ジルダー

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ジルダー - (2009/09/18 (金) 02:15:38) の編集履歴(バックアップ)


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基本情報


略歴

元々は、帝王ラスブロスの腹心であり、ガルゾーマシャラダンと共に単身でルーイガルドからアルファに派遣された将軍。
三人は、まったくゼロの状態から自らの力だけでアルファにそれぞれの領土を持つに至り、三魔王と呼ばれるまでになるが、ジルダーは帝王の命令により、続いてザールックへと派遣される。
彼女は、帝王とルーイガルドという存在を最低限の者にしか告げず、表向きは「各国の連合」という形で実質上の帝王軍ザールック支部の様な軍勢を築き上げる事に成功し、ザールックの魔族系諸国の頂点的存在となる。
しかし、ガルゾーマが討たれたとの報告を聞くと、全ての任務と地位を捨てて、子飼いの部下のみを引き連れてアルファへ向かい、苦楽を共にし、恋人の呼べる存在となっていたガルゾーマの仇であるサヌアを執拗に狙った。
だが、帝王軍特務機関である冷王デルアーミーは、ジルダーが六界を行き来する門である転移ゲートの存在を、他者に洩らすのではという懸念から、彼女を追撃、サヌア、ジルダー、デルアーミーの三つ巴の戦いへと突入していく。

デルアーミーの襲撃をかろうじて逃れ、サヌア傭兵団が偵察の為個人行動に出た瞬間を狙い、強襲するが、その戦いの最中、突然デルアーミーが乱入、それが子飼いの将ベルバットの裏切りだと知り愕然とする。更にジルダー達をその場から逃すため、マシューマまでもが犠牲となり、自分の行動がもたらした結末に呆然とする。

その後、デルアーミーの居場所を知り、先制攻撃を仕掛けるが、それはデルアーミーの罠であった。だが、ジルダーはその罠を噛み破り、方翼をもぎ取られながらも、ついにデルアーミー一派を壊滅させる。

デルアーミーの執拗な攻撃、更には子飼いであったベルバットの裏切りという状況での戦いにより、体も心も傷つきながら、既に意味のなくなった敵討ちを貫き、満身創痍の状態でサヌアに最後の戦いを挑み、彼の手によって散華する。

人物

  • 翼を持つが、これは先祖の誰かに翼在りし者がいたことによる先祖がえりだと思われる。

逸話

  • サヌアと決着を付けるとき、彼にこの様な手紙を送った。「5日後、バスタル平原にて互いの剣舞を披露し、共に狩りを興じよう。我が穿つ矢は3本。剣交える気高き鈴の音こそが、天が罰するべき咎人を決めるだろう  翼の魔王より」挑戦状であるにも関わらず、詩的であることにこだわり、サヌアもこれを「歪んだ恋文」と受け取った。
  • 彼女の最後の言葉は、「今思えば……我等が闘う理由とはなんであったのだろうか……それも、もう思い出せない……我々は、何処から来て……何処へ行くのだろう………空は…無限に広がる翡翠色の空は………どこまでも………美しい……」であった。
  • 戦いの後、サヌアが残した彼女の墓には、「この世界で最も純粋な片翼の天使、翡翠の空を見渡す 白き乙女の夢、此処より永遠に」と刻まれた。

関連項目