基本情報
略歴
親衛隊から部隊長に抜擢され、
ゼイレアンの戦い(690)にも参戦、
レイディック直属の部隊としてそれからも戦場をかけ抜けるはずであったが、691年辺境の反乱鎮圧において思わぬ苦戦を強いられていた。
この時、後方で待機していた
レイディックは一歩も動かず、アルヴァドスはこの戦いで二人の弟が戦死し、
ラディアの救援でようやく救出される。
この行き違いは、情報伝達が機能しなかった為の不幸な事故であったが、弟の将来に期待していた父
ヴォレンとの間に確執がうまれたアルヴァドスは、「アルヴァドスが反乱の首謀者と同郷だったため、共謀しているのではと警戒したのではないか」という噂を信じて、これ以降
レイディックに対して深い遺恨を残す。
これらの不幸が重なり疑心暗鬼に陥ったアルヴァドスは、
シャリアル国との決戦の最中反乱を起こして
レイディック本陣を襲う。
混乱に乗じて
レイディックを討ち取るも、政権を握ることはできず、自分の領地に戻りかろうじて体勢を立て直すが、
ヴェリアを始めとする次期国主を狙う将軍達に追い回されることとなる。
人物
- 彼がレイディックを討ったのは、計画的なのか突発的なのか、それはいまだに謎とされているが、どちらにしても、自身が戦死するギリギリまで追い詰められた戦いにおいて、目の前にいたレイディックに何度も見殺しにされた(とアルヴァドスは感じた)こと、そして豹変していく彼によって捕虜虐殺の不名誉な任務を強いられ、今後それらの要求は更に厳しくなっていくだろうという強迫観念にとらわれたことが、反乱の原因であるといわれている。
- 反乱の理由がはっきりしていないこともあり、後世の物語においての彼は、時に野望にもえる男であったり、時に精神的に脆く脅迫概念にとらわれた男であったり、更には別の黒幕によって操られただけの男であったりと、様々な人物像で描かれ、その性格は統一性を欠いている。
関連項目
最終更新:2024年08月14日 22:54