M-290
ガッシュ・ベル
魔物 5000
スタートフェイズに、このカードをウラがえしてもよい。
この魔物は「石版状態」にならない。
以上、枠囲み
《金と銀》このカードが場にある→自分と相手のエンドフェイズに自分のMPを1ふやす。
パートナー=高嶺清麿
ガッシュの記憶は
ゼオンによって消された。
LEVEL:10 Wフェイス
M-290
ゼオン
魔物 6000
スタートフェイズに、このカードをウラがえしてもよい。
この魔物は「石版状態」にならない。
以上、枠囲み
《表裏一体》このカードが場にある→自分と相手のエンドフェイズに相手のMPを1へらす。
パートナー=デュフォー
ガッシュと
ゼオン。2人の間になにが?
LEVEL:10 Wフェイス
発売からの累計5億枚突破を記念した「Wフェイスカード」。
オモテなら
ガッシュ・ベル、ウラだと
ゼオンとして扱う。
相手のスタートフェイズでも裏返して使えるぞ。
自分と相手のターンに、ガッシュなら自分のMPをふやし、
ゼオンなら相手のMPをへらすことができる。
両面が表面という特殊なカードで、両面ともSRと同じ加工(箔押しなし・ホイル加工あり)となっている。
表裏の区別がないためか「石版状態にならない」という魔物の
ルールを持っている。
更にFAQにあるように、カードから読み取る事はできない裁定がいくつか存在する。
- 場に出す時はどちらでも好きな方をオモテ向きで出す事ができる。
- FAQは若干説明が不足している感が否めないが、「魔本に入れている時の表裏」「捨て札に置かれた際の表裏」にかかわらず場に出す時に選ぶ事ができた模様。
- 捨て札のカードを裏返して使用不可能にするE-131 狭間の世界への効果は受けない。
- 裏返す際にパートナーは捨て札にし、かかっていた効果は引き継がず、負傷状態は引き継ぐ。
- S魔物を重ねると裏返す事はできなくなる。
「スタートフェイズに何度も裏返す事ができるのか」は不明。
裏返す事ができるのであれば、Q5の裁定を活かして
S-234 ミベルナ・マ・ミグロンのような効果を解除し、すぐに元の面に戻すというプレイングが可能となる。
また、
E-174 エレメント束ねてで出す場合の公式裁定も出てはいない。
普通に考えると
「ガッシュ・ベル」(と仲間)を出す事が明記されているため、「ガッシュ・ベルとして出す事はできるがゼオンとして出す事はできず、Q1の裁定から魔本内でのこのカードの表裏には関係なく出せる」となりそうだが、公式裁定はないため解釈でトラブルとならないように注意。
解釈によっては「Q1の裁定から場に出す瞬間に
ゼオンに変更できる」や「魔本内に
ガッシュ・ベルが表向きで入っていないと駄目」といった考え方もできるだろう。
どちらの不明瞭な点についても、もし発生する可能性があるなら当日のジャッジや対戦相手と相談して決めて使おう。
なお、魔本に入っていて、このカードのページの裏面が空いている場合、見た目上では今のページにあるように見えてしまう。
(例:3ページ目(今の見開き)が空いていて、このカードが4ページ目に入っている時)
この場合は「そのように見える」だけで「今の見開きに入っているカードではない」ため、今のページから場に出す事はできない。
構築時の内容のままなら間違える事はそう無いだろうが、
バディオス《回収》で戻した時や
ビブリオ《リガロ・アニムク》に戻された時等は間違えないように注意しよう。
Wフェイスという性質こそ持つが、ゲームプレイにおける「カードの分類」はW魔物やS魔物のような分類ではなく、通常の
魔物カードとして扱う。
このカードの効果は、派手ではないものの、かなり優秀な性能を持っていると言える。
往復でMP2の増減ができ、その程度であっても使用できるカードの幅の拡大・縮小は意外と侮れない。
場にいる限りは毎ターン効果が出続けるので、序盤から出しておくだけで戦況に大きく響いてくる。
石版状態にならない魔物の
ルールも割と嬉しいポイントである。
ゴーレン《悪夢》は旧ルールでは言わずと知れ、真ルールでもそれなりに人気のあるカードなので、
ガッシュ・ベルや
ゼオン中心で攻める場合には対策が不要になる。
他の魔物が石版状態にされてしまう可能性は残るが、ここぞという攻撃の場面などでこのカードが石版状態にされる心配がないというのは安心ができる強味と言える。
なお、スタートフェイズに裏返した際にパートナーは捨て札になってしまう。
何度か裏返す可能性がある魔本ではこの魔物にパートナーをなるべく付けない、パートナーを付けておくなら裏返さない魔本にするといった魔本構築段階での作戦が必要となるだろう。
必ずしも悪い面ばかりではなく、
高嶺清麿《王になれ》を能動的に捨て札にするコンボ利用もできる。
特にこのカードの
ゼオン面を軸にする魔本なら
高嶺清麿《王になれ》は採用しておきたいところだろう。
ちなみに「両面が使用できるカード」は、当時としてはTCG業界全体で見ても非常に画期的で、ガッシュTCBのゲーム
ルールだからこそ実現できたカードと言えた。
今日でこそ『デュエル・マスターズ』や『Magic: The Gathering』といった超大手TCG、更にその後に『バトルスピリッツ』や『プレシャスメモリーズ』といったTCGもが「両面カード」を取り入れていたりするが、このカードはそれらのいずれよりも早い
2005年3月22日発売
(
LEVEL:10 青き覇空の旋律)のカードである。
収録パック
FAQ
Q1.このカードは、どちらをオモテで出すの?
A1.どちらでも好きなほうで出せます。
Q2.このカードに「E-131狭間の世界へ」を使ったらどうなる?
A2.「E-131狭間の世界へ」の効果を受けません。
Q4.このカードが「
ガッシュ・ベル」にS魔物の
ガッシュ・ベルを重ねるとどうなりますか?
A4.《金と銀》の効果とS魔物の効果両方を使うことができ、この
ガッシュ・ベルは石版状態にならなくなります。
ただし、ウラ返して「
ゼオン」にすることはできなくなります。
Q5.「
ガッシュ・ベル」から「ゼオン」にウラ返したとき、「
ガッシュ・ベル」にかかっていた効果は引き継ぎますか?
A5.効果は引き継ぎません。
Q6.負傷状態の「
ガッシュ・ベル」から「
ゼオン」にウラ返したとき、負傷状態は引き継ぎますか?
A6.引き継ぎます。
最終更新:2023年07月23日 11:08