大魔神


2スレ目 俺「ストライクウィッチーズ!」より >>285~

数日後
?「……」
?「……」

坂本「集合!」
ダダダ!
宮藤(なんだろ?)
リーネ(もしかして……)
坂本「ミーナ」

ミーナ「みんな集まったわね。おほん、えー彼等は前々から伝えてあったと思うけど特別任務のため我が第501統合戦闘航空団で預かる事になった……」

俺「俺軍曹であります」ズーゥ……ン

宮藤(ひゃー……顔傷だらけ……それにおっきい……)
リーネ(ど、どうしよう……噂通りだぁ……)
ルッキーニ「ネ、ネウロイ……?」
シャーロット「こら」(しかし……こりゃまた……)
ペリーヌ(な、なんですかアレは……)
バルクホルン(で、デカイな……それに、重心がしっかりしている。それにあの威圧感……出来る)
ハルトマン(うっひゃーでっかー)
サーニャ(こ、恐い……)
エイラ(サ、サーニャには手を出させないゾ……)

坂本「はっはっは!立派な体だな!」バシバシ

俺「恐縮です」

宮藤(ひえぇー!坂本さん!刺激しないでぇ!)

ミーナ「ほらほら、もう一人いるんだから静かにしなさい。ごめんなさいね、続けてくれる?」

友「はい。同じく友中尉であります。よろしくお願いします」ちまっ

宮藤(……ちっちゃい)
リーネ(……小さい)
ルッキーニ「よろしくー!」
シャーロット(……ちっちぇーなー)
ペリーヌ(……あら可愛らしい)
バルクホルン(小さいな……)
ハルトマン(小さいですねー
サーニャ(か、かわいい……)
エイラ(ミニマム……)

坂本「こちらこそよろしく頼む」
友「はっ。ありがとうございます」

ミーナ「二人は特別任務のためウチで預かることとなっているけど、普段の業務はここにいる人達と同じです。特に俺軍曹とは協力してもらうことになるでしょう」

藤宮「え?それって」

リーネ「まさか……」

ミーナ「ええ。彼は男性のウィッチなの」

宮藤「えぇー!?」
シャーロット「ほわー……私も初めて見たなー」
ルッキーニ「あんなにでかくて飛べるのー?」
俺「はい。問題ありません少尉どの」ズーゥ……ム
ルッキーニ「うひゃぁ!!」サササッ!
シャーロット「おお?コラコラ」
俺「……」
シャーロット「あー、悪いね。悪気はないんだ。許してやってくれ」
俺「はい。問題ありません大尉どの」
ミーナ「俺軍曹は前の隊の唯一のウィッチだったんだけど、今回の任務のためウチに出向してもらうことになったの」
坂本「ん?唯一?大丈夫なのか?実践経験は?」
俺「はい。それなりの数を経験しております」
坂本「ふーむ、どうなんだミーナ?」
ミーナ「ええ、それについては……」

友「それについてはこちらの資料が送れてしまい誠に申し訳ございません」
ミーナ「友中尉」

友「こちらが以前所属していた部隊での資料であります。後ほどご確認ください」

ミーナ「ありがとう。確認させてもらうわ」
坂本「ふむ……それで友中尉の配属先は?」
ミーナ「ええ、友中尉には基本的に整備に回ってもらうようにと」

友「はい。基本的に自分はコイツのおまけと思っていただければ結構です。主に俺のバックアップを担当する事になります」

坂本「フムフム」(中尉が軍曹のおまけね……)
ミーナ「うん、これで着任の挨拶はすんだわね。俺軍曹のストライカーユニットは明日には届くはずよ。なので今日はゆっくり休んでください」

俺・友「ハッ」

ミーナ「それじゃそうね……宮藤さん、リーネさん。二人を部屋まで案内してあげて」

宮藤「ひ、ひゃい!」

リーネ「りょ、了解しました……」

友「よろしく」

俺「よろしくお願いします」

宮藤「で、でわ俺軍曹はこちらに……」ビクビク
俺「はい」
リーネ「友中尉はこちらについて来てください」ホッ
友「ああ」

カッカッカッ……

宮藤(うぅ……緊張する……)
俺「……」ムーン
(お、怒ってる?怒ってるのかな?)
俺「……あ」ピタッ
宮藤「ひぅ!な、なんでしょう!?」
俺「あ、いえ……」
宮藤「ご、ごめんなさい!私なにかしちゃいましたか!?」
俺「いえ、あの、そうではなく」
宮藤「ごめんなさい!ごめんなさい!」ペコペコ

整備A「おい、見ろよ。着任早々で……」
整備B「うわー……可哀想だな……」

俺「ぐ、軍曹!落ち着いてください!軍曹!」
宮藤「ひーん!」ペコペコ
308 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/09/24(金) 01:58:19.26 ID:udI4Yf4K0
俺「お、落ち着いていただけましたか?」
宮藤「は、はい……」
俺「もう一度深呼吸をしましょう。吸ってー」
宮藤「すぅー」
俺「はいてー」
宮藤「はぁー……」
俺「大丈夫でしょうか?」
宮藤「はい……ごめんなさい取り乱しちゃって」
俺「いえ問題ありません、軍曹」
宮藤「そ、それであの……何かあったんでしょうか?」
俺「すみません、大した事ではなかったのですが……」
宮藤「?」
俺「綺麗な、木だなと」
宮藤「……植物、お好きなんですか?」
俺「少しだけ」
宮藤「……」

