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+ | 1、「"宮藤芳佳"は魔法力を使い果たして引退する。」 |
25 三角 選択肢2で[sage] 投稿日:2010/10/03(日) 17:51:17.91 ID:DQ7gWueG0
俺「この戦いで、501部隊の‥‥"宮藤芳佳"は魔法力を使い果たして引退する。」 」
エーリカ「! そんな‥‥」
俺「だから俺はこの戦いに全力を尽くす。11人は誰も欠けさせない!」
エーリカ「なら‥‥わたしは12人を守る! それがストライクウィッチーズでしょ! 」
俺「ハルトマンさん‥‥ありがとう。」
エーリカ「行こう俺。皆を守ろう。」
俺「‥‥ああ、行こう、ハルトマンさん! 」
26 三角[sage] 投稿日:2010/10/03(日) 17:54:25.02 ID:DQ7gWueG0
……… ……カットカットカット! …
芳佳「‥‥っ‥‥抜けないっ‥‥!」
俺「一人で行くなよ。」
芳佳「俺さん! 」
俺「言ったろ? なんでも一人で守ろうとするな。お前には俺が、皆がついてる。」
芳佳「‥‥はい! 」
俺「よし、わかったらあとは囚われのお姫様を救うだけだ! いくぞ芳佳! この剣ですべてを切り開く! 」
俺・芳佳「「はあああああぁぁぁぁぁぁ!!!!」」
27 三角[sage] 投稿日:2010/10/03(日) 17:57:28.92 ID:DQ7gWueG0
ゲルト「抜いた! 」
俺「さあ最後だ! 」
芳佳「行きましょう! 」
坂本「やめろお前たち! 烈風丸はお前たちの魔法力を吸いつくすぞ!」
芳佳「構いません! 」
俺「そうだ! 俺達は皆を守るためにここに来たんだ! 」
芳佳「魔力がなくなったとしても、それで皆を守れるのなら! 」
芳佳「願いが叶うなら!!」
588 >>586味覚音痴を再現しようと思ったらこうなった でも前スレで‥‥[sage] 投稿日:2010/10/05(火) 11:07:12.48 ID:1BeZwpQG0
>>27から
俺「‥‥そういうわけだ芳佳。ここでサヨナラだ。」
芳佳「え‥‥? ‥! ‥なにこれ‥‥魔法力が‥‥。」
俺「烈風丸は魔力を吸い尽くしてしまう。吸いつくされたらもう二度と飛べなくなる。
だから先に俺がもらうだけもらっておく。翼がなくなるのは俺だけでいい。 ‥‥悪いなさっき説明できなくて。俺は人から魔法力を奪うこともできるんだ。」
芳佳「そんな‥‥それじゃあ俺さんは‥‥」
俺「心配するな。必ず帰る。」
芳佳「俺‥‥さ‥ん‥‥。」
俺「誰か聞こえるか。ここにいる芳佳を運んでやって欲しい。」
シャーリー「おまえ‥‥」
ゲルト「俺‥‥」
エーリカ「‥‥わかった。ミヤフジは私が助けに行くよ。」
俺「頼んだぜ。じゃあ‥‥行ってくる。」
エーリカ「‥‥絶対帰ってきてよ。ミヤフジを一人にしたら‥‥。」
俺「まかせろよ。今の俺は一人で二人分だ! 」
589 三角[sage] 投稿日:2010/10/05(火) 11:10:22.84 ID:1BeZwpQG0
俺「行くぞ烈風丸! 俺達の魔法力ですべてを終わらせる! 」
俺「うおおおおおおおおぉぉぉぉぉ!!‥‥くっ! 」
坂本「やめろ俺! それ以上魔力がなくなると‥‥! 」
俺「聞こえないなぁ‥‥! はああああぁぁぁぁ!! 」
芳佳「‥‥っ! 」
エーリカ「気がついた? 」
芳佳「ここは‥‥! そうだ、俺さん! ダメです! 」
エーリカ「‥‥ミヤフジ。これが、あいつの選んだ道なんだ。」
俺「未来の為に! 皆のために! ‥‥芳佳のために!! こいつが‥‥俺の最後の力だ!! 」
俺「真・烈 風 斬 !!」
…………
…… …
サーニャ「ネウロイの反応完全に消滅‥‥!」
ミーナ「二人は‥‥!?」
リーネ「‥‥! あそこ!!」
593 三角[sage] 投稿日:2010/10/05(火) 11:13:32.37 ID:1BeZwpQG0
坂本「まったく、あんな危険なことをして‥‥」
