基本情報
略歴
セルレディカ崩御後、後継者になるべく
カルカシアの神殿にて身を清めていたが、ルディの帝位継承を認めない妹
セリーナが、姉に対して反乱を起こし
リングオブクラウンを奪取、帝位を継承する。
この妹の暴走にも当初は特に反応を示さず、
セリーナが帝国をまとめてくれるのなら、それでいいと隠遁生活を始めようとしたルディであったが、長女擁立派の派閥に誘拐同然に連れ去られ説得を受けると、妹
セリーナの暴走を止めるという決意で
神聖帝国女帝となる。
1258年
ハルバートの戦いに自ら参戦し、
セリーナと対陣。
この戦いは引き分けで終わるが、ルディ自身は戦場ではなく話し合いでの和解の道を模索していため、その後も
セリーナとの和解の機会を求め続けた。
だが、彼女の望む「平和的解決」は所詮は夢想であり、実際は
ミナがルディの知らない水面下で行った謀略により、
セリーナ失脚という形で
帝国内乱戦争は終わりを遂げる。
こうしてルディは、2年の空白期間を置いて正式に父
セルレディカの後を継ぎ、
ラグライナ帝国皇帝として即位した。
その後、
ガルデス共和国、
クレアムーンとの完全和睦を考えたルディは、
レディスと両国の中心点となる
キリグアイで和平会談を成し遂げるべく
ラディスを使者に送った。
だが、ようやく動き出した和平への道は、
レディスが暗殺団に襲われ帰国したことにより頓挫、両国は
キリグアイの戦いを迎えることとなる。
この戦いで勝利を収めた帝国軍だが、ルディは帰国を命令。
あと少しで長年の宿敵であった
ガルデス共和国を完全に併合できると、父の代から仕えてきた前線の将軍達は怒りだしたが、ルディ自らが最前線に立ち、全軍の撤退と自分の目的はあくまでも和平だということを強い口調で要請。
普段の温厚な顔とは全く異なる決意に満ちた表情に、諸将も撤退を承諾した。
まずは三国がそれぞれの自治を維持したまま統一国家となる
アレシア連邦化が提案され、すべてが順調に動き始めた1265年、平和への課題を片付け続け、疲労のたまったルディが過労により逝去する。
これを機に、
ラグライナ帝国では連邦化に伴い特権を奪われた旧帝国貴族達の武力蜂起へと繋がる。
しかし、ルディの残した平和の芽は、残された将たちを中心に確実に実を結び、ついに混沌の残り火を全て消した。
ルディは
アレシア連邦の母として、平和の代名詞として以後も称えられることとなった。
人物
- 父セルレディカが残した戦乱の火種を、その調和と協調と慈愛の水によって沈め、戦乱を終わらせるバスティアの会談を実現させた聖女として後世に名を残すが、彼女の権力への無欲さが帝国内乱戦争を引き起こしたという皮肉な事例も無視することは出来ない。
- 優しすぎる性格は時に民をあまやかし、治世を誤った方向に導くことを知っていた為、内政については慎重なまでに配下の将軍と会議を重ねた。
関連項目
最終更新:2024年07月07日 20:58