基本情報
略歴
シャリアル国主。
若くしてすでに野望を抱き、
バルディゴス討伐連合軍(684)の誘いがくると、これこそ待ち焦がれていた時代が来たと嬉々として参戦。
戦いの最中に連合の破綻を予期すると、この戦いでいずれ敵となる将軍達の器量を見続けていた。
一時は大勢力を誇ったメスローも、
ベルザフィリス、
ロードレアという台頭してきた大国との戦いによって徐々に衰退。
リューグ国との
エルキバーナの戦い(694)に勝利したとの報告が届いたときは、珍しく諸将を招いての宴を催すが、その後各国境部隊が崩壊を始めると、国内の不満を払拭する勝利を得るため、699年、新興国の
フェルスデッド国へ全兵力を向け、自ら出陣する。
しかし、この
ラケイトの戦いにおいて
ベルザウスの策にはまって大敗を喫し、包囲網からの脱出を図るが、火計にはまって焼死する。
国主自らが大軍を擁して敵国に攻め込みながら、敗死した国主としては、
ルドリア、
カルディスに続く三人目となる。
人物
- 野心家であり、それを実現する才能もあったが、彼にとっての不運は生まれた国の地形的な不利があった。ロードレア、ロー・レアルス、ベルザフィリスを同時に相手にしなければならない唯一の国であったことは同情されている。(フェルスデッド国もこの三国に囲まれていたが、既に戦乱後期だった為、別扱いされることが多い)
- エィディスの戦い(692)では、山中の行軍で闇夜を明るくするために麓の村に火をつけるという蛮行を行った。他にも彼の猟奇的なエピソードはいくつかあるが、ルドリアやザグルスの様に、人心が離れる様な露骨な行動を国内ですることはなかった。(ただし、国外においては平然と行っていた)
関連項目
最終更新:2024年07月22日 03:23