基本情報



略歴

14歳の時ラグライナ帝国の兵役につくが、新人の頃に城内でちょっとしたミスを犯し上官に叱られていた。
そこにたまたま通りかかり助けてくれたのがルディであり、彼はその優しさと美しさに一目ぼれした。
ルディ様に見てもらいたい!」という想いだけを胸に、がむしゃらに剣の修行にうちこみ、数々の功績を上げ18歳の春に兵卒から将軍になった。

しかし、部隊の副官でありながら自ら最前線で剣を振るうことに固執、個人の戦果と引き換えに部隊統率は壊滅的であり、援軍として到着したクァル・アヴェリの戦いの序盤戦で壊滅。
これを憂慮したエルは、彼の親友でもあり、後方支援に定評があるユウ将軍と組ませることで、「前線のラビー、後方のユウ」という相性のいい部隊を作った。
実際に指揮を執っていたのはユウ将軍だったが、なぜかこの部隊の名目上の指揮官は、ほぼ前線に出たままでろくに指揮をしていないラビーだと思われていた。

この新編成は、クァル・アヴェリの戦いで期待以上の戦功をあげる。
その後ガルデス共和国首都を目指して進軍したが、ノスティーライナの戦いにおいてラヴェリア自らが指揮する部隊による奇襲を受けると、これをかろうじて撃退。
その直後にラヴェリア事件がおきた為、共和国攻めは一旦中断され帰国する。

1257年、セルレディカ崩御により勃発した帝国内乱戦争においては、当然の様にルディを擁護して神聖帝国の一員となる。

内乱が勃発したとはいえ、それまで共に戦った帝国将軍同士ということもあり、多くの将兵は睨み合いの膠着状態を序盤は続いていたが、ティルの戦いにおいて彼は躊躇なく突撃をしかけ、「ラグライナ帝国の将軍同士が最初に戦火を交えたきっかけとなった将」という名を残すこととなる。
軽挙妄動を制するする筈だったユウもこの戦いでは共に突撃したことから、一説によると、レオルバルディに対する罵詈雑言を行ったとも言われている。

1258年ハルバートの戦いにも参戦するが、この戦いではアリスの猛攻によって壊滅寸前にまで追い詰められた。
1259年、帝国内乱戦争の終結により、ラグライナ帝国将軍として帝位に就いたルディを盛り立てていくこととなる。

ルディ没後、その志を継いで旧帝国貴族との戦いに従事する傍ら、同僚のカレンと結婚。
アレシア連邦が安定期に入ると、将軍を辞してカレンと共に料理店を開いた。


人物

  • 妙にテンションが高く、一言で表すと「変な奴」であった。戦闘においては奇行も目立つが剣の腕は本物で、戦果はあげていた。
  • 剣の修行は既に趣味と化している。それで体力を消耗するのか、会議などで昼寝をしている姿がよく目撃されていた。
  • 仕官以来の付き合いであるユウとは公私に渡る相棒、第3次モンレッドの戦い以後、二人の部隊は統合され、ユウが副官として兵を操り、ラビーは思う存分最前線で剣を振るった。
  • 将軍として職務を続けつつ、妹ラビィへの仕送りは欠かさない妹思いの一面もあった。
  • 兵卒だった頃、敵でありながら戦場で命を救ってくれたキロール将軍を尊敬している。
  • ユウの紹介で初対面したカレンを男と勘違いして、盛大に吹っ飛ばされた。後にカレンの異名の一つである「鉄の猪」を生み、広めたのがラビーである事は、墓の中まで持ち込んだ秘密であったが、後世になって同僚の日記から始めて真相が暴かれた。


関連項目



最終更新:2024年06月29日 13:50