俺「何言ってるんですか坂本さん。俺はすべてを守れたんですよ? 悔いはないです。」
坂本「馬鹿者! もしお前がいなくなったら宮藤は‥‥!!」
俺「こうして生きてるんですからそれは言わないでくださいよ。
ああでもこのまま落ちたら助かりませんね‥‥ハハハ。」
坂本「フ、お前は守ったんだろ? 仲間を‥‥"ストライクウィッチーズ"を」
俺「ああ、そうでした。"ストライクウィッチーズ"は12人、でしたね。」
芳佳「俺さあああぁぁぁん!!」
エーリカ「俺ーー!!」
シャーリー「俺ーー!!」
ペリーヌ「少佐ーー!!」
594 三角[sage] 投稿日:2010/10/05(火) 11:16:30.84 ID:1BeZwpQG0
こうして俺のウィッチとしての仕事は終わった。"ストライクウィッチーズ"としての戦いは終わったのだ。 今回の任務完了を持って、第501統合戦闘航空団"ストライクウィッチーズ"は解散した。
芳佳「ばか‥! ばかぁ‥‥! 」
俺「なんだよ泣くなって‥‥こうして戻ってきただろ? 」
芳佳「よかった‥‥よかったぁ‥‥うぅ‥‥! 」
シャーリー「まったく‥‥こんなに泣かしちゃって。」
エイラ「ひゅーお熱いネー。」
ルッキーニ「アチアチー! 」
リーネ「もう二度と芳佳ちゃんを泣かせるような真似しないでください! ‥‥みんな心配したんですよ‥!」
595 三角[sage] 投稿日:2010/10/05(火) 11:19:58.82 ID:1BeZwpQG0
エーリカ「ヘヘ‥‥よかったね、俺。あんたが守りたかった11人は全員無事だよ。」
俺「ああ、約束したからな。なんとか守れてよかったよ。」
エーリカ「わたしもいっぱい‥‥いっぱい心配したんだからな‥‥。」
俺「お、おいおいハルトマンさんまで‥‥。」
エイラ「困った色男だナ、まったク。」
サーニャ「モテモテだね。」
ペリーヌ「それにしては泣かせ過ぎではなくって? 」
エーリカ「へへ‥‥ごめんね俺。お幸せに。」
俺「ハルトマンさん‥‥。ありがとう。」
エーリカ「またすぐ会いに行ってあげるよ。」
俺「ハハハ‥‥さぁ芳佳。何時までも泣いてないで、帰ろう。な? 」
芳佳「‥‥ぅん‥‥うん!」
坂本「終わったな。」
ミーナ「えぇ‥‥任務完了!! ストライクウィッチーズ! 全機帰還します!!」
「「「了解!!」」」
596 三角[sage] 投稿日:2010/10/05(火) 11:23:22.32 ID:1BeZwpQG0
解散後、皆はそれぞれの道へ歩みだした。無論、俺たち扶桑組もそれは変わらない。 魔法力を使い果たした俺はもう飛ぶこともできないだろう。だけど後悔はしていない。
俺「‥‥しかしすぐ収集されるもんだなぁ。近頃のネウロイさんはこういう時に空気読んでくれないから困る。」
芳佳「しかたないよ。まだまだ世界にはいっぱいネウロイがいるんだから。」
俺「そうだな‥‥。さっさと片付けて帰ってこいよな。」
芳佳「うん。俺さんが守ってくれた、私と‥‥皆と、世界を守ってくる! 」
守るべきものを守り通したのだから。そしてこれからも守り続けるのだ。
ここ扶桑の地で。遠くの未来を想いながら。
芳佳「それじゃあ行ってくるね! ‥‥チュッ」
俺「! ‥‥まったく。困った魔法使いだ。」
-笑顔の魔法-
おわり |
+ | 2、「"俺と同名のウィッチ"は魔法力を使い果たして引退する。」 |
25 三角 選択肢2で[sage] 投稿日:2010/10/03(日) 17:51:17.91 ID:DQ7gWueG0
俺「この戦いで、501部隊の‥‥俺と同名のウィッチは魔法力を使い果たして、引退するんだ。」
エーリカ「! そんな‥‥」
俺「だから俺はこの戦いに全力を尽くす。11人は誰も欠けさせない!」
エーリカ「なら‥‥わたしは12人を守る! それがストライクウィッチーズでしょ! 」
俺「ハルトマンさん‥‥ありがとう。」
エーリカ「行こう俺。皆を守ろう。」
俺「‥‥ああ、行こう、ハルトマンさん! 」
26 三角[sage] 投稿日:2010/10/03(日) 17:54:25.02 ID:DQ7gWueG0