ザァァァァ……

俺「いい風ですね……」
宮藤「……はい」
俺「……お時間をおかけして申し訳ありませんでした。そろそろ行きましょう」
宮藤「はい。そうですね」

カッカッカッ

宮藤(恐い人じゃ、ないのかも……)
309 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/24(金) 02:09:52.18 ID:udI4Yf4K0
―――
――

ミーナ「これは……」

坂本「どうしたミーナ」

ミーナ「これを見て」

坂本「ん?ああ、あいつらの資料か。俺軍曹……なんだこれは?」

ミーナ「……」

坂本「なんだこの撃墜数と出撃数は!?ふざけているのか!?」

ミーナ「私もそう思って今確認をとったの……。でも返ってきた答えは『全て事実』。資料に間違いは無いそうよ」

坂本「これが真実だとすると、なぜアイツは軍曹などやっている!?そんなものとっくに飛び越えているはずだ!」

ミーナ「厄介な事にならないといいんだけど……」

宮藤「こちらが俺軍曹のお部屋になります」
俺「はい。丁重な案内、感謝します」
宮藤「いえそんな……私こそ恥ずかしい真似しちゃって」
俺「いえそんな……」
宮藤「……あのー、そんなに畏まらなくても結構ですよ。私達階級同じだし……」
俺「いえそんな、先任の方相手に……」
宮藤「それに、年上の方に敬語使われるのちょっと居心地悪いっていうか……」
俺「年上?あの、失礼ですが軍曹はおいくつなのでしょうか?」
宮藤「私は14歳ですよー」

俺「ああ、でしたら同い年ですね。俺も14歳です」

宮藤「……は?」

俺「すみません、聞こえなかったでしょうか?俺も14歳です」

宮藤「え……」

宮藤「ええぇぇーーー!?」

――――――

坂本「しかしこの年齢は流石に間違いじゃないか?」
ミーナ「全て事実、だそうよ……」
坂本「……」
ミーナ「……」
坂本「すごいな……」
ミーナ「すごいわね……」
313 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/24(金) 02:44:17.52 ID:udI4Yf4K0
宮藤「ええ!?だって、ええー!?」
俺「……見えませんか?」しょぼん
宮藤「いや、その!」
俺「いいんです。よく友にも老け顔だってからかわれますから……」
宮藤「いやその、顔というよりも体格といいますか……」
宮藤(で、でも言われてみれば……恐くてよく見られなかったけど)じー……
俺「?」

宮藤(うわー、やっぱり凄い傷……。でも)
宮藤(眼、綺麗だな……)
宮藤 ポー……

俺「あの、軍曹?」

宮藤「ひゃい!?」
俺「どうかしましたか?自分の顔になにか?」
宮藤「いえ全然!凄く綺麗な眼です!」
俺「え?」

宮藤「あ……!」ぼん!

俺「あの……」
宮藤「あ、あ、しょ、食事時になったらまた呼びに来ますんでっ!ではっ!」
俺「あ……」

バタン!
  ダダタタタ……

宮藤「ふあーん!今日はもう失敗ばっかりー!!」
314 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/24(金) 02:58:08.31 ID:UwWe+JYf0
うむ!思わず苛めたくなるな!!
315 :保守[]:2010/09/24(金) 02:59:53.80 ID:hYJ2m6Kk0

316 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/24(金) 03:15:52.82 ID:udI4Yf4K0
宮藤「あーうー」

リーネ「どうしたの?芳佳ちゃん」

宮藤「リーネちゃん……。その、ちょっと俺軍曹に失礼な事を……」

リーネ「芳佳ちゃんも?」

宮藤「え?リーネちゃんも?」

リーネ「うん……友中尉に年齢聞いたんだけど、私の一つ上で驚いちゃって……」

宮藤「えー!そうなんだー」

リーネ「うん。それで友中尉が『なんで意外そうなんだ俺がチビだからか俺のこと馬鹿にしてんのか』って怒っちゃって……」

宮藤「ありゃー……」

リーネ「後でちゃんと謝っておかないと」

宮藤「うん、私もそうする!」

リーネ「がんばろ!」

宮藤「うん!」


317 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/24(金) 03:17:44.91 ID:udI4Yf4K0
トントン
?「あの……」
リーネ「はい?」
俺「少しよろしいでしょうか?」ズーン
リーネ「ひゃ!」
宮藤「お、俺軍曹!」
俺「おや、宮藤軍曹も……ホラ友」
友「……」ぶすっ
リーネ「あ、友中尉?」
俺「なんでもついカッとなって言い過ぎてしまったと……。友はとても良い奴なんですか少し激昂しやすい所がありまして。許してやってください」
リーネ「え?え?」
俺「ほら、友も」
友「……さっきは少し、言いすぎた。悪かったな」ぷいっ
リーネ「い、いえそんな!私こそ失礼なことを……!」
友「……別にいい」
俺「よかったね、友。それじゃ自分達はこれで……失礼しました」
友「それじゃな」

スタスタスタ

リーネ「び、びっくりした……」
宮藤「わ、私も……」
リーネ「……ねぇ芳佳ちゃん」
宮藤「ん?」
リーネ「俺軍曹ってもしかしたら思ってたより恐くないのかもしれないね」
宮藤「リーネちゃんもそう思う?実はさっき……」
リーネ「えー?」クスクス

大魔神2へ続く
最終更新:2013年01月28日 00:48