ガッシュ・ベル

概要

ご存じ主人公、「やさしい王様」を目指す赤い本の魔物の子。
「落ちこぼれ」と呼ばれるが、その正体は先代魔界の王の息子。

登場したカードの枚数は随一で、ビートダウン魔本にもコントロール魔本にも適したカードを有する。
特に《伝導のエレメント》はトップメタの一角を飾るカードとなっており、最終ページのS-432 バオウ・ザケルガと合わせて採用されやすい。


代表的なカード

魔物カード

ゲーム中に1回だけ今のページのカード1枚と、今より前のページのカード1枚を入れ替えられる。
好きなカードを使い回せるので、術による連続攻撃やPRカードの再利用など、利用の幅は広い。

「このカードを捨て札にする→」で相手のイベント1枚を無効にする。
ガッシュ・ベル主体の魔本では使い辛いが、ゾフィス《手駒》魔本のような再利用コンボを有すコントロール魔本で重宝される。

自分の魔物1体を捨て札にできる効果と、好きなページから魔物1体を場に出す効果を持つ。
ルールでテキストが変更され、片方だけ使う事もできるようになったため利便性が増した。

MP2でこの魔物の次の攻撃術をかばえなくする効果と、ゼオンの「ザケル」(S-058,S-099,S-267,S-593)を使える「魔物のルール」を持つ。
かばえなくする効果の利便性は高く、中でもS-319 ザケルガとコンボすると合計5コストで3ダメージとコストパフォーマンスの良い攻撃ができる。
ゼオンの「ザケル」を使っていく場合は、負傷状態の魔物にS-058 ザケルで止めを刺すコンボになるか。

自分の魔物2体がいる時にしか出せない制限を持つが、MP1で合計魔力7000・ダメージ2の格闘効果を持つ。
MP1で2ダメージは高効率と言え、防御にも使用できるので相手の格闘効果や下級呪文の牽制にもなる。
更に活用するならS魔物《不撓不屈》を重ねて連続攻撃をさせるのも良いだろう。

この魔物の術のダメージを+1する。
2連射可能なS-216 ザケル、追加効果でかばえなくなるS-265 ザケルS-254 ザケルガと言った相性の良いカードを使うビートダウン魔本向き。

ダブルフェイスカードで、ガッシュ・ベルの面はお互いのエンドフェイズの度に自分のMPを1増やす効果を持つ。
往復でMPが計2増えるので、MPを多く使うカードのコスト捻出に貢献してくれる。
ダブルフェイスの特性で石版状態にされないところや裏面のゼオンが持つMP枯渇効果も優秀。

スタートフェイズに発動するスタンバイ効果を取りのぞく効果と、相手のスタートフェイズの魔本めくりを封じる効果を持つ。
魔本めくり封じによる行動ロックが極めて強力で、相手の戦略をズタズタに崩してしまう。

相手の魔本戻しと、今より前のページのカードの使用を封じる。
ゲーム後半に使われやすいそれらの効果をまとめて対策できるので、逆転の芽を摘むカードとなりうる。

一度だけ好きなページから術を使える。
攻撃呪文の使用に限らず、攻撃補助としてPR-023 ザグルゼム(PR-024 ザグルゼム)を使い回しても良いし、いざと言う時には防御にも使える。

H魔物カード

ゲーム中に1回だけ、表向きになった時に自分の魔本を1枚戻す事ができ、MP4を払うと2枚戻しに変更できる。
効果は回復やコンボ補助として強力な上、「このカードが場にある→」で誘発するので妨害されにくいのも強味である。
H魔物なので場に置いたまま必要になるタイミングを待てるのも使いやすさに拍車をかけている。

S魔物カード

MP1で攻撃と防御に使える格闘効果を持つS魔物のガッシュ・ベル。
攻撃時は合計魔力7000・ダメージ1とやや弱めだが、少しずつでも削っていくためならこれも有用。
防御時には合計魔力9000とやや高めの防御ができるので、攻守隙のない効果である。

3ダメージ以下の攻撃をかばってもダメージを受けない。
相手はかばえない効果を使うか、4ダメージ以上で攻撃しなくてはならなくなり、攻撃の手を大きく縛る事になる。
小さいダメージを連発する格闘魔本等はこれ一枚で機能停止にできる。

W魔物カード

MP1でこのターン中飛行状態になり、飛行状態でない魔物はこの魔物のダメージをかばえなくなる
条件付きではあるが、MP1でかばえなくできるのは中々のコストパフォーマンス。