……… ……カットカットカット! …
芳佳「‥‥っ‥‥抜けないっ‥‥!」
俺「一人で行くなよ。」
芳佳「俺さん! 」
俺「言ったろ? なんでも一人で守ろうとするな。お前には俺が、皆がついてる。」
芳佳「‥‥はい! 」
俺「よし、わかったらあとは囚われのお姫様を救うだけだ! いくぞ芳佳! この剣ですべてを切り開く! 」
俺・芳佳「「はあああああぁぁぁぁぁぁ!!!!」」
27 三角[sage] 投稿日:2010/10/03(日) 17:57:28.92 ID:DQ7gWueG0
ゲルト「抜いた! 」
俺「さあ最後だ! 」
芳佳「行きましょう! 」
坂本「やめろお前たち! 烈風丸はお前たちの魔法力を吸いつくすぞ!」
芳佳「構いません! 」
俺「そうだ! 俺達は皆を守るためにここに来たんだ! 」
芳佳「魔力がなくなったとしても、それで皆を守れるのなら! 」
芳佳「願いが叶うなら!!」
28 三角[sage] 投稿日:2010/10/03(日) 18:00:25.70 ID:DQ7gWueG0
俺「烈風丸! 俺達の魔力をすべて吸い付くせ! 」
芳佳「だからそのかわりに、ネウロイを倒して!!」
俺「俺たちに‥‥」
芳佳「私たちに‥‥」
俺・芳佳「真・烈風斬を撃たせて! 」
俺「うおおおおおおおおぉぉぉぉぉ!!」
芳佳「うおおおおおぉぉぉぉぉ!!」
坂本「宮藤‥‥! 俺‥‥!」
俺「真!」
芳佳「烈 風 斬 !!」
…………
…… …
30 三角[sage] 投稿日:2010/10/03(日) 18:03:19.57 ID:DQ7gWueG0
サーニャ「ネウロイの反応完全に消滅‥‥!」
ミーナ「三人は‥‥!?」
リーネ「‥‥! あそこ!!」
俺「(結局こうなっちまったか‥‥)さて‥‥俺たち三人は飛べないわけだが。」
坂本「このまま墜落というのも悲しいものだな。」
芳佳「大丈夫ですよ俺さん、坂本さん。私たちは12人なんです。」
坂本「! ‥‥そうか、そうだったな‥‥」
俺「そうだな‥‥俺達は"ストライクウィッチーズ"だもんな! 」
リーネ「芳佳ちゃーーん!!」
エーリカ「俺ーー!!」
ゲルト「宮藤!!」
ペリーヌ「少佐ーー!!」
31 三角[sage] 投稿日:2010/10/03(日) 18:06:47.64 ID:DQ7gWueG0
こうして俺のウィッチとしての仕事は終わった。"ストライクウィッチーズ"としての戦いは終わったのだ。 今回の作戦終了を持って、第501統合戦闘航空団"ストライクウィッチーズ"は解散した。
芳佳「よかった‥‥皆を守れて‥‥! 」
俺「なんだよ泣くなって‥‥こうして戻ってきただろ? 」
芳佳「よかった‥‥よかったぁ‥‥うぅ‥‥! 」
シャーリー「まったく‥‥こんなに泣かしちゃって。」
俺「え、俺!? 」
エーリカ「ひゅーお熱いねー。」
ルッキーニ「アチアチー! 」
リーネ「‥‥みんな心配したんですよ‥!」
32 三角[sage] 投稿日:2010/10/03(日) 18:10:12.85 ID:DQ7gWueG0
エーリカ「ヘヘ‥‥よかったね、俺。あんたが守りたかった11人は全員無事だよ。」
俺「約束したからな。なんとか守れてよかったよ。」
エーリカ「わたしもいっぱい‥‥いっぱい心配したんだからな‥‥。」
俺「お、おいおいハルトマンさんまで‥‥。」
エイラ「困った色男だナ、まったク。」
サーニャ「モテモテだね。」
ペリーヌ「それにしては泣かせ過ぎではなくって? 」
エーリカ「へへ‥‥ごめんね俺。お幸せに。」
俺「ハルトマンさん‥‥。ありがとう。」
エーリカ「またすぐ会いに行ってあげるよ。」
俺「ハハハ‥‥さぁ芳佳。何時までも泣いてないで、帰ろう。な? 」
芳佳「‥‥ぅん‥‥うん!」
35 三角[sage] 投稿日:2010/10/03(日) 18:13:23.85 ID:DQ7gWueG0
坂本「終わったな。」
ミーナ「えぇ。」
ミーナ「任務完了!! ストライクウィッチーズ! 全機帰還します!!」
「「「了解!!」」」
‥‥‥
