概要

バルドの国替えとは、アルファ693年4月、シャリアル国とバルド国で行われた領地交換であり、ルーディア包囲網を組んでいた両国が、決して同列ではなく完全な上下関係であることを内外に示すこととなった。

シャリアル バルド

シャリアル国は国替えにおける様々な利点を並べたが、それらは当然形だけのものであり、実質上「ベルザフィリス国に対して盾にする」為の領地交換であった。
また、エィディスの戦いでの敗北の全原因がボルゾックにあると信じ込んだメスローによる私怨もあった。

近年の研究では、既にボルゾックメスローの力関係が逆転していた為、メスローは、ボルゾックがこの命令に従うかどうか試してみただけで、「拒絶されても構わない」程度の軽い提案だったという説もあるが、どちらにしても、この提案を受けたボルゾックは、怒り狂いながらも、現在の立場と力関係を知って、命令に従いイージル城へと移り、メスローの思惑通りベルザフィリス国との戦いにおける「盾」にされることとなる。


民衆の反応

蜉蝣時代の特徴として、彼らは国を名乗っているが、本来これらはルディック帝国における区だったこともあり、当時の民衆としては、他国との戦いと言うより、国内における内乱という認識が強かった。
その為、ここでいう国替えとは、トップの人間の「任地」が変わるだけであり、民衆が移動するということはない。
例として、かつてゴアル国やゾリメック国がロードレア国に帰順を申し込んだ時も、他国に併合されるというより、同国内における合併という認識だったため、民衆に大きな混乱はなかった。


国替え前後の勢力図


693年2月時の勢力図(国替え前)


693年6月時の勢力図(国替え後)


関連項目



最終更新:2024年07月26日 03:57