ビブリオ

概要

GBAの『魔界のブックマーク』オリジナルの魔物の子。
色合いといい瞳の形といい、ゼオン以上にガッシュによく似た姿をしている。
しかし、特別な縁はなく、作中において似ていると言及される場面もない。

漫画などの本を「本のモンスター」に変える術や、生物を「漫画本」に変える術を持つ。
後者はゴーレン並に危険そうな性質の術ではあるが、ブックカバーを取れば術は解けるというシンプルな解除方法を持つ。(ただし、ビブリオ自身はブックカバーを取る事はできない)

魔界では本ばかり読んでいたため、勉強は成績優秀、術についての知識は人一倍で100人の魔物の子がどんな術を使うかすらも把握していたらしい。
一方、術については全く駄目で、元々は漫画から小さな人形を生み出す程度にしか術を使えなかった。
しかし、ある出来事から強大な呪文を覚えた事で、「本のモンスターによる襲撃」と「人々が漫画本にされる」という事件が始まる。

+ 『魔界のブックマーク』の重大なネタバレを含みます
『魔界のブックマーク』の作中において、当初は黒幕としての扱いがされる。
しかし、物語が進む中でパートナーの菜須香こそが狂気に落ちた黒幕であり、ビブリオは救いを求める側だった事が判明する。

前日譚として語られた内容によると、ビブリオと菜須香は残虐的なソーマに戦闘で追い詰められるが、その際に発現した「リガロ・アニムク」の力でソーマ達を漫画本へと変える。
直前まで偉ぶっていたソーマを返り討ちにした事で菜須香はその力に魅せられ、ビブリオを王にするために力を振るうようになったとの事である。

終盤にはガッシュ・ベル達に協力していた「ココメロ」まで実は菜須香に協力する側であった事が判明。
その後にはココメロは本のモンスターですらなく、菜須香を脅迫していた真の黒幕だったという事まで明かされる。
(どんでん返し展開が繰り返される上に、菜須香の言動が一変するため、この辺りを理解し切るのは難しいが、 菜須香は真の黒幕の脅迫で操られていただけというのが真相 である)
真の黒幕が完成された「記録のしおり」を手にし、菜須香を裏切る際にビブリオの本は燃やされる事となった。

ガッシュTCBにおいては関連カード含めて全3種と非常に少ない。
E-075 吉凶占師ノロイ隊は難点がやや多く、そのサポートカードの佐久間菜須香《マンガ家志望》も結論としては使いにくいカードである。
しかし、ビブリオの「魔物の効果」である《リガロ・アニムク》 現在においても屈指の性能の魔物破壊効果 と言えるため、魔本の主役に据える価値が十二分にある魔物となっている。
基本的には《リガロ・アニムク》による魔物破壊コントロール一択と考えて良いだろう。

ちなみに、ビブリオの術のうち2つは「魔物の効果」として内包されたが、「ビルデ・アニムガ」だけはガッシュTCBには未登場の術となっている。
自分の魔本すら「本のモンスター」にしてしまえる呪文だが、作中ではとある理由によってその本のモンスターが活躍できなかった事が理由だろうか。


代表的なカード

魔物カード

MP2で自分のバトルフェイズに今のページから「吉凶占師ノロイ隊」1枚を場に出す《アニムト》、MP6で相手の魔物1体を相手の魔本に戻す(どのページにもどすかは相手が決める)《リガロ・アニムク》を持つ。
《アニムト》は1回につき1枚しか場に出せず、自分のバトルフェイズかつ今のページから限定という制約が厳しい上に、いざ場に出した「吉凶占師ノロイ隊」も後述するように難点が少なくないので、総合的にかなり使いこなすのが難しいものとなる。
一方で《リガロ・アニムク》はコストこそ高めなものの、「魔本に戻す」効果なので、「捨て札にならない」効果や「ダメージを受けない」効果を気にせず使える魔物破壊となる。
対象とする魔物は自分が選ぶ事ができ、魔力や負傷状態などの条件もなく、MPを支払えるなら往復でも使用可能と、どこを取ってもかなりの高性能さを誇る。
ただし、MJ-003 フライング・ビート等による再展開には警戒したい。

