グリサ

概要

アニメオリジナルエピソード「魔鏡編」に登場した、魔鏡編の首謀者である魔物の子。
マッチ1本程度の小さな火を出す術しか使えない最弱級の魔物であったため、魔鏡の力によるパワーアップを図る。

パートナーの本名は「房市一郎」。
アニメ公式サイトのあらすじ にはきちんと記されている一方、 キャラクター紹介のページ やガッシュTCBでは「ハカセ」とされている。

ガッシュTCBにおいては第5弾魔本拡張シート2で登場したカードで全てなのでカードプールは狭く、ノリトー・ハッサミーニャルラトに比べると性能の派手さも欠ける。
ただ、自分のMPの節約や相手のMP枯渇といったコンセプトのカードを持ち合わせており、採用カードによっては「直接的にMPを減らさないMP枯渇(=メタカードを貫通できる)」という戦術も取れる。
上手く使いこなせれば独自色の強いMP枯渇魔本にできるので、試してみる価値はあるだろう。

また、術で攻撃させる場合は、グリサ(変身後)《灼熱地獄》に変身させた上でS-174 ブレズドを活用するのが基本となる。
魔力強化のコンボが前提となるカードだが、低コストで高いダメージを出せるのでこちらも狙ってみる価値はあるだろう。

ちなみに、「ブレズド」はアニメだと「ファイガル」という術名だったが、ガッシュTCBで名前が変更された理由は不明。
「ファイドルク」「マグマ・カスケード」「ディノ・ファイガル」「ギガノ・ファイドルク」といったカード化されていない術が複数ある事も、術名が関係しているのかは不明である。


代表的なカード

魔物カード

自分のバトルフェイズに「使用を宣言する→」で使用し、相手のMPを1減らし、そうしたなら自分のMPを1増やす効果を持つ。
1回あたりの効力は地味ではあるが、毎ターン繰り返し使う事で着実にアドバンテージへと繋がる。
ただし、グリサ関連カードの中では唯一の「直接的に相手のMPを減らす」効果なので、各種MP枯渇メタカードに防がれる点は注意。
逆にメタカードの対策が十分なら、このカードをMP枯渇魔本の軸に据える事も検討できる。

自分のMPが0の時、コスト1までのイベントカードをコスト0で使えるようにする効果を持つ。
MP0の時という条件も、適用対象がコスト1までという条件も厳しいため、かなり難しいカード。
グリサ(変身後)《灼熱地獄》の下敷き要員かつ、PR-047 赤い魔本等に警戒して《魔鏡あつめ》は控えたい」…といった場合に採用する手はあるが、このカードを主役にするのは余りに力不足なので、速やかにグリサ(変身後)《灼熱地獄》に繋げられるようにしておこう。

グリサ(変身後)

リアプル」を使わないと場に出せない「魔物のルール」、場にある限りお互いのMP上限を5にする「魔物の効果」を持つ。
術による変身を必要とするので手間は掛かるが、その効果は手間に見合う性能を誇る。
MPを5までしか貯められなくなるので、大量のMPを使用して攻撃する魔本を機能不全に陥らせる事が見込める他、コスト増加効果等と組み合わせて相手をロックするコントロール魔本も目指せる。

パートナーカード

捨て札にして使用するイベントに対するジャマー効果で、その相手のイベントをコストを3増やして解決し直させ、コストが払えない場合には効果が無効になった上、相手のMPが0になる効果を持つ。
ルールの「効果の割り込み」と同じ感覚で妨害できる面白いカード。
あくまでも「コスト増加」なので相手のMP枯渇メタを回避して使用する事ができる。
グリサ(変身後)《灼熱地獄》と組み合わせれば、無効化や後続の妨害等も併せて見込みやすい。

捨て札にすると、このターン中に次に相手が使う術カードのコストを3増やす効果を【スタンバイ】させる。
一見使いにくそうだが、「バトル・インの確認」に対して使えば良いため、活用はそれほど難しくはない。
このカードも相手のMP枯渇メタを回避して相手のMPに作用できるため、グリサ(変身後)《灼熱地獄》と併用したMP枯渇魔本が考えられる。

術カード

―第1の術「ブレズド」
MP2で魔力+2000の攻守両用術で、合計魔力が0~5999なら0ダメージ、合計魔力が6000~7999なら2ダメージ、8000~9999なら3ダメージ、10000以上なら4ダメージとなる効果を持つ。
最低でも合計魔力6000以上で使わないとダメージを与えられないので、グリサ(変身後)《灼熱地獄》で使用するのが基本となる。
魔力の条件を満たせれば、MP2で4ダメージという驚異的コストパフォーマンスを発揮できるので、MJ-008 ファイヤー・エルボー等の魔力サポートを駆使して使ってみる価値はある。

―第2の術「リアプル」
MP2の自分のターンに使う非バトル術で、好きなページからグリサ(変身後)を出してグリサに重ねる。
カード性能はよくある変身用術カード
コストと手間は掛かるものの、前述のようにグリサ(変身後)《灼熱地獄》が持つ「魔物の効果」は優秀、S-174 ブレズドの使用にもほぼ必須となるので、グリサ魔本では重要なカードと言える。

―第3の術「マグマ・ガラン」
MP3で魔力+4000・2ダメージの攻撃術で、魔力勝負の勝敗にかかわらず、このバトル後から次の自分のターンのエンドフェイズまで、お互いの属性術の魔力を+2000する効果を【ステイ】させる(重複しない)。
攻撃としてはコストパフォーマンスが悪く、S-174 ブレズドサポートの一環として見るカードとなる。
とはいえ、S-174 ブレズドサポートに使えるカードは現在だと他にも存在するため、このカードを使うかどうかは一考を要する。

相性の良いカード

グリサ魔本は「MP枯渇魔本」と「ブレズド中心のビートダウン魔本」が考えられるので、どちらの構築にするかを決めた上で相性の良いカードを探そう。
勿論、両方の戦術を詰め込む事も不可能ではないが、ある程度どちらかに寄せた方が使いやすいデッキになる。

MP枯渇魔本にするなら、グリサの得意とする「MP枯渇メタを無視できるカード」に焦点を当てると良いだろう。
コルル《禁断の呪文》パピプリオ《ダダっ子》等によるコスト増加系のカードが例として挙げられる。
タイミングの関係でPR-047 赤い魔本を貫通できるゼオン《表裏一体》を組み込むのも良いだろう。
また、メタカードを貫通するのではなく対策して踏み越える構築にするのなら、グリサは《魔鏡あつめ》を採用して、レイコム等と合わせてMP枯渇を集中的に浴びせるのも手である。

ブレズド中心のビートダウン魔本」にするのなら、魔力を強化できるカードの選出が重要となる。
MJ12カードなので味方魔物にかかわらず使えるMJ-008 ファイヤー・エルボーは優先度として高いだろう。
キース《指揮》は魔力を+2000できる上、コストを1減らす効果を併せ持っているので、自分のMPまで制限するグリサ(変身後)《灼熱地獄》との相性は良い。
また、ゲーム中【ステイ】する効果で魔力を上げられるカードも視野に入る(該当するカードはコルル《お願ね》のページを参照)。
かばえない効果は自前で用意する手段がなく、他の魔物カードで継続的に使うのも容易ではないので、E-013 ナオミちゃんパティ《涙のリグレット》E-069 志を継いでコンボ等に頼りたいところ。

関連カードリスト

+ 魔物カード
―魔物カード
+ パートナーカード
―パートナーカード
+ 術カード
―術カード

関連リンク

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最終更新:2024年07月15日 19:04