MP枯渇を対策しながら自分のエンドフェイズにMPを1増やす効果を持つ。
2つの効果が噛み合っており、MPを溜め込んで使う魔本と相性が良い。

相手の お互いのターンで使えるイベント を封じる効果を持つ。
該当のイベントは扱いやすいものが多く、全く採用していない魔本はまず無いので、確実に相手の妨害として働くカードと考えて良い。

T魔物カード

かばえない時にもかばえる」効果と「相手のダメージ以外の効果では捨て札にならない」効果を持ち、どちらも相手の効果にかかわらず使える。
出すのが少し大変で魔本の枠も多く必要になるが、出した後は除去の心配をせずに戦う事ができる。

VS魔物カード

効果を使ったターン中、自分も相手も「ガッシュ・ベル」「ゾフィス」以外の「魔物の効果」を使えなくなる。
魔物の効果メタになり、効果の対象外の2体はこのカードを出す時の処理で除去できるので、効果の噛み合いも良い。
また、どちらも人気のある魔物なので除去カードとしての扱いだけでも腐りにくい。

相手のMPが6以上ならば、0にしてしまう効果を持つ。
効果の方はMPを溜め込むデッキのメタになるが、ロックカードの多いガッシュ・ベルやティオの除去手段としても見ても強力。

ガッシュ・ベルVSゾフィス《赤VS黒》ブラゴVSゾフィス《最強VS最凶》の組み合わせ違い。
自分の魔本や対策したい相手によって使い分けよう。

自分のバトルフェイズにMP1を払って自分の魔物1体にMPカウンターを1個乗せる。
効果は「チャーグル・イミスドン」を使う場合や、「パムーン」や「テッド」と組むのに使える効果で、ガッシュ・ベルが軸の魔本には不向き。
また、【ラストVS】で「ビクトリーム」を出せなくできるので、相手のビクトリームへの確実なメタになる。
中でも厄介なレイラ&ビクトリーム《ベリーメロン!》を苦手としているなら入れてみるのも良いだろう。

「ガッシュ・ベル」と「レイラ」の「自分のターン」アイコンのみの「非バトル」の術を、相手のバトルフェイズにも使える。
効果を活かすなら魔本に「ミベルナ・マ・ミグロン」を複数積んでおこう。
レイラVS魔物はこのカードしかないので、除去として欲しい場合にも候補に挙がる。

自分の魔物全てに「使用を宣言する→」で使えるダメージ1の格闘効果(合計魔力はその魔物の魔力+2000)を付与する。
格闘魔本に追加して攻撃回数を増やす事もできるし、通常のビートダウン魔本に入れて攻撃の手を増やす事もできる。
大量展開ができるキャンチョメ(分身体)ハザマの兵士ファウード体内魔物とコンボすれば1ターンの攻撃回数は更に多くなり、後者2体は本来の効果も格闘系なので相性も良い。

お互いのエンドフェイズに、自分のMPを1増やすか相手のMPを1減らす事ができる。
まさにガッシュ・ベル《金と銀》/ゼオン《表裏一体》VS魔物バージョンと言うべきカードで、除去としての使用や同一ターンで両方の術を使う等、運用の幅が広がった。
しかし、ダブルフェイスカードではなくなった事で「石版状態」への注意は必要となる。

VS-S魔物カード

効果の使用を宣言したターン、お互いに最終ページの術をコスト0で使う事ができる。
S-647ab バオウ VS ジガディラスの補助にも、またゼオンやガッシュ・ベルの術に限定されていないので、他の魔物の強力な術をいきなり使うためにも使用できる。

パートナーカード

自分の魔本を1枚めくる、まさしくコンボのためのカード。

次のガッシュ・ベルの攻撃をかばえなくする
ガッシュ・ベルには術自体の効果や《秘められし力》かばえなくする手段があるが、こちらを使えば使用するガッシュ・ベルの魔物カード術カードの自由が広がる。
また、このカードならMPがかからないので、節約が求められる状況下でも使用できる。

魔物の効果を無効にするジャマー効果。
アクションを使う魔物の効果なら全てにジャマー可能な上、「高嶺清麿」と別に1枚付けられる「カードのルール」もあるので汎用性に優れる。

相手のコスト2以下のイベントカードを無効にするジャマー効果。
よく使用されるイベントのほとんどはコスト2以下なので、大抵はこれでジャマーできる。

自分のバトルフェイズ限定で、相手のイベントカードを無効にするジャマー効果。
《俺の臨海学校》の方が汎用性は高いが、そちらで無効にできないコンビネーションダンス命令してんじゃねー!!等を意識するならこちらを。