‥‥ ‥
38 三角 ノーマルEND[sage] 投稿日:2010/10/03(日) 18:16:18.42 ID:DQ7gWueG0
解散後、皆はそれぞれの道へ歩みだした。無論、俺たち扶桑組もそれは変わらない。
魔法力を使い果たした俺と芳佳はもう飛ぶこともできないだろう。だけど後悔はしていない。
守るべきものを守り通したのだから。そしてこれからも守り続けるのだ。
俺「芳佳ー! みっちゃんが来たぞー! 」
芳佳「はーい! 」
大切な者と共に。
-私にできること-
おわり
39 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/03(日) 18:16:44.77 ID:QDuK7LL00
乙にござる
41 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/03(日) 18:17:45.97 ID:n1Zj7lzlO
乙
43 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/03(日) 18:29:08.28 ID:Kb5i2yAs0
ハルトマンルートENDをぜひ
44 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/03(日) 18:29:56.34 ID:0Rx5TcK7O
ドラクエ7に期待
45 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/03(日) 18:33:39.44 ID:leHlsnJA0
DQ7ということは主人公の戦友が抜けるな この場合はハルトマンか
46 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/03(日) 18:42:29.05 ID:DQ7gWueG0
ハルトマンルートか‥‥書きためしてくる
47 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/03(日) 18:55:47.04 ID:G0APcKOx0
乙 面白かったよ |
+ | 3、「‥‥いや、やっぱり、いえない。」 |
俺「‥‥いや、やっぱり、いえない。」
エーリカ「いえないって‥‥まさか‥‥! 」
俺「‥‥俺はこの戦いに全力を尽くす。"ストライクウィッチーズ"は誰も死なせない!」
エーリカ「なら‥‥わたしは俺を守る! 絶対に死なせない!!」
俺「ハルトマンさん‥‥」
エーリカ「行こう俺。皆を守ろう。」
俺「‥‥ああ、行こう、ハルトマンさん! 」
ペリーヌ「くっ‥‥数が全然減らないですわ! 」
ゲルト「弱音を吐くな! 折角俺が回復させてくれた魔法力なんだぞ! 」
リーネ「でもっ‥‥! 」
俺「こんなところでいつまでも‥‥はやく坂本さんを助けに行かないと‥‥! 」
エイラ「よーし、私が突破口を開いてやル! 」
サーニャ「エイラ! 無理しないで! 」
エイラ「ダイジョーブダイジョーブ! サーニャ、援護よろしくナ! 」
エイラ「ホラホラこっちダー! (このままギリギリまで引きつけテ、海面に叩きつけてやル!)」
エイラ「!? 海の中に‥‥ネウロイ!? だめだ避けきれなイ! 」
ピシュシュン!
エイラ「ぐっ‥‥うああぁぁぁあ!!」
サーニャ「エイラ!!」ブゥン
ミーナ「エイラさん! 」
エイラ「! き、来ちゃダメダ、サーニャァ!!」
ピシュシュピシュン
サーニャ「うっ‥‥エイラ!!」ガシッ
エイラ「サーニャ‥‥」
サーニャ「バカッ! 一人で勝手に‥‥」
ヒュンヒュン
エイラ「!! あぶないサーニャ!!」ガバッ
ピシュピシュピシュピシュン
エイラ「ぐ‥‥あ‥‥サー‥‥」
サーニャ「エ‥‥イラ‥‥? 」
ゲルト「このおおおおおおぉぉぉぉぉ!!」ダダダダ
シャーリー「エイラ!! サーニャ!! 」キィイイイイン
ミーナ「トゥルーデとシャーリーさんは二人を救出してそのまま天城へ!!
