ノリトー・ハッサミー

概要

その名の通り「糊と鋏」の体を持つ、アニメオリジナル魔物。
アニメオリジナルエピソード魔鏡編の1話目(第31話)にて登場し、ガッシュが偶然手に入れた「魔鏡の欠片」を狙って襲撃してくるが、同話内で撃退され退場した。

出番が1話限りな上に、魔物名や術「ヴォルク」の名称が公式ソースでも揺れが見られる等、中々に不憫な魔物。
パートナーの「遠藤喜一郎」に至っては、アニメのエンドクレジットで「大男」と表記され、ガッシュTCBで名前が判明したほどに扱いが雑。

作中での扱いとは裏腹に、ガッシュTCBでは過去に大活躍した魔物である。
中でもノリトー・ハッサミー《工作》旧ルール時代の環境カードと言える存在で、「効果の割り込み」で相手が使おうとした(または出そうとした)カードを捨て札にして不発にする動きが非常に強力だった。
パートナーの遠藤喜一郎も優秀なMP枯渇カードであり、レイコムと並んでMP枯渇魔本の一翼を担うカードであった。
現在ではルール変更やメタカードの増加によって、それらのコントロール魔本はやや厳しい立場に置かれているものの、カードパワー自体は衰えていないので工夫次第では復権も見込めるだろう。

なお、ガッシュTCBで第2の術とされる「ポレイドルク」は、アニメでは使用していないガッシュTCBオリジナルの術である。
その他、アニメに登場した術は全てカード化を果たしている。


代表的なカード

魔物カード

ゲーム中に1回だけ、相手の魔本の今のページのカード1枚を捨て札にできる。
現在だと「効果の割り込み」の廃止やE-139 ティオのパンツモモン《逃げの一手》の登場によって使いにくくなった印象は否めないものの、効果が通ればこのターン中のカードを縛れる点は強力。
攻撃術をあまり使わないコントロール重視の魔本とするなら、こちらを採用したいところ。

MP2を払って、相手の魔物1体をこのターン中かばえなくする効果を持つ。
他の魔物でかばう事はできるので、かばう封じとしての性能にはやや不安が残る。
しかし、「ターン中封じる事が可能」「ノリトー・ハッサミーの攻撃以外のダメージにも適用」「相手ターンでも使えるので【カウンター】ダメージのサポートも可能」といった複数の特徴を持っており、工夫して使ってみる手もあるだろう。
また、魔力がノリトー・ハッサミー《工作》より大幅に高くなっているので、ノリトー・ハッサミーの術を使うためにも向いている。

パートナーカード

捨て札にするだけで相手のMPを4減らす効果を持つ。
パートナーカードによるMP枯渇効果としてはトップクラスの減少量を誇る。
ノリトー・ハッサミーを使う魔本では優先的に投入したいところ。

捨て札にすると相手のMPを2減らし、減らした数と同じ分だけ自分のMPを増やす事ができる。
MP枯渇としての性能は落ちるものの、自分と相手に生じるMPのアドバンテージ差は4と《ハサミ使い》に劣らない。
MPを多めに使う魔本構築となる場合は、自分のMP補充を兼ねてこちらを使っていくと良いだろう。

術カード

―第2の術「ポレイドルク」
MP1で魔力+3000のダメージのない攻撃術で、魔力勝負に勝てば次のターンのエンドフェイズまで、相手は「魔物の効果」と術を使えなくなる。
低コストで幅広く妨害ができる上、魔物を対象に取っていないのでこのカードの使用後に出てきた魔物に対しても有効と、汎用性の高い妨害効果を持っている。
ただし、【ステイ】効果なので解除効果には注意。

―第3の術「シザルク」
MP1で魔力+2000・1ダメージの攻撃術で、コイントスでオモテが出ればダメージを+1する効果を持つ。
オモテが出れば悪くないコストパフォーマンスの攻撃となり、ウラが出てもデメリットはなく、1ダメージという最低限度の攻撃は行える。
ノリトー・ハッサミーで攻撃したい場合には検討できるか。

MP2で魔力+3000・1ダメージの攻撃術で、コインを2回投げ、オモテの数だけダメージを増やす効果を持つ。
S-142 シザルクに比べてコストが増え、運の影響も大きくなるが、1回で大きいダメージを狙いたい場合にはこちらという選択肢もあるだろう。

―第5の術「ガンズ・ポレイド」
MP1で次のターンのエンドフェイズまで相手の「このカードを捨て札にする→」効果を封じられる非バトル術。
相手の「このカードを捨て札にする→」効果であればカードの種類を問わないため、行動妨害としての働きが期待できる。
とはいえ対象が限定的な事に変わりはないため、環境を読んで採用を検討するカードとなるか。

―第6の術「ギガノ・シザルク」
MP6の魔力+6000・4ダメージ攻撃術で、コインを3回投げて全てウラの場合には、相手ではなく自分がダメージを受けてしまうリスクを持つ。
コイントス依存のリスクはあるが、そのまま使用しても7/8(87.5%)は成功するため、リスクはそれほど重くない。
消費MPに対してダメージは大きいため、かばうを封じる手段が十分にあれば、有力な攻撃手段として使える。

相性の良いカード

魔本破壊MP枯渇がメインとなるので、モモン《逃げの一手》E-139 ティオのパンツPR-047 赤い魔本の対策は最優先で講じておきたい。
ザルチム《千里眼》、あるいはアポロ《自由人》(ロップス)がまず候補に挙がる。
モモン《逃げの一手》の対策を諦めるのであれば、ティオ《守りの陣》ガッシュ・ベル&ブラゴ《相反する者》等によるイベントメタも候補である。
その他に組む魔物としてはレイコムゼオン《表裏一体》等、古典的なMP枯渇重視の戦い方が向いていると言えるだろう。
いずれも「コントロール魔本」の形となるので、デッキタイプ/コントロールも参考に魔本を組み上げていこう。

関連カードリスト

+ 魔物カード
―魔物カード
+ パートナーカード
―パートナーカード
+ 術カード
―術カード

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最終更新:2024年04月18日 20:38