基本情報



略歴

バルド国主。
ルディック帝国が領地内に各区を作ったとき、バルド区には特に名門貴族を集めたため、他の区に比べて格式が高い名門という自負があった。
その威光はボルゾックの代に至るまで続いていたため、対面や誇りにこだわり続けたが、既に時代は家柄ではなく実力が求められる乱世へと移り変わっていた。

皇帝暗殺に端を発した混乱後、バルディゴス討伐連合を提案した「ロールソレアの密書」が各地に送られたが、そのほとんどがバルディゴスの追手によって葬られた。
しかし、ボルゾックの元に送られた使者だけは、満身創痍になりながらもこの書状を届けることに成功した。
ボルゾックはその密書を読み、他者には密書が届かなかったことを確認すると、まるで自分が提案したかのように振る舞ってバルディゴス討伐連合軍を結成させる。
「提案者」として自らその盟主となるが、連合軍を統率することはできずに寄り合い所帯にさせてしまう。
元々彼にレイディックディアルメスローといった国主を統括する指導力などなかったのだ。

連合解散後はかつての盟主という肩書きで周囲に圧力をかけようとするが、指導力のなさを露見させた盟主にだれも傾きはしなかった。
それでもメスローザグルス等と共に反ルーディア包囲網を結んだときは、一時的にルーディアさえも脅かすが、メスローと連合軍を組んだエィディスの戦い(692)でルーディアの前に敗北、その後、力関係が完全に逆転したメスローに、国替えを提案(実質上の命令)されるという人生最大の屈辱を受け、ルーディアの攻撃からメスローを守る防波堤になるために領土を移動させられる。(バルドの国替え

しかし、その役目を果たすことなく、695年ベルザフィリス国の総攻撃を受け、ディルセアラゴベザスデイロードの前に主力部隊は壊滅。
炎上する城と運命を共にした。


関連項目



最終更新:2024年08月19日 20:55