バルトロ

概要

第42話で初登場した小動物型の魔物の子(エピソード自体は第40話~第46話)。
特殊な「花」を付けた物体を操る術を持ち、その力によってパートナーと共に好き放題していたため、イギリスでは「花の悪魔」や「古城の悪魔」と恐れられていた。
複数の鎧や200本の剣を同時に操っている上(第42話)、50kmも離れた古城から鎧の騎士を操って清麿の父を誘拐したり(第41話・第45話)、(おそらくは術の副次効果で)遠隔視も行える(第42話)ため、「ゼベルオン」の性能は桁外れに高い事が窺える。
魔物自身のフィジカルも相当に高いようで、術を一切使っていないにもかかわらず、僅か1ページで清麿をボコボコにするシーンが見られた(第44話)。
ただし、「ザケル」一発でダウンしているため、打たれ弱くはある模様。

『まるかじりブック』によれば人間換算での年齢は5歳と若い。
第42話では人語で喋っていたが、本体が姿を現してからは「ケケーッ!!!」という鳴き声しか発していない事、同年齢のロップスが喋れない事を鑑みると、本人はまだ喋る事はできないが「ゼベルオン」の力で言葉を発していたと考えられる。

花についての詳細は明かされていないが、術に関連するため、おそらくはバルトロが魔界から持ち込んだ物だろうか。
バルトロ達が拠点としている城の周囲に沢山咲いている描写があり(第41話)、少年サンデー版単行本5巻の裏表紙ではバルトロ自身が水やりを行っている。
ちなみに、実在する花ではユリ科に近く、中でも「ベニスジヤマユリ」や「スターゲイザーリリー」は色合いもよく似ているため、モチーフになったと思われる。

ガッシュに敗北後は、「ゼベルオン」によって城を崩壊させて逃走するが、逃走の最中にゼオンによって本を燃やされる(第46話)。
この場面で清麿の父を誘拐させたのはゼオンの依頼であった事が判明する。
第45話にてステングは「今朝さらった」と発言しているため、ガッシュ達の来英当日の出来事であり、また多額の依頼料まで払われていたようである。
大学の研究室に手を加えたのもゼオンであるが、これほどまで手の込んだ方法を使って、ガッシュとバルトロを戦わせた理由は不明瞭である(一応、第48話でガッシュを絶望させたかった思惑は示唆されている)。

ガッシュTCBにおいては第2弾という初期に登場したカードが全てであり、関連カードの総枚数も5枚と少ない。
そのためカードパワーは低い部類に入るが、格闘効果を持つバルトロ(アーマー体)《偽りの鎧》、そのアーマー体が剥がれると相手の魔本を2枚めくる《狂暴な本体》で個性的に戦える性能は持ち合わせている。
バルトロ魔本を組むなら、それらを最大限活用できるように調整していこう。
性質上、何度もアーマー体を場に出しなおすのは難しいが、《狂暴な本体》をフル活用するなら再展開も狙えないか検討したい。

なお、原作のバルトロ戦で活躍したE-057 コックは、当初はバルトロへのピンポイント気味なメタカードだった。
現在だとS魔物等の対策も行えるようになり、当時よりも使いやすいカードとなっている。


代表的なカード

魔物カード

この魔物に重なっている「バルトロ(アーマー体)」が捨て札になった時、相手の魔本を2枚めくる効果を持つ。
効果を発動させるまでの工程は多いが、2枚めくりという多めの魔本めくりが行えるので、相手の残りページを減らす手立てになる。
E-149 新たなる戦い等で自ら「バルトロ(アーマー体)」を捨て札にする事でもトリガーを引けるため、タイミングを見計らえば詰めの手段にもできるだろう。

バルトロ(アーマー体)

