基本情報

  • 型式番号   不明
  • 製造メーカー パラスティア軍工房
  • 主な装備   速射砲、シールド、拡散砲、クロー


概要

スレイヴギアウィルス事件を引き起こした男が軍の兵器開発部にいたときに作り上げたスレイヴギアのひとつ。

他のスレイヴギアとは一線を画す特異で巨大な機体には、様々な火器と強力なシールドが装備され、長時間の飛行も可能となっているが、現状のスレイヴギア部隊で戦局を圧倒していたことから、登場の出番はなく地下工場の最下層部に安置され、実戦に使われることはなかった。

その後スレイヴギアウィルス事件が勃発し、その存在を知られることなく時が流れたが、各地の工場で汚染機と戦う武器を探していたクロスクリムゾンによって発見される。
だが、起動そのものはするが、ロックの外せない用途不明な機構が数々あることに不穏なものを感じて封印されていた。

しかし霧の箱舟作戦において、狼々が仲間の全滅を危惧して無理やり装備する。
その際ルーナの波動は誰のものでも起動し、暴走ウィルスも仕込まれていなかったが、操縦者であるコアユニットに直接チューブが差し込まれ、コアユニットルーナを吸い取るだけのただの部品とすることで、制御のきかない無差別攻撃をはじめた。
最終的にはホワイトフォックス隊、クロスクリムゾンによって破壊された。

後の解析によると、ラストジャッジメントの暴走は「起動した時点でスレイヴギアウィルスが既に蔓延していること」が発動条件だったため、スレイヴギアウィルス事件は、「開発者すら意図していなかった暴走」ではなく、「世界を荒廃させるため、最初から仕組まれていた計画」であるという説に信憑性を与えた。


最終更新:2024年07月11日 14:16