基本情報
略歴
ザールック1465年、それまで
牙の国を守護していた
風の巫女と
羅封将であったが、自由を求めて
羅封将は出奔、後を追いかけた
風の巫女だったが、相打ちして果てた。
国を守護する存在を同時に失ったことに動揺した民衆を鎮めるため、神官たちは偶然その日神殿の近くに捨てられていた双子の子を、
神座の生まれ変わりとして育てることとした。
だが、神官たちは知らないことであったが、皮肉にもこの双子は、本当に「一時眠りについていた」状態の
風の巫女と
羅封将であった。
神官は、たまたま最初に名前をつけた
封牙刹那を
風の巫女として育てた一方で、舞に関しては比較的自由に育てた。
しかし、ただでさえ刹那を
風の巫女として育てることに不満を持っていた一部の民衆に加えて、「双子として生まれたことで、巫女の力を半減させている」という流言を信じた者たちによって、舞は迫害を受けることもあった。
それでも舞は、国を守るために祈りを捧げる姉を尊敬し、姉の役に立ちたいと剣術の修行に明け暮れ、
牙の国随一の剣の使い手にまでなったが、
ザールック1482年、
牙の国が、
リグライナ帝国の侵攻を受け占領されると、刹那を連れて国を脱出、放浪の旅の末に
レイド国にたどり着き、
リグライナ帝国への反抗作戦に参加していく。
▲クロスビル所属時代の舞
舞は、最後まで刹那に救いの手を差し伸べたが、その手は振り切られ、怨嗟の声だけを舞の耳元に残して
羅封将は散った。
▲風の巫女として覚醒した舞
その後、舞は歴史の表舞台には一切姿を現していないが、
牙の国には留まらず、旅に出たことだけは判明している。
後世、各国に残るおとぎ話の中には、「これは封牙舞だったのでは」と思わせる少女がいくつか散見されるが、その真相を追究することは今となっては不可能である。
人物
- 誰にでも優しく、健気な娘だが、責任感が強すぎて全てを自分のせいだと思い込む事も多い。
- 自身の正体を知るまで、姉の刹那が風の巫女だということに一切の疑いを持たず、自分が双子として生まれたため、姉の力を半分奪ってしまったのではないかと長い間悩み続けていた。
関連項目
最終更新:2024年08月07日 01:17