「ゼベルオン」を使わないと場に出せない制限、この魔物が捨て札になるときに下の「バルトロ(本体)」を場に残す「魔物のルール」、MP1で合計魔力5000・2ダメージの攻撃をする格闘効果を持つ。
MP1で2ダメージの格闘効果はコストパフォーマンスが良い部類に入るが、それだけなら場に出しやすいデモルト《格闘》等の強豪相手が現在だと複数存在する。
本体の《狂暴な本体》による魔本めくりへと繋げる事もしっかりと視野に入れていきたい。
また、捨て札になるカードをこのカードのみで済ませられるため、「ダメージをかばえる回数」を1回稼ぐ事にも繋がる。

パートナーカード

捨て札にすると、相手の「術による防御」1つを無効にできる。
術だけに限定されているのは少々気になるが、合計魔力の低めな《偽りの鎧》や、MP消費の大きいS-049 ゼベルセンをサポートできる点では悪くない。
しかし、このゲームで術で防御される機会はそこまで多くないため、魔本の調整次第では抜く事も視野に入れて良いだろう。

術カード

―第1の術「ゼベルオン」
自分のターンに使うMP1の非バトル術で、好きなページから「バルトロ(アーマー体)」1枚を出して、「バルトロ(本体)」に重ねる効果を持つ。
アーマー体を出すための必須カードであり、アーマー体は《狂暴な本体》の効果にも関わるため、バルトロ魔本において必須と言って良いカードである。
この術を通さない事にはバルトロを活躍させるのは不可能に近いため、まずはこの術を成功させる事を目標にしよう。

―第2の術「ゼベルセン」
MP5で魔力+5000・3ダメージの攻撃術。
追加効果はなく、効率としても現在だとそこまで優秀とは言い難い。
魔本に直撃させれば3ダメージを出す事はできるため、バルトロ魔本で攻撃手段をかさ増ししたいならE-013 ナオミちゃん等と併せて採用する手はあるか。

相性の良いカード

主要な攻撃手段はバルトロ(アーマー体)《偽りの鎧》格闘効果となるため、格闘魔本のページも参照して弱点などは補っていきたい。
バルトロ(アーマー体)《偽りの鎧》は捨て札になる事をある程度前提としているため、ウォンレイ《カンフーキック》をそこまで恐れなくて良いのは格闘魔本としては珍しいと言える。

アーマー体の展開が封じられる事は機能停止に直結し得るため、環境でも度々活躍するアポロ《自由人》の対策は投入しておきたいところ。
S-048 ゼベルオンと同じページにE-070 黒い覇道E-056 およしになっておとのさまを入れておくというのが手軽な対策となるだろう。

更に《狂暴な本体》魔本めくり効果なので、ウォンレイ《愛のために》PR-038 心束ねて等の定番の魔本めくりメタカードも対策しておきたいカードとなる。
全て対策し切るのは中々に手間が掛かるが、対策しておかなければバルトロの貴重な強みが失われてしまうので、きちんと対策しておこう。

《狂暴な本体》を何度も発動させるために、バルトロ(アーマー体)《偽りの鎧》の再展開をする場合は、まずは「バルトロ(アーマー体)《偽りの鎧》」のカードをどのように供給するかを考えたい。
バルトロ(アーマー体)《偽りの鎧》は「魔物カード」に他ならないので8枚制限の縛りは受け、S-048 ゼベルオンは捨て札からの展開はできないので、カバーするための工夫を行う必要がある。
勿論、ページや魔物枠に余裕があるならバルトロ(アーマー体)《偽りの鎧》を2枚以上採用しておくのも選択肢となる。
捨て札から回収を行うなら、E-099 手をつないで・・・E-033 やりとげた仕事といったイベントカードに頼るのが手っ取り早い。
E-149 新たなる戦い等でまとめて捨て札にできるなら、パティ《ありがとう》で回収するというのも面白い。
ガッシュ・ベル&レイン《旧友》を用いれば複数回の使い回しも狙いやすくなるが、ガッシュ・ベルレインで攻撃を行うためのカードが必要となるので魔本調整の難易度は高くなる。
どういった手段を取るかは、候補となるカードのメリット・デメリットを総合的に見て判断したい。

関連カードリスト

+ 魔物カード
―魔物カード
+ パートナーカード
―パートナーカード
+ 術カード
―術カード

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最終更新:2024年09月27日 21:51