宮藤さん! 急いで天城へ戻って!! エイラさんとサーニャさんが‥‥! 」
宮藤「! わかりました! 急いで戻ります!!」
リーネ「わたしも行きます! 」
俺「く、くそぉっ! 」
エーリカ「俺!! 次が来る! 」
俺「ち、ちくしょう‥‥このままじゃ‥‥」
乗組員「!? 艦長! 大和が‥‥こちらに戻ってきています! 操作も受け付けません! 」
艦長「なんだと!?」
俺「‥‥大和が‥‥暴走!? 」
エーリカ「!! 」
ミーナ「くっ‥‥どうすれば! 」
ペリーヌ「とにかく大和を落とさなくては! 」
ルッキーニ「私の魔法で――」
艦長「それはだめだ!! 」
ルッキーニ「え!? 」
ペリーヌ「なぜですの!? 」
艦長「大和がなくなればこの作戦は完全に失敗だ! 大和をおとしてはならん!! 」
ペリーヌ「そんなことを言ってる場合――」
ミーナ「ペリーヌさん! あぶない!! 」
ペリーヌ「!! 」
ズガガガガガガガ
ペリーヌ「きゃあぁぁぁあああ!! 」
ミーナ「ペリーヌさん! 」ブゥン
ルッキーニ「そ、そんな、みんなぁ‥‥」
俺「ルッキーニ!! おまえはペリーヌさんをミーナさんと一緒に天城に運ぶんだ!! 」
ルッキーニ「う、うん‥‥」ブゥン
エーリカ「みんなやられていく‥‥押し切られる‥‥! 」
俺「こうなったら俺が大和を中からぶっ壊してやる!! 」
エーリカ「そんなの無茶だよ! 」
俺「無茶だろうがなんだろうがやるしかない!! 」ブゥン
エーリカ「あ、まって、わたしもいく!! 」ブゥン
サーニャ「芳佳ちゃん‥‥エイラを、エイラを助けて! 」
芳佳「も、もちろんです‥‥くっ。」
エイラ「‥‥。」
リーネ「芳佳ちゃん‥‥。」
ルッキーニ「芳佳‥‥! 」
ミーナ「このままでは‥‥! ‥‥あれは? 」
俺「なんとか中にはいれた。あとは管制システムを壊せば! 」
エーリカ「俺、まだ!? こいつら仲間だろうがなんだろうが容赦なく攻撃してきてるよ! 」
俺「まってろもうすこし――」
俺「(くそ、俺の読んだ資料とまるで違うじゃないか! )――!? 」
エーリカ「? 俺? 」
俺「あれは‥‥ロボット‥‥? 」
ミーナ「あの機体はあの時の‥‥」
シャールー「また本部は性懲りも無くあんなものを‥‥! 」
ゲルト「どうやら大和を壊すみたいだ。艦長には悪いけど仕方ないな。」
ルッキーニ「大和を壊す‥‥? ダメだよ、今あそこには!! 」
サーニャ「‥‥大和がこっちを向いてる‥‥まさか! 」
艦長「いかん! 大和が天城に照準を合わせている! 」
エーリカ「天城には今皆が! 」
謎の機体「――――」ゴォ!
俺「くっ間に合わな――」
ドゴォン!!
グシャア!!
エーリカ「!! 俺ぇぇぇぇぇ!!」
それはほぼ同時だった。
大和の主砲の発射と謎の機体が鉄拳を振り下ろすタイミングは、
時間にしてコンマ一秒も違わなかっただろう。
大和から放たれた砲弾は戦艦天城を直撃し、
振り下ろされた鉄拳は大和の管制室を打ちぬいたのだった。
戦艦天城は轟音と共に海へ消えていった。そこにあった何十という命と共に。
戦艦大和は轟音と共に海へ消えていった。そこにあった未来の希望と共に。
エーリカ・ハルトマンは泣き崩れた。そこにあった大切な者を嘆いて。
エーリカ・ハルトマンは消え去った。そこにあった大切な者を悔やんで。
オペレイション・マルスは成功した。
謎の機体はその後何百というネウロイの子機を撃破し、ネウロイの巣そのものも破壊した。
これによりロマーニャ地方に対するネウロイの侵略は終わったのだ。
ロマーニャでは式典が開かれた。
この地に平和が戻った記念に。
尊い犠牲を払ったことに。
この平和は小さな命たちがそのすべてを犠牲にして手に入れたものだった。
我々は守っていかなければならない。この犠牲の上に手に入れた平和を。その記憶を。
今回の作戦終了を持って、第501統合戦闘航空団"ストライクウィッチーズ"は解散した。
-OverSky-
END |
+ | おまけ、エーリカルート |
559 三角 エーリカ√[sage] 投稿日:2010/10/05(火) 09:39:24.06 ID:1BeZwpQG0
>>32から
エーリカ「ヘヘ‥‥よかったね、俺。あんたが守りたかった11人は全員無事だよ。」
俺「約束したからな。なんとか守れてよかったよ。」
エーリカ「わたしもいっぱい‥‥いっぱい心配したんだからな‥‥。」
