基本情報



略歴

ヴァーグリア国将軍、ヴァーグリア国でも名門中の名門フェンザー本家の一人娘であり、彼女が武人の道を志すと知ったとき、両親は怒り狂い、次に嘆き悲しみ、最後は泣いて辞めるように懇願し、傍流家では万一彼女が戦死した場合の後継者争いに火がつき、一時フェンザー家は大混乱に陥った。
そんな混乱を乗り越え、任官後は次々と堅実で優秀な戦果を収め続け、再三の竜技七将軍への就任の要請があったが、家名による任命だと受け取られれば竜技七将軍の名に傷がつくと考え、辞退し続けた。
しかし、1734年にロリスザード達が竜技七将軍されるにつき、それまでの功績の積み上げからロリスザード達が任命されて自分が受けないのはむしろ彼らの名誉を穢すと考え、ロリスザード達から数ヶ月遅れて竜技七将軍の一人に任命された。

その後は1736年クライニースの戦いガルシーダの戦いに参戦して勲功をあげる。

ロリスザードが旅立った後、ヴァーグリア国は全軍を出陣させる様な大きな戦いこそなかったが、エリスは周辺魔族との間でおきた小競り合いを平定し、1741年に勃発したガルシーダ国残党軍による首都強襲事件では人質となった王族を救助するという勲功をあげ、1742年のクーデター未遂事件等に関与、これらの事件を水面下のうちに平定している。
ただし、クーデター未遂事件においては、内通者がいた不名誉などから詳細については伏せられており、全容については分かっていない。
1744年にはヴァン・フレイ国首都奪還戦にも参戦、以後もヴァーグリア国の中心人物として国を守り続けた。


人物

  • スピードをいかした二刀流を武器としながら、剣の柄に仕込んだ法術を飛び道具の様に扱う。
  • 名門の育ちから、金銭感覚が常人離れしたところがあり、首を傾げるような物に大金を払ったり、信じられない量を買い込んだりする一方、変なところで節約する癖があった。
  • 親友だったティナから、「エリスは一番肝心なところだけは空気が読めない」と苦笑したことがある。一方、エリスはティナのことを「泣くように笑う子」と評して周囲を戸惑わせたことがある。
  • 医学の知識も豊富であったが、マルタナとは異なり、戦場で治癒行為を行うことはほとんどなく、あくまでも戦闘に集中していた。ただし、ガルシーダの戦いにおいては治療部隊の指揮も兼任、従軍医としての功績においても表彰を受けている。


関連項目



最終更新:2024年08月23日 03:36