基本情報



略歴

リアムス三牙王の一人。
二刀流の剣士で、戦を嫌っているが、剣の師範の家系に生まれ、その才能があったために将軍にされてしまう。

シグリア攻略戦に向かうグラスシード隊と偶然遭遇し横槍を入れるが、元々別の任務の為に移動中だったこともあり、このときは本格的に戦うことはなく撤退している。
その後、陥落したシグリアの都に潜入、ここで偶然グラスシードと出会うこととなる。
先の戦いで顔を合わせていた事もあり、お互いのことにすぐ気が付くが、街中で剣を抜くことを同時に躊躇したことから二人は妙な親近感を持ち、セリカは自分を見逃してくれたことのお礼にペンダントを手渡した。

その後、クルーディア帝国とサムルトン国が連合軍を組み、リアムス国に遠征を開始、ランドヴァルク作戦が実施される。
セリカもルーニアの戦いドゥカースの戦いと連戦するが、撤退する仲間を逃がすために戦場に踏みとどまり捕虜となる。
その情報を聞いたグラスシードは、フェリサスに頼み、セリカを賓客扱いする様に約束するが、その際難色を示すカスターに賄賂としてカオスクラウンを手渡してしまう。(ただし、この時は単に宝玉のついた豪華な王冠としか思われていなかった)

しかし、6894年突如セリカは帝都において公開処刑された。
罪状は、近年帝国で流れたさまざまな怪情報(皇帝ファルスが崩御した等)は、すべてセリカが扇動していたというものであったが、誰に目にも冤罪であった。
処刑の指揮をとったのがカスターであった為、当初グラスシードは、自分とことごとく対立するカスターがセリカとの仲を聞きつけ、彼への個人的復讐としてセリカを殺害したと信じていた。
しかし、後にフェリサスが帝位を簒奪し皇帝を名乗り、グラスシードと対立すると、「将来を見据えてセリカを自分の陣営に招こうとしたが、拒否された為フェリサスの命令で処刑された」という事実を知らされることとなる。
セリカと出会ったことで、ようやく姉シルフィへの片思いという呪縛から解き放たれようとしていたグラスシードであったが、彼女を奪われたことにより一時期精神を病み、サムルトンに攻め込んだ時には捕虜を虐殺しようとして、諸将に止められようやく正気を取り戻したという。


人物

  • 戦いを嫌いながらも才能を持ってしまったが為、周囲の人間の期待が重圧となっていた、三牙王の二人だけが唯一心を許せる処となっていたという。
  • グラスシードとの面識はなく、街で邂逅した時に思わず自分から正体をばらしてしまったという説もある。


関連項目





最終更新:2024年08月16日 01:18