M-303
ロデュウ
魔物 5000
《邪な誘い》MPを3へらす→相手がこのターン中にカードの効果で場に出した相手の魔物1体を選び、
自分の場に移す。相手は、これをのぞまないなら、その魔物を捨て札にしてもよい。
●自分の場の魔物がすでに3体か、同名の魔物がいるときには、自分の場におけない。
●魔物についていた
パートナーカードは捨て札にする。
●自分の場においた魔物は、自分のものとして使える。
●魔物が捨て札になるときは、相手の捨て札になる。
●魔物が魔本にもどるときには、相手の魔本にもどす。
パートナー＝チータ
仲間一人増やすのに、何を手間取っている？
LTD4
相手の場にある魔物を味方にできる。
強力な魔物を自分のモノにしよう。
このターン中に「カードの効果で出された魔物」限定ではあるが、MP3で奪取または除去が可能という強力な効果を持つ。
効果を使わずに出された魔物には効かないものの、場に出す効果を全く使用しないデッキはそうそう無いので使用機会に困る事はないだろう。
自分の場に移るかどうかは相手依存ではあるものの、どちらが選ばれても「相手の場から除去する」という目的は達成される。
自分の場の魔物が3体の時には使えず、3体中1体はこの魔物で場が埋まるので、この効果を繰り返し使おうとするとコンボ用に出しておける他の魔物は1体に限られる。
例えば、「相手の捨て札にならない」効果を対策するための
ゼオン《絶望へのスタート》や、効果を再度使うために奪った魔物をどけるための
バディオス《空輸》《回収》等が併用するカードとして考えられるが、それら複数の併用はできなくなる。
このターン中に出された魔物にしか効果が使用できないため、展開が完了されてしまうと無力。
特に第1ターン目に魔物の展開が終えられてしまった場合や、《邪な誘い》を使ったターン中に魔物を補充されてしまう状況が心配なところ。
どうにかして魔物を除去しないとこのカードは腐ってしまうので、相手の魔物を除去する手段は魔本に入れておきたいところ。
ゾフィス《手駒》及び
ココ《膠着》とは相性が良い。
《膠着》により相手は「捨て札にする」という選択肢が根本から封じられるため、相手が捨て札にできない効果を使用していても(後述の裁定問題を無視しつつ)、確実に魔物を奪い取れる。
そして奪った魔物は
《手駒》で捨て札にして「このカードを捨て札にする→」効果の魔物を呼び出す事で、その効果を使用しながら《邪な誘い》を次に使うための場を確保できる。
ロック目的であれば
ゴーレン《悪夢》や
魔界学校の校長《合格のハンコ》があり、MP不足を補うために
ウマゴン《プレゼント運び》や
ビクトリーム《ハァアア》を出しても良い。
既に相手の魔物が3体になってしまっている状況においてはVS魔物を呼び出す事で除去を行い、その魔物を《手駒》で「このカードを捨て札にする→」効果の魔物と交代させるといった役割をこなす事もできる。
《邪な誘い》を使われた側は「この効果の再使用を防ぐために魔物を渡す」か「奪われた魔物を活用させないために捨て札にする」か、状況に応じた判断を迫られる。
基本的には、このターン中に魔物を再度展開する用意があるなら奪われる魔物を活用させないために捨て札にした方が良く、それができずに次のターン以降に展開する事になるなら、その時に《邪な誘い》を使われないようにするため魔物を渡してしまった方が良い。
また、上記の
《手駒》のような魔物をどけるコンボが見えていたり、奪われる魔物が
ガッシュ・ベル《伝導のエレメント》のような強力なロック効果で逆転の手段が無くなりそうな場合には、捨て札にする事を選んだ方が良い。
コストパフォーマンスの良い除去効果で面白い魔本が組めそうなカードだが、
相手の「捨て札にならない」効果に当たった際の裁定が無い
というのが最大の問題点と言える。
以下のような処理が考えられるが正しい裁定は不明。
- 相手は「捨て札にする」処理を選択でき、この効果は「相手の捨て札にする効果」のため、魔物は捨て札にならない。(移す処理も捨て札にする処理もされない)
- 捨て札にならないため、相手は「魔物を捨て札にする」処理が選べず、魔物を自分の場に移す処理が強制される。
- 「捨て札にならない」効果にかかわらず、魔物を捨て札にする処理が選択できる。(「捨て札にならない」効果がない時と同じ二択になる)
収録パック
FAQ
Q1.自分の場に魔物が３体いるとき〔邪な誘い〕を使えますか？
Ａ1.使えません。
最終更新：2023年07月16日 10:02