俺「お、おいおいハルトマンさんまで‥‥。」
エイラ「困った色男だナ、まったク。」
サーニャ「モテモテだね。」
ペリーヌ「それにしては泣かせ過ぎではなくって? 」
エーリカ「へへ‥‥ごめんね俺。」
俺「ハルトマンさん‥‥。ありがとう。」
560 三角 エーリカ√[sage] 投稿日:2010/10/05(火) 09:42:18.95 ID:1BeZwpQG0
エーリカ「でも、私たちの戦いはまだ終わってないよ。」
俺「え? 」
エーリカ「芳佳! 」
芳佳「ひっく‥‥なんですか? 」
エーリカ「こんどこそ真の決着をつけよう! 」
芳佳「真のって‥‥なんのですか? 」
エーリカ「料理対決!! 商品は俺! 」
俺「え」
芳佳「え」
全員「えええええぇぇぇぇぇ!! 」
561 三角 エーリカ√[sage] 投稿日:2010/10/05(火) 09:45:39.06 ID:1BeZwpQG0
------------------------------------ 基地
シャーリー「ダァーハッハッハッ!! 」
俺「そんなばかみたいな笑わないでくださいよー。」
シャーリー「いやーすまんすまん。でもまさかこういう最終決戦があるとは思わなくてなー! 」
坂本「色男は大変だな。」
ゲルト「まったく。戦場で色恋なんて困ったもんだな。」
リーネ「え」
ペリーヌ「え」
エイラ「エ」
シャーリー「バルクホルン、おまえ気づいてなかったのか? 」
ゲルト「な、何のことだ! 」
ミーナ「トゥルーデ‥‥あなたもお年頃なんだから‥‥」
ペリーヌ「さすがにどうかと‥‥」
サーニャ「妹さんが大事なんですね。」
ゲルト「‥‥。」
562 三角 エーリカ√[sage] 投稿日:2010/10/05(火) 09:50:26.41 ID:1BeZwpQG0
ルッキーニ「そんなことより今日は何作んの!? 」
芳佳「私はいつもの扶桑料理を! 」
エーリカ「私はショートケーキ! 」
エイラ「おお、どっちも得意?料理カ。」
シャーリー「どっちもがんばれよ? 」
ルッキーニ「ガンバレー!! 」
俺「それじゃあまずは芳佳から! 」
芳佳「がんばります! 」
………
…… …
563 三角 エーリカ√[sage] 投稿日:2010/10/05(火) 09:53:12.49 ID:1BeZwpQG0
坂本「さすが宮藤。といったところか。」
シャーリー「うんうん。うまいうまい。」
エイラ「何回食べても飽きないもんナー、サーニャの料理には負けるけど。」
ペリーヌ「この腐った豆さえなければ言う事無いんですけど。」
芳佳「もー、おいしいのに。」
ルッキーニ「よしかーおかわりー! 」
ゲルト「こちらもだ! 」
リーネ「ルッキーニちゃん、バルクホルンさん、このあとハルトマンさんのケーキもくるんですよ? 」
ルッキーニ「そっかー‥‥うーん‥‥我慢する! 」
ゲルト「む、そうだったな。ここは我慢するか。」
564 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/05(火) 09:55:34.49 ID:GjE+okDHO
お姉ちゃんと同じこと考えた俺って…
565 三角 エーリカ√[sage] 投稿日:2010/10/05(火) 09:56:26.67 ID:1BeZwpQG0
ミーナ「わたしはもっとすっぱいほうが‥‥」
俺「うんうん、やっぱりいいよm‥‥いや今は言うまい。」
芳佳「お粗末さまでした。」
エーリカ「よーしそれじゃあ次は私の番だね! 」
俺「うん、それじゃあハルトマンさんよろしく! 」
エーリカ「いっくぞー! 」
………
…… …
566 三角 エーリカ√[sage] 投稿日:2010/10/05(火) 09:59:21.29 ID:1BeZwpQG0
ゲルト「しかしあのハルトマンが自分から、しかも一人で料理をしているところを見る日が来るとはな。」
ミーナ「ええ、本当ね。成長したわ。」
シャーリー「恋ってのはすごいんだなー‥‥なぁ俺? 」
俺「俺にふりますか‥‥」
シャーリー「お前以外の誰に聞くんだよ。」
俺「まあ、いい事なんじゃないですかね、恋しないよりは。
たとえ同姓でも素晴らしいことだと思いますよ。」
サーニャ「‥‥///」
エイラ「‥‥///」
ペリーヌ「‥‥///」
リーネ「‥‥///」
俺「‥‥(多すぎだろ)。」