パートナーカード

このカードを捨て札にする事で、自分の捨て札から「吉凶占師ノロイ隊」1枚を場に出す事ができる。
捨て札になったE-075 吉凶占師ノロイ隊の再利用はこのカードを使わないと難しいので、E-075 吉凶占師ノロイ隊を使用するのであれば、採用しておく価値はある。
MPを消費せずに使えるというのも「ビブリオ魔本」にとっては嬉しい点。

吉凶占師ノロイ隊

カードのコストを持たず、効果の使用はイベントカードの使用として扱わない、特殊なイベントカード。
《アニムト》または佐久間菜須香《マンガ家志望》の効果でのみ場に出す事ができ、場に何枚でも展開できる。
場にある時には、MP1で合計魔力・1ダメージの攻撃をする効果と、ダメージ1つをかばう事ができ、ダメージを受けると捨て札となる効果を持つ。
攻撃目的で考えると、現在では場に出しやすいPR-044 バルカン四代目V-004 DS軍団の方が優秀と言わざるを得ない。
かばう効果に関しては、「 魔物で かばえない」効果を無視してかばえる点(ゴールドリストの新テキストをしっかり確認する必要が出る事には注意)や、「 魔物で かばった時に誘発する」効果を誘発させずに済む点は優秀なものの、1回かばっただけで捨て札になってしまう燃費の悪さが弱点として大きい。
場に出すための《アニムト》が使い辛いというのも問題点として大きく、魔物破壊コントロール魔本として構築するのであれば不採用にする事も考えるべきカードとなる。
逆に、採用するのであればE-075 吉凶占師ノロイ隊を重点的にサポートする方向で魔本をまとめ上げたい。

相性の良いカード

《リガロ・アニムク》を最大限活用するのが前提となるので、《リガロ・アニムク》と相性の良いカードで魔本を固めていきたい。

まずは多大なコストを補うために、MP補充カードを多めに搭載する事を考えたいところ。
MP補充の代表的なイベントカードであるE-038 ティオの手料理E-133 卵焼きで朝食をは可能な範囲で積み、持っているのであればPR-067 王になれ!も採用していきたい。
使うためのコストがネックだが、E-090 月の石は相手魔物の回復を気にする必要がなく、【ステイ】解除を使ってくる魔物も《リガロ・アニムク》の除去で対策できるので候補に入る。
(後述するガッシュ・ベル《伝導のエレメント》と併用は不可能だが)MP増加効率が高いガッシュ・ベル《金と銀》も検討対象として良いだろう。

続いて、魔本からの再展開を防ぐカードも積極的に投入しよう。
魔物1枠がロップスで固定となるが、アポロ《自由人》は別ページの展開系のあらゆるカードを一挙に対策できるので、相性はかなり良い。
アポロ《自由人》の採用が厳しい場合には、特にメジャーなMJ-003 フライング・ビートの対策だけでもしておきたいので、MJ-013 ビッグ・ボインの採用を考えたいところ。

相手が「魔物を戻したページまでめくる事で再展開」という行動を取ってくる可能性も高いので、対策としてガッシュ・ベル《伝導のエレメント》を採用しておくのも良い。
スタートフェイズの能動的な魔本めくりで再展開に繋ぐ事はできなくなるので、こちらもかなりの好相性と言える。
ガッシュ・ベル《伝導のエレメント》は再展開の阻止だけに限らず、相手の妨害として大きく働くので、コントロール魔本の色も強く出していける。
また、ガッシュ・ベル関連カードにはイベントジャマー高嶺清麿《俺の臨海学校》があるので、前述のアポロ《自由人》の採用が難しい場合には、こちらでE-080 スカイダイビング等を対策するのも手となる。

関連カードリスト

+ 魔物カード
―魔物カード
+ パートナーカード
―パートナーカード
+ その他専用サポート
―その他専用サポート

関連リンク

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2024年09月22日 03:24