっくりの声をBGMとし、今度はひたすらにぺにぺにを叩きこむあちゅりー。

「ばりざのまむまむぎぼじいいわぁー!!!」

「ぐるじい、やべでぇえええぇぇえぇ!!!」

親まりさは泣き叫ぶものの、それ以上の抵抗が出来ていない。

「はな゛ぜじじい、ばりざが、ばりざがぁー!!!」

そう言いながら親れいむももぞもぞ動くものの、当然抜け出せるわけも無く。
やがて、

「んっほおおぉぉ!!! すっきりー!!!」

「ゆががががが!! すっきりー!!!」

同時にすっきりする2匹。
そして、するするとまりさの頭から茎が一本生えてきた。
さらに5つの実をつけ、どんどんと大きくなっていく。

「あぁ、ばりざぁ、ばりざぁああぁああ!!!」

「でいぶぅ、ごべんね、ごべんでぇえぇえぇええぇぇぇ!!!」

さめざめと泣く親2匹。
その間にもどんどん大きくなっていく実。
いつもの通りとも言えるが、ゆっくりがれいぱーに襲われた場合、ほとんどの場合植物型で実がなり、しかも成長速度は異常に速い。
今回の場合も例に漏れず、実は相当の速さで大きくなり、10分もたたないうちにすでに生れ落ちようとしている。
そして、

ぽろり。

茎から1匹の赤ゆっくりが落ち、生まれて初めての挨拶をした。

「ゆっきゅりちていっちぇね!!」

しかし、親であるまりさ、そして本来のつがいであるれいむは驚いた顔で固まってしまい、返事が返せなかった。
何故なら、

「どぼじでありずがう゛ばれ゛でぐる゛のぉー!!!」

そう、生まれてきたのはありす種である。
それは、あちゅりーの中身がありすであるからに他ならないのだが、そんなことを知る由もない。
ほどなく他の赤ゆっくりたちも茎から生れ落ちてきた。
全部でありす種が3匹のまりさ種が2匹である。

「さて。」

そう言うと、僕は一番最初に生まれた赤ありすを片手でひょいと掴み上げた。
そして、一旦少し離れていたあちゅりーに声をかける。

「じゃあこれから『日課』を始めてるから、後のは好きにしていいぞ。」

「んほおおぉぉ!!!」

その声と同時に親まりさに襲い掛かるあちゅりー。
さて、あちらは好きにさせるので、こちらは『日課』を始めることにする。

まず、押さえつけていた親れいむを仰向けにする。
そして、赤ありすを揺さぶる。

「ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛!!!」

そしてぴょっこり出てきたぺにぺにを親れいむのまむまむに突き刺す。
この時点で親れいむは何をされるか分かったようで、

「やべでぇ、ばなじでぇ!!!」

と言って暴れようとするが、底面が地面についていない状態なので、大した反抗が出来ていなかったりする。
そしてそのまま赤ありすを揺さぶる。

「ゆ゛ゆ゛、にゃんかへんにゃきぶんににゃってちたよ!!」

そう言う赤ありす。
それを聞いて親れいむが、

「やべで、ずっぎりじないでぇ!!!」

と言うが、どうにもならない訳で。
そして、

「ちゅっきりー!!」

「すっきりー!!」

すっきりーする両者。
そして親れいむの頭から茎が生え出す。
しかし、

「ゆぶぶぶぶぶ!!!」

それを気にせずさらに揺すり続ける。
そして、

「ちゅっきりー!!」

「すっきりー!!」

今度はさっきより早くすっきりする両者。
そして2本目の茎が親れいむの頭から生えてきた。
しかし、

「まだまだいくよー。」

再度僕は赤ゆっくりを揺さぶり始めた。

「ぼうやべでぇー!!!」

親れいむが悲鳴を上げたが知ったことじゃない。

『日課』とは、間引きなどされずに生まれた赤ゆっくりが、生まれたての何一つ飲まず食わずの状態で何回すっきりできるか、
と言う、1日1回計測している統計調査である。
普段は家で行っているが、試しという事で今回野良を捕まえてやってみたのである。
ちなみに、ありす種は今の所平均24回、他種は大体平均7回位。
さて、今日は何回だろうか。




23回目。

「ちゅっ…ぎり…。」

その言葉を最後にして、赤ありすは事切れた。
あらためて赤ありすを見てみると、中身はほとんど無く、ほぼ皮だけの状態になっていた。
そして、赤ありすの下になっており、真夏の雑草並に頭から細長い茎をたっぷり生やした親れいむも、

「もっ…ど…ゆっ…。」

と言う言葉を残し、黒ずんでいった。

「今日は平均より1回下か。やっぱりこれに関しては飼いでも野良でも関係ないようだな。」

そう言いつつ赤ありすから手を離し、あちゅりーの方を見た。

「あーあー。」

そこには頭から何本も茎を生やし、黒ずんでいる親ゆっくりだったものと、頭から細長い茎を出して
黒ずんでいる赤ゆっくりだったものが無数に散らばっていた。
そして、

「んっほおぉぉおぉぉ!!! すっきりー!!!」
「ゆびゃあぁあぁ!! ちゅっきりー!」

丁度、あちゅりーが、最後の1匹であろう赤ありすとすっきりし終えたところであった。

「さて、気はすんだかな。」

「むきゅ!!それなりには満足したわ!!」

それなりかい。

「まあいいさ、じゃあそろそろ用を済ましに加工所へ行こうか。」

『日課』も出来たし、後は用を済ませるだけだ。
そう思い、僕達は用を済ましにと加工所へ向かうのであった。





あとがき


最後の方少し投げっぱなしっぽい。
でもそんなのかんけーね!!

このシリーズ続けるかどうかはだいぶ未定。

                               by ノーム・ライヴ


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最終更新:2022年05月19日 12:25