概要
戦闘に至るまでの背景
レイは、本来
ホワイトフォックス隊のメンバーではなく、コールドスリープを続ける彼女たちを守備していたAI型
スレイヴギアであった。
彼女は眠り続ける
ホワイトフォックス隊を見守り続ける日々を送るうちに、人間という存在にはどこまでのことができるのか試したいという感情が生まれ、
ホワイトフォックス隊を目覚めさせ、定期メンテナンスと称して有人機が無人機に見える認識疎外を施し、この混迷の世界に過酷な旅をさせていた。
その後、
アイが、誰の
スレイヴギアでも装備できるということを知った
レヴォネは、彼女の先天的な特殊な
ルーナ、通称「ゼロ型」に興味をもち研究、汚染
スレイヴギアから強制的に装備権を剥奪するウィルスを発案する。
その完成をまつ傍ら、
ホワイトフォックスはメンバーを2手に分けて、西の果てとかつての首都ミドルースの探索をはじめる。
こうして時はながれ、12月に
ホワイトフォックスと
クロスクリムゾンは合流。
同じころ、
レイもまた汚染
スレイヴギアを集結させていた。
彼女は、人類の可能性を信じると同時に、「それ相応の試練を与えなければならない」とも考えていた為、迎撃の準備を行っていた。
連合軍は
レイの基地を探す為、各地を偵察していたが、
ディーマイナが集結する汚染機を発見、追尾してついに基地の居場所を見つけるも、自身も発見され攻撃を受ける、撃退しつつも翼を破損し、かろうして森に不時着するが、身動き取れなくなったところを狼たちに襲われて落命した。
ディーマイナの犠牲によって判明した基地に全軍総攻撃を仕掛けることとした連合軍、濃霧の中の奇襲だったことから、作戦名は「霧の箱舟」と名付けられた。
両軍の戦力
戦闘経緯
更に、基地に突入するにもダミーの扉があったことから、
アオゾラは、自身の武器の特性をいかして、突入口を発見するべく突出する。
本物の扉を発見し仲間に座標を伝達、そこに攻撃を仕掛ける様に通信を送るが、自身も既に限界まできていた為その砲撃によってシグナルロストする。
アマリリス、
フィオナは基地に突入、待ち受ける
レイと激戦を繰り広げる。
攻撃によって発生した火災によって、防火シャッターが自動作動して降りてくるが、
フィオナが自らのシールドで身を挺して食い止めるも、シャッターによって切断される。
しかし、真の目的である自分に注意を向けさせている間に
レピリカと
トワリを密かに突入させることには成功し、ウィルスの散布に成功する。
これにより、一度は機能を停止した汚染機だったが、再起動を開始し、更にバーサーカーモードを発動させる。
完成させたばかりのウィルスに対してなぜこのような現象が起きたのかは、「ウィルスが完璧ではなかった」、「どんなウィルスであろうと関係なくバーサーカーモードを発動させるプログラムが
レイによって追加されていた」など、仮説はいくつかあるが現在も謎となっている。
戦いの結末
アザミ、
零式・改は機能停止し消息不明となり、かろうじて救出された
狼々も、自身が行った事のショックから幼児退行する。
多大な犠牲を払いながらも作戦は成功し、汚染機の活動は停止した。
その後、
レピリカや生き残った
クロスクリムゾンメンバーは
ホワイトフォックスに合流、完成したウィルスを使って各地を転戦し、残された汚染機を機能停止させていき、9688年最後の汚染
スレイヴギアを無力化させた。
人間の可能性を観測したかった
レイは、その代償も必要と考えていたのか、汚染機と自分を共有させ、汚染機の消滅と同時に自らも眠りについた。
こうして、汚染
スレイヴギアに怯えて暮らす必要のなくなった世界は、ゆるやかだが復興をはじめる。
最終更新:2024年07月31日 02:04