基本情報



略歴

アガルティア国の姫で、国民から絶大な支持を受けている。
彼女は「聖なる者と結ばれれば光の子を、悪しき者と結ばれれば闇の子を授かる」といわれ、勇者との子を産めば、それが魔王ベリスを倒すと考えられた魔王討伐の鍵となるべき姫であった。
これは、フレーディアは特異的なルーナを持ち、配偶者のもつ力を増幅する子を産むことができたためと推測されている。

それを知ったシャトリアは、ただでさえ国民の人気の高いフレーディアが魔王を倒す最大の功労者になってしまえば、後継者争いに敗北すると危惧、彼女を守るという名目で首都から移動させ、ひそかにその居場所の情報を魔王ベリス軍に流して拉致させた。
しかし、勇者リエルシャルナたち武器に見初められし者一行によってフレーディアは救出され、更にシャトリアは今回の暗躍が露見したため継承権を剥奪、それによって正式にアガルティア国を継いで王女となる。

しかし、魔王ベリス軍の本格的な侵攻によって首都は陥落、魔王に膝を屈して属国となる。
その魔王ベリスシャルナが討つが、一連の戦いで勇者リエルを失い、更にベリスの娘であったシャルナ自身が魔王の後継者となり、属国ではなく完全併合のため再びアガルティア国への侵攻を開始する。

混乱の中、かろうじて国外に脱出したフレーディアは、各国を流浪しながら「聖なる者」を探し出し、勇者となる赤子を授かる。(この時のフレーディアは、正気ではない形相で、少しでも可能性がある候補者と次々と関係をもったという)
ガーマス6238年、父が誰なのかわからないまま勇者として育った子は魔王シャルナを討つが、既に母の思いを重荷にしか感じていなかったことから、アガルティア国を再建するのではなくそこに自らの国を建国した。
こうして、祖国の復興を夢見ていたフレーディアだが、願いを託した息子によってその夢は潰えた。


関連項目



最終更新:2024年07月07日 04:07