「このカードが 捨て札にある →」と言う珍しい条件に加えて自分の場に「高嶺清麿」や「高嶺ピヨ麿」がなければ、相手の捨て札利用を全て封じる。
捨て札のこのカードに直接対策する事は難しいので強固なロックがかかるが、捨て札に送るまでの一手間が必要。
《おでかけガッシュ》《金と銀》で能動的に送れるようにしておこう。
E-169 支援者デモルト《逃亡》を使えばガッシュ・ベルを1枚も入れていなくても、このカードを使う事ができる。
また、「高嶺清麿」や「高嶺ピヨ麿」と両立はできないので、ガッシュ・ベルにあまり頼らない魔本の方が使いやすいだろう。

術カード

―第1の術「ザケル」
1ターンに2回まで使える、1コストで魔力+1000・1ダメージの術。
格闘効果と組み合わせて相手の魔本にダメージを届かせたり、《レベルアップ》で1回ごとのダメージを補強したりと、活用法は様々。

基礎スペックが1コストで魔力+1000・2ダメージと良好な上、コストを2増やせばかばえない効果を追加できる。
ただし、魔力は+1000だけなので防御されると簡単に防がれてしまうのが難点。

1コストで魔力+3000の攻撃術で、相手に1ダメージを与えるか、相手の場の魔物以外のカード1枚を捨て札にするかが選べるカード。
E-070 黒い覇道のような除去として使用でき、捨て札にできない時や詰めの段階に入ってからならダメージを入れるためにと使い分けられる。

―第2の術「ラシルド」
1ターンに2回まで使える、MP1で魔力+5000の防御術。
相手が連続攻撃を仕掛けてきても、このカードなら防御する事ができる。

MP1で魔力+4000・【カウンター】で1ダメージを与えられ、更に2コストまで追加できて最大で魔力+12000にもなる防御呪文。
ジガディラス・ウルザケルガさえ受け止めうると言えば、その防御力の高さは伝わるだろうか。
大抵の上級呪文はこれで防御できるので、魔本の後半に防御術が欲しければ入れておこう。

―第4の術「バオウ・ザケルガ」
最後のページで使うとかばえなくなる魔力+8000・4ダメージの術。
ガッシュ・ベル中心の魔本の最終ページはこのカードでほぼ決まり。

MP5で魔力+5000・2ダメージの術で、追加コストの支払いによってダメージ+2やかばえない効果の追加が可能。
基本コストとの合計でMP8とかなり重いカードではあるが、「4ダメージのかばえない攻撃」というコストに見合う性能を誇るので、最終ページ前に大型呪文が欲しいなら検討できる。

―第5の術「ザケルガ」
基礎スペックはMP2で魔力+4000・2ダメージで、コスト1追加で防御不可、コスト2追加でかばう不可、コスト3追加ならその両方を追加可能と、器用に選択できる。
防御アイコンも持っており、MP2で使えるので防御術として使う機会もある。

基礎スペックはMP1で魔力+4000・1ダメージだが、コスト2追加でダメージを2増やせる。
つまり3コストで3ダメージが出せるので、かばえなくしてしまえば桁外れのコストパフォーマンスでダメージを与えるカードに化ける。
防御アイコンも持っているので、1コストで魔力+4000の防御呪文として使う事もできる。

―第7の術「ザグルゼム」
MP1で魔力+3000のダメージのない攻撃を行い、次に相手の魔本が雷属性の術でダメージを受けると、魔本を2枚めくるスタンバイ効果を与える。
それぞれPRカードだが、2枚とも同じ効果なので、実質魔本に2枚まで入れられるカードとなっている。
魔本へ直撃させやすいS-254 ザケルガとのコンボが人気。
ただし、魔本めくりメタを用意されている可能性も低くはないので、このカードで攻めるならそれらへの対策をしておきたい。

相性の良いカード

主人公だけあって名シーンを元ネタにしたVS魔物が多く、《伝導のエレメント》の人気・脅威性からもメタを張られやすい。
それらの点から捨て札にされやすいため、ウォンレイ《愛のために》キャンチョメ《僕が守るんだ!!》によって防いでおきたい。
あるいは捨て札から場に出し直すためのカードを入れておくのも良いだろう。

関連カードリスト

+ 魔物カード
―魔物カード
―H魔物カード
―S魔物カード
―W魔物カード
―T魔物カード
―VS魔物カード
―VS-S魔物カード
+ パートナーカード
―パートナーカード
+ 術カード
―術カード
+ その他専用サポート
―その他専用サポート

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最終更新:2025年03月05日 20:33