567 三角 エーリカ√[sage] 投稿日:2010/10/05(火) 10:03:07.87 ID:1BeZwpQG0
エーリカ「よし、あとはこれをそーっと‥‥あっ!! 」
ドンガラガッシャーン
エーリカ「そんな‥‥」
シャーリー「‥‥あはは、残念だったなハルトマン。でもまだ時間はある――」
エーリカ「‥‥ないよ。」
シャーリー「え? 」
エーリカ「もう材料が‥‥」
シャーリー「そ、そうなのか? 」
芳佳「確か‥‥もう‥‥」
568 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/05(火) 10:04:48.69 ID:CJ/QHQuGO
エイラは兎も角、サーニャは家族愛的な物だと思うが支援
569 三角 エーリカ√[sage] 投稿日:2010/10/05(火) 10:06:45.02 ID:1BeZwpQG0
エーリカ「‥‥。」ダッ
俺「あっハルトマンさん!! 」
ミーナ「追いなさい、俺さん。」
俺「えっでも。」
芳佳「行ってください! 」
俺「芳佳‥‥わかった行ってくる。」ダッ
シャーリー「‥‥よかったのか宮藤。」
芳佳「‥‥はい。」
570 三角 エーリカ√[sage] 投稿日:2010/10/05(火) 10:09:27.81 ID:1BeZwpQG0
------------------------------------ 基地 海岸
エーリカ「‥‥。」
俺「ここにいたんですか。」
エーリカ「‥‥俺。」
俺「どうしたんですか。らしくないですよ逃げ出すなんて。」
エーリカ「‥‥くやしかったんだ。」
俺「え? 」
エーリカ「私はウルトラエースらしい。撃墜数も300を超えてる。この部隊では一番なんだよ。」
俺「‥‥。」
エーリカ「でもわたしは‥‥ミヤフジに勝てなかった。」
俺「‥‥。」
571 三角 エーリカ√[sage] 投稿日:2010/10/05(火) 10:13:12.73 ID:1BeZwpQG0
エーリカ「だめだよね‥‥片付けられない、料理もできない。 こんな‥‥女の子らしいところが一つもない子なんて‥‥。」
俺「ハルトマンさん。」ギュ
エーリカ「俺っていう好きなものも取られちゃった。」
俺「‥‥。」
エーリカ「‥‥グスッ‥‥離してよ。」
俺「いやだ。」
エーリカ「みっともないでしょ。離してよ‥‥! 」
俺「いやだ。」
エーリカ「離してよ!! 」
俺「いやだ!! 」
エーリカ「!! ‥‥うわああああぁぁぁああああ!!」
俺「‥‥。」
573 三角 エーリカ√[sage] 投稿日:2010/10/05(火) 10:16:21.28 ID:1BeZwpQG0
エーリカ「私は‥‥銃をもってネウロイを倒すしか取り柄がないんだ!! そんな私が‥‥ック‥‥恋なんて‥‥」
俺「いいじゃないか。」
エーリカ「‥‥え? 」
俺「片付けられない、料理もできない、銃をもって敵を倒すことしかできない。
それでもいいじゃないか。愛されてるんだから。」
エーリカ「‥‥私を愛してくれてる人なんて‥‥」
俺「ここにいるじゃないですか。」
エーリカ「‥‥なに? 浮気? 」
俺「知りません。」
エーリカ「あんたは‥‥芳佳と結ばれる運命なんでしょ‥‥? 」
俺「知りません。」
574 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/05(火) 10:17:28.65 ID:GjE+okDHO
やっぱりミーナさん…酸っぱいのが欲しいって… アレだろ
575 三角 エーリカ√[sage] 投稿日:2010/10/05(火) 10:20:32.27 ID:1BeZwpQG0
エーリカ「な、なにいってんの‥‥あのとき――」
俺「未来なんて誰にもわからない!! 」
エーリカ「!! ‥‥そんなこといったってあんたの存在事態が――」
俺「そんなのわからない!! 知りたくもない!! 」
エーリカ「‥‥。」
俺「そんな運命なんて認めない!! 」
俺「俺は今を生きてるんだ!! 決まったレールなんて走ってやるものか!! 」
俺「俺はエーリカ・ハルトマンを愛してる!! いまも、そしてこれからもだ!! 」
エーリカ「俺‥‥。」
俺「こんなかよわいお姫様は、守ってあげなくちゃ、ね。」
エーリカ「グスッ‥‥わたしも‥‥」
エーリカ「わたしも、恋していいのかな。」
