基本情報
略歴
ロードレア国譜代の将軍。
ある日
レイディックが諸将を招いての宴の席で十人の将軍を呼び、それぞれの勲功を誉めた後、十の褒美を並べて好きなものを選べと言う座興をしたことがあるが、その十人に入っていたバドスは迷うことなく剣を選んだ。
レイディックになぜ剣を選んだと聞かれると、いまは宴の最中、酔った国主を暗殺する者がいても不思議ではないため、危険な刃物を真っ先に私が片づけたと答えた。
その一件で
レイディックの信任は更に厚くなり、「その決断は岩をも貫く」と称された。
戦場での活躍は少ないものの、外交使節として各国へ飛び交い、説得を一つ間違えれば現地で斬られるという危険な役目を数多くこなした。
その使者に選ばれたのがバドスだが、これは
アルヴァドスに「
ヴェリアは自分と手を結ぼうと考えている」と信じ込まさなければならない難題の使者であった。
出立前夜、かつて
レイディックから授かった剣を故郷の妻子に送ると、単身
アルヴァドス陣へ向かい、
ヴェリアの策を献策、疑う
アルヴァドスに対して、自らの首をかき切り、決意を見せることで説得を遂げた。
死後その家族は
ヴェリアに篤く遇された。
関連項目
最終更新:2024年08月18日 04:09