基本情報
略歴
幼いころより幼なじみの
レイアと共に傭兵活動で生計を立てていたが、1737年に
ロリスザード、
ダイルーガと出会い、気が合ったことから彼らと傭兵団を組み行動を共にすることとなる。
大敗から軍備の再建に奔走する
アルビス国だが、派閥争いにより主柱の
カルディナが左遷されると、
ルティエの要請を受け、サヌア達は
カルディナ復職の為に水面下で力を貸した。
同時期に、
三魔王ジルダーを討ち、彼女との私闘に決着を付けると、その生き様に敬意を評し、彼女の羽をお守りとして身に付けた。
こうして、傭兵でありながら数々の戦いで勝敗の鍵を握る最重要の局面を任されるが、その一方で
人体発火事件の調査も依頼されている。
単純に戦いだけではなく、調査、分析能力も買われてのことだが、この事件の調査中に、
リヴォル帝国の将
ベルンハルトと行動を共にした。(ただし、互いに身分を偽っていたため、正体は知らないままである)事件を追ううちに、
人魔融合を目論む
ジルダーの子飼いだった
ベルバットの影を見つけ出し、決着をつけるべく向かうが、そこに
ガミランが横槍をいれ、更に
人魔融合を完成させた
ベルバットの驚異的な力の前に一時撤退する。
その直後の
バスティアーナ要塞攻略戦にも中心人物として参戦し、「少数で何かしらの奇跡を起こす戦い」では常に指名を受ける存在となっていた。
また、公式史料はないが、
ゴルゴダの乱で行方をくらました
チカを発見し説得して帰参させたのも、
南方六界連合軍の元へ単身赴き繋ぎをとったのも、
サヌア傭兵団と言われている。
これらの活躍が事実なのか、後の「物語・伝説」として次々と彼らの手柄に変換されたのかは、いまとなっては確認する術はない。
人物
- 何者にも縛られない自由傭兵を信条としてきた男。その由来は、難易度の高い任務を簡単にこなし、風の様に次の国へ渡り歩く姿からついたと言われる。
- 性格は女好き、酒好きな軽い男で、ノリだけで生きるため、何事においても失敗することが多いが、反省もない。ただしそれは私生活においてのみであり、傭兵として受けた仕事はどんな無茶なものであっても、ほぼ全てやり遂げた。
- 彼自身にその意思はなくとも、自らを中心に、人々の運命を渦巻かせる存在であった。
- 音楽にも通じ、楽器を演奏することができ、同じく楽器を扱えるロリスザード、レイア、シーナと共に自らの演奏で酒場を盛り上げる事もあった。
- ロリスザードと出会う以前のサヌアの行動はほとんど記録がない。それは、旅の途中とはいえ仮にも一国の将軍であるロリスザードと違い、本当に一傭兵に過ぎなかったサヌアは、それまでの人生を記録する者がいなかった為である。その為後世の創作物語において、彼の少年時代は格好の材料であり、数多くの物語が作られている。
- ジルダーと決着をつけると、その墓標に「この世界で最も純粋な片翼の天使、翡翠の空を見渡す 白き乙女の夢、此処より永遠に」と刻んだ。
関連項目
最終更新:2024年07月06日 01:34