基本情報
略歴
国を守護する存在を同時に失ったことに動揺した民衆を鎮めるため、神官たちは偶然その日神殿の近くに捨てられていた双子の子を、
神座の生まれ変わりとして育てることとした。
だが、神官たちは知らないことであったが、皮肉にもこの双子は本当に「一時眠りについていた」状態の
風の巫女と
羅封将であった。
たまたま最初に名前をつけた刹那は
風の巫女として育てられ、幼いころから日々神殿に篭り、祈りを捧げる日々を送っていた。
しかし、
ザールック1482年、
牙の国は
リグライナ帝国の侵攻を受ける。
自分の祈りが何の意味もなかったことを痛感し絶望する刹那だったが、妹の舞に連れられて国から脱出、逃避行を続けることとなる。
レイド国、
ヴィッツ国へと渡り歩くが、舞が帝国との戦いを決意し、反帝国組織である
クロスビルに身を投じるのに対して、刹那はこの戦いと無縁の場所で自由に暮らしたいと思っていた。
▲クロスビル所属時代の刹那
それでも、舞と共に反帝国活動を続けるが、
ザールック1484年、
ヴィッツ国と
リグライナ帝国による泥沼の決戦となった
フィリアの戦いが終了した直後、突如現れた
ラグダーナによって、自身が
羅封将であったという過去の記憶を蘇させられる。
それに伴い、仮の姿であった人間の外見が崩壊し、
羅封将の姿と記憶、能力を取り戻す。
更に、舞こそが
風の巫女だったことも理解すると、それまで溜め込んでいた鬱憤が爆発、舞を心底憎み、刹那を探しに来た彼女に斬りかかると、その場から去っていった。
▲羅封将として覚醒した刹那
その後、自らの目標を失った喪失感からか、単純に自身の強さを確かめるため、確たる信念もなく
ラグダーナに勝負を挑み、互角の戦いを演じた。
更に
牙の国に戻ると、自分たちを拾った恩人であり、同時に自分を
風の巫女として育てて自由の全てを奪った復讐対象でもある神官たちを殺害、
風の巫女として覚醒した
封牙舞との決着をつけるべく、待ち構えた。
二人の戦いは舞の勝利に終わるが、最後まで自分を呼び戻そうと手を差し伸べる舞に対して、刹那は怨嗟と呪いの言葉だけを投げかけながらその手を振り払ったという。
人物
- 剣術に関しては、舞をもしのぐ天賦の才を持ち、クロスビルに身をおいてからその実力を開花させている。
関連項目
最終更新:2024年07月08日 04:04