概要
戦闘に至るまでの背景
ラグライナ帝国は、
カルディアを中心に街道の大整備を行っていた。
これは、戦乱の時代を終わらせ新たな繁栄の時代を迎えるべく、交通と流通を発展させるための
ルディが望んだ一大事業であった。
だが、当時
帝国内乱戦争の混乱に便乗して、独立を宣言し自治都市を名乗った
シュツットガルドは、この街道整備が、自分達への進軍の布石ではないかと不安に思っていた。
更に、独立宣言時に駐屯していた帝国兵を撃退し捕虜を虐殺していた為、その報復を恐れていた。
シュツットガルドとしては、
帝国内乱戦争が長期化することで自分達の存在感は増し、どちらかが手を結びにくることで、立場も強化されると思っていたが、想像以上に早く
ラグライナ帝国は再統一されてしまい、完全に戦々恐々とした日々を送っていた。
これらの要素に加えて、
セリーナが
暁の守人を使って帝国がこの地を蹂躙するという噂を流し、進軍はもはや事実と判断した
シュツットガルドは、街道工事中の工兵に軍勢を派遣した。
両軍の戦力
戦闘経緯
戦闘そのものは、自暴自棄となった
シュツットガルド軍を帝国軍が一方的に駆逐する戦いに見えたが、その裏では
セリーナがこの戦いを扇動し、
シュツットガルド軍は「帝国軍が一時的に後退した」という彼女の偽情報に釣られて出陣した可能性が高い。
戦いの結末
その後、
シュツットガルドは都市にて守りを固めたが、
ラグライナ帝国はそれ以上の攻撃はしなかった。
だが、この戦いは
クレアムーンに大きな影響を与えた。
今回の出陣が「再統一を果たした
ラグライナ帝国の侵攻の再開では」と懸念した
クレアムーンは、
ラグライナ帝国を警戒。
それを察した帝国も、
ルディの国書を送り、今回の戦いは偶発的な事故と説明したが、一度疑惑をもってしまった
クレアムーンにとっては、全ての言葉に裏があるのではと、疑念を持ち続けることとなった。
最終更新:2024年06月29日 05:03