576 三角 エーリカ√[sage] 投稿日:2010/10/05(火) 10:23:59.36 ID:1BeZwpQG0
俺「! ‥‥もちろんですよ。ハルトマンさん。」
エーリカ「‥‥エーリカ。」
俺「え? 」
エーリカ「エーリカって呼んでよ。」
俺「う。い、いざとなると‥‥」
エーリカ「そんな王子様に恋したくないなー。」
俺「‥‥エーリカ。」
エーリカ「それでよし、じゃあご褒美あげる♪」チュッ
俺「‥‥勝てないなあ。」
エーリカ「へへ‥‥///」
578 三角 エーリカ√[sage] 投稿日:2010/10/05(火) 10:27:29.28 ID:1BeZwpQG0
------------------------------------ 基地 食堂
………
…… …
芳佳「でも、ずーっと愛してるって運命も‥‥ないかもですよ? 」
シャーリー「おお、宮藤あたまいいな! 」
エーリカ「む。たしかに‥‥俺、許さないからね。」
俺「は、ハハハ、まいったなこりゃ。」
芳佳「未来の記録では私と俺さんが結婚してないとおかしいんですよね? 」
俺「う。ま、まあそうだけど‥‥」
エーリカ「俺ええぇぇ!! 」
俺「いたたたいたいたいた!! よ、芳佳あんまり煽らな、いだだだだ!! 」
芳佳「冗談ですよ。‥‥でもその可能性もあるってことだけは覚えておいてくださいね? 」
579 三角 エーリカ√[sage] 投稿日:2010/10/05(火) 10:30:53.10 ID:1BeZwpQG0
坂本「‥‥宮藤もいい性格してたんだな。」
ミーナ「ふふ、女って怖いのよ。美緒。」
坂本「わたしだって一応女だぞ。」
ミーナ「わかってるわよ。」
サーニャ「‥‥だって。」
エイラ「エ? その話わたしにふるのか。」
サーニャ「‥‥もう。」
ゲルト「恋‥‥ねぇ。」
580 三角 エーリカ√[sage] 投稿日:2010/10/05(火) 10:34:20.78 ID:1BeZwpQG0
ペリーヌ「大尉だっていつか恋をしますわ。それだけ美しいんですもの。」
ゲルト「そ、そうか。だが、私に取って今は銃とストライカーが恋人だ。
この星からネウロイが消えるその時まで、な。」
ペリーヌ「さすが大尉、マジメですわね。‥‥でも私も同じ気持ちですわ。」
シャーリー「‥‥(ルッキーニもいつかは‥‥)。」
ルッキーニ「? どしたのシャーリー? 」
シャーリー「いや、早く大きくなれよって思ってな。私みたいに! 」ポムポム
ルッキーニ「むー。がんばる! 」ポムポム
リーネ「‥‥みんな幸せになれるといいな。」
581 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/05(火) 10:35:23.19 ID:8DnA0hppO
俺もこんなのを経験してみたかった
583 三角 エーリカ√[sage] 投稿日:2010/10/05(火) 11:00:01.65 ID:1BeZwpQG0
それから俺は扶桑に戻り、必死に医者になるための勉強をしている。 いつか来るこんな未来を夢見て‥‥。
俺「院長! ハルトマン院長!! 起きてください! 患者さんきてますよ! 」
エーリカ「ん~あと3時間~。もしくはアレ。」
俺「はぁ‥‥またアレですか。」
エーリカ「ん。」
俺「それでは、ゴホン。」
俺「‥‥エーリカ姫。お迎えにあがりました。今目覚めのキスを‥‥。」
ガバッ チュッ
エーリカ「ほら、いくよ! 患者さん待ってるんでしょ!! 」バサッ タッタッタッ
俺「ハハ‥‥困った姫‥‥いや、魔法使いだよ、まったく。」
-笑顔の魔法-
おわり
584 三角 エーリカ√[sage] 投稿日:2010/10/05(火) 11:01:03.13 ID:1BeZwpQG0
最後の最後にさるったけど終わりです
キャラも崩壊してるし無理やりだったけどなんとか終わらせられてよかった
585 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/05(火) 11:01:33.07 ID:Nb5HvB060
乙ー
586 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/05(火) 11:04:55.55 ID:GjE+okDHO
なっ、なあ、ミーナさんは、ミーナさんはその…おめでたなのかっ!!!!!! |